アルコール濃度が70%を下回ると、手指衛生における効果はないのか?

手指衛生の際のアルコール濃度は70%なければいけないか?

■ エンベローブをもつウイルスである新型コロナウイルス(SARS-Cov2)に対する手指衛生のアルコール濃度の推奨は、厚労省の推奨では70%以上とされてきました。

WHOの手指衛生ガイドラインでは、最善の効果のあるアルコール製剤は75~85%とされているものの60~80%でも良いとされています。

■ 70%以上の製剤は思ったより手に入りづらいため、60%くらいでどれくらい差があるのか…と思い調べたところ、こんな研究結果がありました。

 

※ ちょっと調べると、4月23日に、厚労省からも60%もアリ、に変更されていました。

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

アルコールによる手指衛生に関し、62%エタノールハンドジェルを中心に、0%、70%、85%のエタノールジェル・4%グルコン酸クロルヘキシジンジェルによる手指の微生物の減少程度を検討したところ、

 ✅ 手に塗られた細菌量に影響を受けたものの、アルコール濃度が62~85%の範囲内であれば微生物の減少程度は影響を受けなかった(P = 0.378)。

 

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