ステロイド点鼻薬は、アレルギー性鼻炎の第一選択薬のひとつです。
■ 点鼻ステロイド薬は、鼻症状の強いアレルギー性鼻炎には第一選択薬と言えます。
■ 日本では抗ヒスタミン薬が第一選択ですが、海外のガイドラインでは点鼻ステロイド薬が第一選択になっているくらいです。
■ 最近のステロイド点鼻薬は小児でも使用でき、またバイオアベイラビリティが低いものが増えてきています。
■ バイオアベイラビリティというのは、使用した薬剤が全身に到達する割合をあらわす定数のことです。
■ 点鼻ステロイド薬は、できれば鼻の粘膜だけに効いてほしいわけですので、バイオアベイラビリティが低いほうがいいわけですね。
■ 今回は、Fluticasone furoate点鼻スプレー(商品名アラミスト)の小児に対する有効性をみた報告です。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
6歳から15歳未満の小児261人にFluticasone furoate点鼻スプレー(商品名アラミスト) 55μg連日またはプラセボ連日にランダム化して二週間投与し、有効性を比較したところ、
✅ 鼻症状合計スコアは、プラセボと比較してアラミスト点鼻 55μg群で有意に改善した(p<0.001)。
✅ 眼症状スコアも、プラセボと比較してアラミスト点鼻 55μg群で有意に低下した。
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