アトピー性皮膚炎の皮膚に定着している黄色ブドウ球菌量は、その後の治療効果を予測する

アトピー性皮膚炎に対する黄色ブドウ球菌の役割。

■ アトピー性皮膚炎があると黄色ブドウ球菌が皮膚に高頻度で定着し、悪化に大きな影響を与えていることが報告されています。

■ そして最近のAllergy誌に、皮膚の黄色ブドウ球菌が多いと保湿剤だけでは十分な改善が望みにくいことが報告され、黄色ブドウ球菌の役割の大きさを想像させる研究結果がありましたのでご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

pHの異なる保湿剤(エモリエント剤)を、アトピー性皮膚炎患者6人と健常対照者6人に、ダブルブラインドで1日2回8週間塗布し、黄色ブドウ球菌やpHを測定したところ、

 ✅ 試験開始時の黄色ブドウ球菌の検出頻度は、8週間後の皮膚黄色ブドウ球菌の増加とアトピー性皮膚炎の重症度の両方を予測した。

 

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