新型コロナに罹患した後、動静脈血栓症のリスクは上がるか?

新型コロナに罹患後、長期間の凝固異常をきたすことが分かっている。

■ 新型コロナに罹患したときの動静脈塞栓症のリスクに関して関心が高まっていると思います。

■ 小児に対するデータというわけではありませんが、最近、 Lancet Infectious Diseases誌に新型コロナに罹患した症例における、静脈・動脈血栓症に関する報告があり、簡単に翻訳して共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

新型コロナに罹患した日(もしくはPCR検査が陽性の日)から90日間の、静脈血栓塞栓、動脈血栓塞栓、死亡のリスクを評価したところ、

 ✅ 静脈血栓塞栓症の90日累積発症率は、新型コロナ症例では0~2%から0~8%、入院者では最大で4~5%だった。

 ✅ 動静脈塞栓症の致死率はCOVID-19患者で1.1%から2.0%であり、入院患者では14.6%に上昇した。

Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Xでフォローしよう