ピーナッツを離乳食早期開始の推奨は普及してきているか?
■ 日本はそこまで海外にくらべて、そこまでピーナッツを食べないですが、最近、急速に消費量は増えていると聞きます。
■ そんな中、2015年にピーナッツを早期に離乳食に導入することでピーナッツアレルギーを予防する可能性が報告されました。
■ それを受け、海外ではピーナッツの早期開始が推奨される様になってきています。
■ そのピーナッツの早期導入の推奨が普及してきているかを検討した、オーストラリアの研究結果をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
2016年11月~2018年10月までに募集された860人(EarlyNuts研究)が、 2007年-2011年に募集された5300人の乳児(HealthNuts研究)に比較して、ピーナッツの開始が早まっているかを検討したところ、
✅ 2016年11月~2018年10月では、88.6%(95%CI 86.1%-90.7%)の乳児は生後12か月(年齢中央値 6か月)までにピーナッツを開始しており、2007年-2011年の28.4%(95%CI 27.2%-29.7%)から増加した。
✅ ただし、生後12ヶ月までにピーナッツを開始した児の4.0%がIgE依存性の反応があった可能性があることも示された。
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