食物経口免疫療法は、そのリスクのために標準療法にはなり得ていません。
■ 食物経口免疫療法が試み始められて10年以上が経過していますが、いまだ標準療法になりえていません。
■ それは、リスクが存在するに他なりませんが、現状では、そのリスクに対しどのような評価が下されているでしょう。
■ 最近、Lancetにピーナッツに対する経口免疫療法のリスク評価のメタアナリシスが発表されていましたのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
ピーナッツ経口免疫療法を評価した12試験 (1041人;年齢中央値 8.7歳)において、効果と安全性のメタアナリシスを実施したところ、
✅ 増量中および維持中のアナフィラキシーのリスクは 3.12倍 (95%信頼区間 1.76-5.55)、アナフィラキシー発症頻度は 2.72倍 (1.57-4.72)、エピネフリン使用リスクは2.21倍と推定された。
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