小児の便秘は、便の回数より便の形の方が有意に判定できる

便秘に関して、便回数と便の性状、どちらのほうが便秘を診断する?

■ 外来で『便秘かも』というお話を聞いたとき、個人的には『便の形は?』と尋ねています。

■ というのも、こんな研究結果があるからです。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

機能性便秘と診断された44人(平均年齢7.8歳)と、健康で便秘のない36人(平均年齢7.6歳)に関し、便日誌をブリストルスケールで1週間記録し、全腸通過時間(WGTT)と比較したところ、

 ✅ 便秘症児、非便秘症児ともに便形とWGTTには有意な相関があった(相関係数 -0.84; P<.001)。

 ✅ 便通頻度とWGTT、便通頻度と便形のいずれにも相関は認められなかった。

 

スポンサーリンク(記事は下に続きます)



Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Xでフォローしよう