6歳まで持ち越した鶏卵アレルギーも、ある程度の改善を望めるかもしれない

6歳以降まで持ち越した鶏卵アレルギーは、どれくらい改善するか?

■ 鶏卵・牛乳・小麦など、乳児期に発症する食物アレルギーは、年齢が低いうちに一定の確率で軽快することが知られています( ただし、その率は一般に思われているほどではない可能性はあります)。

■ そして、ある程度年齢が高くなってくると、改善度は少なくなってきますし、特異的IgE抗体価が高い、その低下率が低い、アトピー性皮膚炎の存在などが軽快率に影響することが示唆されています。

■ そこで最近、6歳から12歳の鶏卵アレルギー児が、どれくらい改善しているかを検討した報告がIAAIに公開されましたので、共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

6歳時に鶏卵アレルギーと確定診断された137人に関し、12歳になるまで鶏卵アレルギーの経過を前向きに検討したところ、

 ✅ 7歳、9歳、12歳までの推定耐性獲得率は、それぞれ14.6%、40.8%、60.5%だった。

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