保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防研究(BEEPとPreventADALL)が予防に失敗した理由は?
スポンサーリンク

保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防に関し、どのように考えていけばいいのか?

■ 新生児期からのアトピー性皮膚炎の発症予防に関し、過去いくつかの試験が行われ、予防的な効果があるのではないかと考えられています。

 

■ 一方でこのテーマに関し、2020年になって大規模ランダム化比較試験としてBEEP試験やPreventADALL試験が発表され、逆の結果が報告され議論を呼び起こしました。

■ 検討することはさまざまあるかと思いますが、現状で私は、保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防には条件があると思っています。

■ そして最近、Allergy誌(欧州アレルギー・臨床免疫学会雑誌)に、同じような考えの総説が掲載されていましたので、全文を翻訳して共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

BEEP試験やPreventADALL試験の概観と、失敗した理由に関して考察し、いくつかの要素が挙げられた。

 ✅ BEEP試験・PreventADALL試験ともに、重要な要素である「炎症」を考慮していない。

 ✅ ワセリン系エモリエントは十分な効果がないかもしれない(セラミド系保湿剤のほうが有効かもしれない)。

 ✅ 保湿剤の塗布の回数として、バリア機能に影響を与えるためには1日に数回、週に5日以上塗布する必要があるかもしれない。

 

スポンサーリンク(記事は下に続きます)



Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Twitterでフォローしよう