6歳以降まで持ち越した鶏卵アレルギーは、どれくらい改善するか? ■ 鶏卵・牛乳・小麦など、乳児期に発症する食物アレルギーは、年齢が低いうちに一定の確率で軽快することが知られています( ただし、その率は一般に思われているほどではない可能性はあります)。 https://pediatric-allergy.com/2016...
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おそらく、今年中にはアトピー性皮膚炎に対する規外用薬PDE4阻害薬が使用できるようになります。 ■ アトピー性皮膚炎に対する新規外用薬PDE4阻害薬は、海外ではクリサボロール(商品名Eucrisa)として承認されており、生後3ヶ月以上で使用できるようになっています。 参考サイト(英語・メーカーサイト) Eucrisa ...
小児における、新型コロナの現状に関する2022年2月18日のCDCレポート。 ■ CDC(米国疾病予防管理センター)におけるMorbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)は、統計的データとして論文よりも早く情報を入手できる重要なものです。 ■ 5歳から11歳へのワクチン接種が近...
気管支喘息・アレルギー体質と新型コロナの関連は、現在どこまでわかっているか? ■ 『アレルギーの病気があると新型コロナにかかりやすいのですか?』という質問に関し、1年半ほど前に総論をご紹介しました。 https://pediatric-allergy.com/2020/06/08/asthma/ https://ped...
ペットの飼育とアレルギーの関連をクリアカットに示すことは難しい。 ■ すでにペットに感作されている方にとって、ペットが喘息発作のリスクになることははっきりしています。 ■ しかし、『まだ感作されていない』方にとっては、逆に喘息の発症予防に働くのではないかという報告などもあり、矛盾した結果が多くみられます。 ■ ペットを...
経口免疫療法は、一般に推奨される方法ではないものの、研究が進んできている。その中で、クルミの経口免疫療法に関する研究報告が発表されている。 ■ ピーナッツだけでなく、ナッツアレルギーは日本でも増加しています。 ■ 経口免疫療法は現状では研究段階の治療と言えますが、ピーナッツはそれなりに多くの研究結果が揃ってきています。...
皮膚描記症は、食事前後で起こりやすさが変わるか? ■ 皮膚描記症とは、皮膚をこするとミミズ腫れがでてくるというものです。 ■ じんましんの一型といえますが、その皮膚描記症を食事前後に実施するというオリジナリティの高い研究結果がJACIに報告されていました。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 症候性皮膚描...
食物アレルギーにおける経口免疫寛容誘導療法は、まだ改良の余地がおおきいです。 ■ 経口免疫療法は、リスクがどうしても十分に排除できないこともあり、標準療法とは言えません。 ■ 少量定量で維持するという方法が提案されていますが、『どれくらい少量だと有効か』に関してはあきらかではありません。 ■ 最近、Allergy誌に、...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
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