感染症(予防接種) 新型コロナワクチンと顔面神経麻痺は関連するか?:症例対照研究 新型コロナワクチン後に、顔面神経麻痺は増えるのか? ■ 新型コロナワクチン後の顔面神経麻痺に関しては、あくまで『うわさ』としてSNS上などでみかけていました。 ■ おおもとは、ワクチンの臨床試験観察期間中(注射後28日以上)にベル麻痺を発症した参加者が、ワクチン接種群では3名であったのに対し、プラセボ群では1名しかいな... 2021年6月28日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏)は、2歳以降のアトピー性皮膚炎にも有効で安全である デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏)は2021年3月に小児にも保険適用になりました。 ■ デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏)は、2021年3月から2歳以上の小児にも使用できるようになったアトピー性皮膚炎に対する新規の抗炎症薬です。 ■ わたしも大分処方するようになりましたが、日本で先行して使用できるようになったことも... 2021年6月27日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ナッツアレルギーがあっても、そのナッツを識別できるとは限らない ナッツ類は多くの種類があるが、それをどれくらい識別可能か? ■ ナッツ類はおおくの種類があり、それぞれにアレルギーが起こりえます。 ■ では、その種類を識別できるかというと、結構むずかしいかもしれません。 ■ たとえば、下記のようなナッツを、どれがどれかを鑑別することは可能でしょうか(図はJ Allergy Clin ... 2021年6月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 食物経口負荷試験時に主観的な口腔内症状がある場合、負荷試験を継続するか?中止するか? 食物経口負荷試験中に、口腔内症状があった場合に負荷試験を継続するか否か? ■ 食物経口負荷試験において、少量の負荷で口腔内症状(口腔内の違和感やかゆみなど)が出現することはよくあります。 ■ しかし、その後負荷量を増やしていっても、それ以上の症状を来さないことも多く、その場合は負荷試験陰性(もしくは判定不能)の結果にな... 2021年6月21日 pedallergy2016
未分類 大規模な森林火災による大気汚染は、周辺地域でアトピー性皮膚炎の悪化や皮膚のかゆみを引き起こすかもしれない 大気汚染とアトピー性皮膚炎の関連に関し、報告が増えているようだ。 ■ 大気汚染が気管支喘息の悪化を引き起こすことは良く知られています。 ■ しかし、アトピー性皮膚炎との関連に関する報告は多くはないようです。 ■ 最近、中国から、大気汚染がアトピー性皮膚炎による受診頻度を増やすのではないかという報告がありましたが、今度は... 2021年6月18日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 大気汚染物質はアトピー性皮膚炎の悪化因子となり、とくに涼しい季節や小児では強く影響する 大気汚染は、アトピー性皮膚炎を悪化させるのか? ■ 大気汚染が気管支喘息に関与するという報告は多くあります。 ■ アトピー性皮膚炎に関しても総論としては見受けられますし、昔から話題になるテーマですが、実際の研究結果は少なかったように思います(私が気がついていなかったかもしれません)。 ■ そして最近中国から、大気汚染が... 2021年6月13日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ(デュピクセント)投与中の、顔面や頸部の紅斑:システマティックレビュー 徐々に使われるようになってきているデュピルマブ。顔や頸部の紅斑の報告があります。 ■ デュピルマブは、小児のアトピー性皮膚炎にはまだ保険適用は無いにせよ、成人では徐々に活用されるようになってきている生物学的製剤です。 ■ 最近保険適用になってきたJAK阻害薬に比較すると、使いやすさでは一日の長があるようです。 ■ 一方... 2021年6月8日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブは結節性痒疹を改善するか? ■ 結節性痒疹は、アトピー性皮膚炎などにみられるきわめて治しにくい強いかゆみを伴う皮膚炎です。 ■ ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬が最初の治療ステップとなりますが、治療は抵抗性であることがおおく難渋します。 ■ 最近の海外のガイドラインでも、その治療選択肢に生物学的製剤が記載されるようになってきています。 ■ 最... 2021年6月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 乳児期の食物アナフィラキシーの原因アレルゲンは? 乳児期にも食物によるアナフィラキシーはある。 ■ 乳児期のほうが、より高い年齢層よりもアナフィラキシーの頻度は少なく症状がかるいのではと言う報告もありますが、厳然として 乳児期にも食物によるアナフィラキシーはあります。 ■ では、乳児期の食物アナフィラキシーの原因アレルゲンは、どんなものがあるのでしょうか? ■ 仏国か... 2021年6月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ピーナッツを1歳以降に開始すると、1歳未満に開始するよりもピーナッツアレルギーを発症しやすくなるかもしれない ピーナッツを早期開始するプラクティスが、ピーナッツを多く消費する国を中心にひろがっている。 ■ ピーナッツ早期開始によるピーナッツアレルギーの発症予防を示したLEAP試験が発表され、ピーナッツの消費が多い国においてガイドラインが書き換わりました。 ■ そして、オーストラリアでは1歳までに開始をする児が9割に達しています... 2021年6月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 魚アレルギーは、どれくらい自然軽快するか? 魚アレルギーの予後に関する報告は少ない。 ■ 魚アレルギーがどれくらい改善するかに関しては、あまり報告がなく、一部、自然軽快があるかもという報告がある程度でした(Solensky R. Resolution of fish allergy: a case report. Annals of Allergy, Asthm... 2021年6月1日 pedallergy2016