吸入ステロイド薬の使用は、ぜん息による死亡率を低下させる
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極めて有名な、気管支喘息に対する吸入ステロイド薬の効果を検討した報告。

■ 吸入ステロイド薬は、今現在の喘息治療における主役のひとつです。

■ もちろん薬である以上、減量したり他剤の併用を考慮したりすることは重要です。

■ 一方で、「心配だ」で中止することはまた、大きな問題が起こりえます。そのうち、最大の「大きな問題」は喘息死でしょう。

■ 実は、ある程度人口のある先進国のなかで、「小児喘息死ゼロ」をはじめて達成したのは日本です。しかも2018年、去年のことです

■ これはもちろん、吸入ステロイド薬のみで達成したわけではなく「病院に受診しやすいアクセス性」に基づくところもありますが、一方で、吸入ステロイド薬を中心としたガイドラインの整備によるところも大きいです。

■ すでに吸入ステロイド薬が主役に躍り出て時間が経過してきていますので、吸入ステロイド薬前の状況をご存じない方も増えているかもしれません。

■ そこで今回は、やや古典的なNEJMの報告をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

5歳から44歳までの30,569人の過去1年間の喘息死亡と、喘息薬の使用状況などの関連を検討したところ、

 ✅ 前年に使用された吸入ステロイドの容器数が増える毎に喘息による死亡率は21パーセント減少した(調整レート比 0.79; 95パーセント信頼区間 0.65〜 0.97)。

 ✅ 吸入ステロイドの中止後の3ヶ月間における喘息による死亡率は、薬物を使用を継続した患者による死亡率よりも高かった。

 

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