新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発が期待されている。
■ COVID-19に対する感染後、中和抗体が急速に低下する可能性が示唆されています。
■ しかも、回復者血漿の有効性に対しては悲観的な研究結果もでてきており、ワクチンの有効性はあるにせよ『抗体の持続期間』に懸念が持たれていました。
■ そんななかで、mRNAを使用した新規のワクチン『mRNA-1273』が、28日間隔2回の接種ですくなくとも119日間(約4ヶ月)、中和抗体が維持されるという結果が報告されました。
※ mRNA-1273は、モデルナ社のmRNAワクチンです。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
mRNAワクチン(mRNA-1273)を28日間2回接種し、119日後の免疫原性データを確認したところ、
✅ COVID-19スパイク受容体結合ドメインへの結合抗体反応は、119日目の時点での幾何平均力価(geometric mean titer; GMT)は、119日後も維持されていた。
✅ 57日目以降にワクチンに関連した新たな有害事象は発生しなかった。
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