食物アレルギー(予防) アレルギー反応があったかもと思われる病歴のある乳児でも、ピーナッツを早期に導入することが出来るかもしれない? 「アレルギー反応があったかも」と判断された赤ちゃんでも、専門医の管理下で適切に評価すれば、ピーナッツを安全に食べられる可能性が高まるか? ■ 2015年のLEAP試験は、アトピー性皮膚炎のある乳児にピーナッツアレルギーの発症予防をどうするか、はじめて早期離乳食開始が有効であることを示しました。 ■ LEAP試験は、生後... 2024年11月28日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) アレルゲン免疫療法は、喘息発作だけでなく風邪のリスクも減らす? アレルギー性喘息は免疫低下で感染症や発作リスクが高まる疾患です。 ■ アレルギー性喘息の患者さんは、ウイルス感染症にかかりやすく、症状も重くなりやすいことがわかっています。 ■ 特にリスクが高くなるのは、以下の3つが重なる場合とされています。 1) アレルギーの原因物質に対する反応がある 2) アレルゲンに実際に触れ... 2024年11月26日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) 季節性アレルギー性鼻炎に対する鼻噴霧ステロイド薬と抗ヒスタミン薬内服薬は、どちらがより有効?:メタアナリシス アレルギー性鼻炎治療で点鼻薬が推奨される中、経口薬との効果との比較に関するメタアナリシスが実施されました。 ■ アレルギー性鼻炎の治療薬には、主に2種類あります。 すなわち、鼻に直接スプレーする薬(点鼻薬)と、飲み薬(経口薬)です。 ■ 2020年に発表された国際的な治療ガイドラインでは、症状が中程症以上の患者には点鼻... 2024年11月22日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 小児喘息治療にアジスロマイシンは有効か?:メタアナリシス 小児喘息の治療に、抗菌薬であるアジスロマイシンが有効であるという報告があります。 ■ 小児喘息は、気道に慢性的な炎症が起こる病気で、救急受診や入院が必要になることもあります。 ■ しかし、通常の治療薬(吸入ステロイドなど)の効果が不十分な患者さんもいます。 ■ 喘息の子どもさんの4-64%で、クラミジアやマイコプラズマ... 2024年11月21日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) ジファミラスト1%とデルゴシチニブ0.5%は、費用対効果に差はあるか? アトピー性皮膚炎の新規抗炎症外用薬ジファミラストは、ステロイド外用薬に替わる、子どもも使える安全な選択肢として期待される。 ■ アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返す、慢性的な皮膚の病気です。 ■ かゆみや湿疹だけでなく、睡眠障害やストレスなども引き起こし、患者さんの生活に大きな影響を与えます。 ■ ス... 2024年11月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎の保湿剤、ローション、クリーム、ジェル、軟膏で有効性に差があるか? アトピー性皮膚炎の治療で重要な保湿剤は、ローション、クリーム、ジェル、軟膏などの製剤があります。 ■ アトピー性皮膚炎は、きわめて一般的な皮膚の病気です。皮膚が乾燥して炎症を起こし、かゆみを伴います。 ■ 生活への影響は、糖尿病や喘息といった他の長期的な病気と同じくらい深刻だということが分かっています。 ■ 治療の基本... 2024年11月18日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予後) デュピルマブは、子どものアトピーマーチを予防する? アトピーマーチとは、アレルギー疾患が次々と発症する現象をいいます。 ■ アトピーマーチ(アレルギーマーチ)とは、アレルギー疾患の自然経過の中で、さまざまなアレルギー疾患が次々に発症していく現象です。 ■ アトピー性皮膚炎がもっとも最初に発症するケースが多く、経皮感作をきっかけにさまざまなアレルギー疾患を発症する可能性が... 2024年11月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) タピナロフ軟膏(ブイタマー)は皮膚バリア機能を8週間で改善させるかもしれない アトピー性皮膚炎の新薬タピナロフ(商品名ブイタマー)が、皮膚の乾燥やバリア機能の低下を改善する可能性があることが報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎は、一般的な慢性の皮膚の病気です。 ■ 目に見える皮膚の症状や、強いかゆみで眠れないことで、患者さんの生活の質が大きく低下させます。 ■ そもそも、健常な皮膚と比較して、... 2024年11月13日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 生後3ヶ月以上の乳児のアトピー性皮膚炎に対するジファミラスト軟膏の治療効果:第3相臨床試験の中間報告 生後3ヶ月から使用できるようになったアトピー性皮膚炎治療薬ジファミラストの治療効果が、中間報告として公開されました。 ■ アトピー性皮膚炎は、多くの人が悩む皮膚の病気です。 ■ 特徴的な症状は、かゆみと湿疹で、これらの症状により睡眠障害や生活の質の低下、さらにさまざまな合併症やリスクを引き起こすことが報告されています。... 2024年11月10日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) JAK阻害薬ウパダシチニブを1年半投与したときの効果の維持と安全性は? アトピー性皮膚炎に有効な内服JAK阻害薬ウパダシチニブの1年半にわたる長期治療成績が報告されました。 ■ 思春期のアトピー性皮膚炎は、うつ病や不安などの精神的な問題を起こしやすく、学業成績やいじめの原因にもなるとされています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな疾病負荷があるのです。 ■ 治療に関しては、一般的には外用... 2024年11月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対する全身治療薬、16週間で比較するともっとも効果が高いのはどれか? アトピー性皮膚炎の全身治療薬の治療効果を比較した最新研究が、BJDに発表されていました。 ■ アトピー性皮膚炎の新薬が次々と開発されています。 ■ しかし、それぞれの薬を直接比べる研究は少なかったのが現状です。 ■ しかし、最近の新薬の研究では、「効いた」か「効かなかった」かという単純な判断を重視する傾向にあります。 ... 2024年11月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) ピーナッツを5歳まで食べ続けて予防したピーナッツ耐性は、思春期まで継続するか?:LEAP-Trio試験 ピーナッツアレルギーの予防には、乳幼児期からの早期摂取が鍵となりますが、さらに長期的な研究が行われました。 ■ ピーナッツアレルギーは、日本でも少なくなく、多くの場合、幼児期に発症し、一生続く可能性があります。 ■ 2015年のLEAP試験では、ピーナッツアレルギーのリスクが高い赤ちゃんにピーナッツを早くから5歳まで食... 2024年11月1日 pedallergy2016