スポンサーリンク

Tey D, et al. Population response to change in infant feeding guidelines for allergy prevention. J Allergy Clin Immunol 2014; 133:476-84. 

海外での離乳食導入時期は早くなってきている?

■ 2008年にAAP(米国小児科学会)は離乳食の導入を遅らせるアレルギー予防の方針を撤回しています。

■ その影響を確認した論文です。

 

P: 2007~2011年にHealthNuts研究にリクルートされた乳児5276名
E: 2007-2009年にリクルートされた参加者
C: 2009~2011年にリクルートされた参加者
O: 離乳食を開始した月齢が早まっているか

 

結果

生後4か月からの離乳食導入は増えていた(adjusted multinomial odds ratio [aMOR], 1.21; 95% 信頼区間, 1.02-1.45; P = .032)が、生後6か月での離乳食導入は減少していた(aMOR, 0.80; 95% CI, 0.69-0.92; P =.002)

卵を生後6か月以降に導入する参加者はより少なくなり (aMOR, 0.82; 95% 信頼区間, 0.71-0.94; P =.004)、ピーナッツを生後12か月以降に開始する参加者も減っていた(aMOR, 0.70; 95% 信頼区間, 0.49-0.98; P = .037)

■ 人工栄養導入は有意に減少していたが(aMOR, 0.84; 95% 信頼区間, 0.72-0.98; P =.023、部分加水分解乳の導入は増加していた(aMOR, 1.37; 95% 信頼区間, 1.12-1.70; P = .003)。

 

コメント

■ この論文の後になりますが、LEAPスタディやEATスタディにより、ピーナッツ早期摂取の方がピーナッツアレルギーを減少させる可能性があるという結果が報告されました。

■ 何度も同じコメントを書いている感じがしますが、総論としては、早めに離乳食を導入したほうがよりよいのかもしれませんが、いつ、どの量で開始するのがいいのかは今後の検討課題でしょう。

■ 少なくとも、積極的に離乳食を遅らせ、完全母乳栄養を続けるほうがよりリスクが高いと考えられるようになってきました。

早期に離乳食を開始したほうがアトピー性皮膚炎のリスクが減少するかもしれない: 症例対照研究

■ そういえば、患者さんから、「WHO(世界保健機構)では生後6ヶ月以降に離乳食を”遅らせるように”と言っている」とインターネットで見たと言われることがあります。

■ よくお聞きすると、原文を読まれたかたはいらっしゃいません。実際には、原文には「遅らせましょう」とは書かれていません。

■ ちょっと脱線しますが、明日は、WHOの推奨に関して私見を含めUPしてみたいと思います。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事