アトピーマーチは経皮感作だけでなく、『感作が感作をよぶ』という面からも考えられるようになっている。 ■ 『アトピーマーチ』の問題は、経皮感作の面から考えられていました。 ■ もちろんそのルートは確かだとしても、最近、『感作そのもの』が他の感作を呼ぶのではないかという考え方も出てきています。 ■ そのテーマでの報告。 ...
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ネコアレルゲンに対する『ベル型』の用量依存性反応。 ■ アレルゲンに対する感作に関し、アレルゲンが少ないほうが感作率が少ないということは理解しやすいですが、多すぎても感作率が下がるという報告があります。 ■ 『ベル型』という、この用量依存性の反応に関する報告を紹介します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると...
ペットアレルギーに対する免疫療法は、有効性が報告されながらも実用化されているとはいえない ■ ペットを飼育されている方は、世界的に増加しており、22カ国27000人以上の参加者を対象とした国際調査では、57%が1匹以上のペットを飼っていると推定されています。 ■ そのようななかでペットアレルギーもまた問題となっており、...
低アレルゲンの猫種は存在するか? ■ 低アレルゲンの犬種はないという報告があります。 ■ では、猫ではどうでしょうか? 最近公開された報告を共有します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 64匹の猫から唾液サンプルを1日2回、1日おきに1年間採取し、主要アレルゲンであるFel d1を確認したところ、 ...
ペットの飼育は、精神面や活動面では良い影響が考えられ、一方でアレルギー疾患には悪化の要因になると考えられている。 ■ アレルギー疾患のある方が、新規にペットを飼い始めるとアレルギー疾患が悪化することは、普段経験されることではあり、積極的に推奨は難しいといえます。 ■ しかし、一方で、ペット飼育が『アニマルセラピー』とい...
食物アレルギーの発症リスクをどのように低下させるかが焦点になっている。 ■ 離乳食を早期に開始することで食物アレルギーの発症を予防できるかに関して、注目が集まっています。 ■ 卵やピーナッツに関しては、おおむね方向性が決まりつつありますが、リスクも考慮するべき状況にあり、慎重さも求められます。 ■ 一方で、さらに早期か...
『風邪の回数をへらすには?』という質問に応えることは決して簡単ではない。 ■ 新学期が始まると、子どもたちの風邪の回数が増えます。 ■ とくに、初めての登園後は風邪の回数が急速に増え、その後、落ち着いてくるまでに平均9ヶ月程度を要することが示されています。 https://pediatric-allergy.com/2...
TRPV1は1997年に発見されノーベル賞を受賞した受容体で、アトピー性皮膚炎の悪化に関係することがわかっています。 ■ TRPV1とは、1997年に遺伝子クローニングされたカプサイシン受容体です。 ■ TRPV1は、2021年にDavid Julius教授とArdem Patapoutian教授がノーベル生理学・医学...
アレルゲン免疫療法は、気管支喘息の発症を減らすのか? ■ アレルゲン免疫療法(皮下・舌下)により気管支喘息の発症を予防できるかに関しては、まだ十分な結論が出ているとはいえません。 ■ 有名なのは、2002年の研究でアレルギー性鼻炎の患児に対して花粉皮下免疫療法(SCIT)を行うと喘息発症リスクを減らすというものがありま...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
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◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
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◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
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