以下、論文紹介と解説です。
Myths and Facts about COVID-19 Vaccines: CDC
ネットなどで見られる新型コロナワクチンに対する誤解に対し、CDC(米国疾病予防管理センター)の解説が公開されている。
COVID-19のワクチン情報が正確であることを知るにはどうすればよいですか?
■ 正確なワクチン情報は非常に重要であり、一般的によくある神話や噂を止めるのに役立ちます。
■ しかし、どの情報源が信頼できるのかを知ることは難しい場合があります。
■ インターネット上のワクチン情報を検討する前に、その情報が信頼できる情報源からのものであるか、定期的に更新されているかを確認してください。
■ 信頼できるワクチン情報の探し方については、こちらをご覧ください。
よくある誤解を解き、事実を知る
COVID-19ワクチンを接種すると、磁気を帯びることがありますか?
■ COVID-19ワクチンを接種しても、磁気を帯びることはありません。
■ COVID-19ワクチンを接種しても、接種部位(通常は腕)を含めて磁気を帯びることはありません。
■ COVID-19ワクチンには、接種部位に電磁場を発生させる成分は含まれていません。
■ すべてのCOVID-19ワクチンには金属が含まれていません。
■ 米国で使用が許可されているCOVID-19ワクチンの成分については、こちらをご覧ください。
米国で使用が許可されているCOVID-19ワクチンの中には、成分の脱落させたり放出したりしますか?
■ ワクチンの脱落とは、ワクチンの成分が体内や体外に放出されることを表す言葉です。
■ ワクチンの脱落は、ワクチンに弱毒化されたウイルスが含まれている場合にのみ発生します。
■ 米国で使用が許可されているワクチンには、生きたウイルスを含むものはありません。
■ mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの2種類が、現在許可されているCOVID-19ワクチンです。
■ mRNAワクチンとウイルスベクターCOVID-19ワクチンの詳細はこちら。
いつか出産したいと思っているのですが、COVID-19ワクチンを接種しても大丈夫でしょうか?
■ はい。現在、妊娠しようとしている方や、将来的に妊娠したいと考えている方は、COVID-19ワクチンが入手可能になった時点で接種していただいて構いません。
■ 現在のところ、COVID-19ワクチンの接種によって、胎盤の発育を含めた妊娠に何らかの問題が生じるという証拠はありません。
■ また、COVID-19ワクチンを含むあらゆるワクチンの副作用として、女性または男性の不妊症が起こるという証拠はありません。
COVID-19ワクチンは私のDNAを変化させますか?
■ いいえ。COVID-19ワクチンがあなたのDNAを変化させたり、相互に作用することはありません。
■ mRNAとウイルスベクターによるCOVID-19ワクチンは、COVID-19の原因となるウイルスに対する防御機能の構築を開始する説明書(遺伝物質)を私たちの細胞に届けます。
■ しかし、その遺伝物質は、私たちのDNAが保管されている細胞の核に入ることはありません。
■ mRNAおよびウイルスベクターを用いたCOVID-19ワクチンの詳細はこちら。
COVID-19ワクチンを接種すると、ウイルス検査でCOVID-19が陽性になりますか?
■ いいえ。承認・推奨されているCOVID-19ワクチンはいずれも、その時点で感染しているかどうかを確認するために使用されるウイルス検査で陽性となることはありません。
■ ワクチン接種により体が免疫反応を起こすと、抗体検査で陽性反応が出ることがありますが、これは(予防接種の)目的です。
■ 抗体検査は、あなたがこれまで(新型コロナに)感染していたことを示し、あなたがウイルスに対してある程度の防御力を持っていることを示します。
■ ワクチン接種後にCOVID-19の病気が発生する可能性についての詳細はこちら。
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公的ページへのアクセスは、誤解を生みにくくなる。
■ 『こんな誤解はありえないんじゃないか』というような内容も含みますが、たしかにSNSなどでこのような情報がでまわっているようです。
■ 公的な機関が、このような記事を迅速に作成するのは、きわめて重要です。
■ しかし、CDCのページへは日本語によるアクセスは困難です。
本記事の元ページを引用。
■ 最近は、翻訳サイトやアプリがかなり改善されましたので、そのようなツールでアクセスするのがいい方法といえるかもしれません。
■ そして日本では、まずは厚労省による『新型コロナワクチンQ&A』にアクセスするのが良いでしょう。
今日のまとめ!
✅ ワクチンの誤解に関するCDCの解説ページをご紹介した。
所属するいかなる団体の立場も代表するものではありませんし、すべての方に向いているという情報でもありません。予めご了承いただきたく存じます。
しかし、文章やアイデアを盗用・剽窃・不適切な引用したり、許可なくメディア(動画を含む)に寄稿することはご遠慮ください。
クローズドな場での勉強会などに使用していただくことは構いません。