気管支喘息(副作用・害) 環境中のアレルゲン濃度が高くなると、風邪をひきやすくなる? 子どもの喘息悪化には人種差や環境要因があり、アレルゲンと上気道感染の関係が調査されました。 ■ これから、喘息は悪化しやすい秋に向かいます。 ■ 小児の喘息発作の多くは、上気道へのウイルス感染に起因していることから、ウイルスが重要な役割を果たしています。 ■ そして米国では、子どもの喘息の悪化に関して、人種や民族による... 2024年8月31日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ使用中のアトピー性皮膚炎児のIgE値、TARC値は大幅に低下する 10人に1人が経験するアトピー性皮膚炎、子どもへのデュピルマブでIgE値なども低下するかもしれない。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴う慢性の皮膚炎症疾患で、皮膚のバリア機能が低下しているのが特徴です。 ■ 18か国で行われた大規模な研究によると、6か月から5歳の乳幼児で12.1%、6-11歳の小児で13.0... 2024年8月26日 pedallergy2016
感染症(予後) コロナ感染後は、軽症であっても認知障害が起こっているかもしれない コロナ感染後の認知機能障害が注目されているなか、英国の大規模研究でブレインフォグなどの症状と実行機能・記憶機能への影響が調査された。 ■ 最近、コロナ感染後の後遺症について、特に認知機能への影響が話題になっています。 ■ コロナ後の症候群として、記憶力低下や思考・集中力の困難、いわゆる「ブレインフォグ」がよく知られてい... 2024年8月22日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 痒みと睡眠障害は、子どものアトピー性皮膚炎の生活の質を大きく悪化させる アトピー性皮膚炎の重症度は、子どもと保護者のQOLに大きな影響を与える。 ■ アトピー性皮膚炎は、一般的な慢性炎症性皮膚疾患の一つで、主な問題は、なかなか治らない痒みと見た目の変化でしょう。 ■ そして、子どものアトピー性皮膚炎は、睡眠障害、イライラ、不安、自尊心低下、心理的な問題を抱える可能性を高めます。 ■ アトピ... 2024年8月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 重症のアトピー性皮膚炎があると学業成績が下がるかもしれない アトピー性皮膚炎は生活の質や認知機能に影響を与える可能性がある。 ■ アトピー性皮膚炎は、もっとも多い炎症性皮膚疾患です。 ■ しかも、痒みは重症になると、睡眠の質や日常生活を下げます。 ■ アトピー性皮膚炎の負荷は、低くないのです。 ■ これは行動の問題や認知機能の低下、そして成績低下にもつながる可能性があります。 ... 2024年8月19日 pedallergy2016
薬物アレルギー(診断) βラクタム系抗菌薬にアレルギーを疑われた児に、実際に内服試験をするとどれくらい陽性になるか? ペニシリンを含むβラクタム系抗菌薬アレルギーの正確な診断と適切な使用が課題となっている。 ■ βラクタム系抗菌薬は、細菌の細胞壁の形成を阻害することで、細菌の増殖を抑え、感染症の治療をするタイプの薬です。 ■ そしてβラクタム系抗菌薬は、ペニシリンやセファロスポリンなど、様々な種類があり、ひろく活用されています。 ■ ... 2024年8月14日 pedallergy2016
雑感(ガジェット) 【製品レビュー】PLAUD NOTEの文字起こし精度をGoogle Pixelと比較する 【生成AI+文字起こし】久しぶりのガジェット情報 ■ 今回は、文字起こしツール『PLAUD NOTE』の製品レビューをさせていただきたいと思います。 ■ このブログは、医学論文紹介を主な目的にしていますが、過去、実はガジェットの紹介もしていたんですよね。 ■ 一時クラウドファンディングでとても有名になったPLAUD N... 2024年8月14日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(診断) アレルギー性鼻炎は、1歳でも発症する? 小児のアレルギー性鼻炎、特に通年性の増加が報告され、最新の研究では、より低年齢での発症の可能性も示唆されています。 ■ 世界的にもアレルギー性鼻炎は増加傾向にあるのですが、近年、特に小児での増加が複数の疫学研究で報告されています。 ■ 日本では主にダニとスギ花粉がアレルギー性鼻炎の主要なアレルゲンとなっており、特にダニ... 2024年8月13日 pedallergy2016
アレルギー一般(予防) BCG接種は、アレルギー疾患の予防に働くか?:MIS BAIR試験 アレルギー増加の原因として「古き友人仮説」が注目され、BCGのアレルギー予防効果が大規模研究で調査されている。 ■ アレルギー疾患は世界的に増加しています。アレルギー疾患が増加している理由については、仮説はさまざま提唱されていますが、その一つが「古き友人仮説」です。 ■ 「古き友人仮説」(Old Friends Hyp... 2024年8月10日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎があると、水いぼは5倍に、とびひは3倍にリスクが増加する アトピー性皮膚炎患者の感染症リスク増加を、新たな統計手法「順序パターンマイニング」を用いて分析した研究が報告された。 ■ アトピー性皮膚炎は、非常に多い慢性炎症性皮膚疾患です。 ■ アトピー性皮膚炎があると、感染症にもかかりやすくなることが知られています。 ■ その感染症の増加がどれくらいであるかを推定する必要性があり... 2024年8月9日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) 1歳から4歳の乳幼児にも、ダニ舌下免疫療法は有用&安全か? アレルギー性鼻炎の低年齢化を背景に、1〜4歳の子どもを対象としたダニ舌下免疫療法錠の有効性と安全性が報告された ■ 通年性アレルギー性鼻炎は増加している疾患です。 ■ 日本では、5歳未満の子どもの4%、5〜9歳の子どもの22.5%が発症していると考えられています。 ■ アレルギー性鼻炎の治療は、アレルゲンを避ける、薬物... 2024年8月8日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 鼻スプレータイプのエピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいても効果は維持されるか? 今後、日本でも使用できるようになる可能性のあるアナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいていても効果はあるでしょうか? ■ エピネフリン(アドレナリン)はアナフィラキシー時に第一選択薬として使用する薬剤であり、現在はアドレナリン自己注射薬(エピペン)が最も一般的な使用方法になります。... 2024年8月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 鼻スプレータイプのエピネフリン(アドレナリン)は、筋肉注射のエピネフリンと薬物動態に差があるか? アナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)「neffy」が開発され、良好な治験結果から日本での臨床使用の可能性が高まっています。 ■ 重症のアレルギー反応(アナフィラキシー)に対しての第一選択の治療は、エピネフリン(アドレナリン)の筋肉注射になります。 ■ 医療機関の外では、自己注射薬が使われてい... 2024年8月1日 pedallergy2016