アトピー性皮膚炎(病因) 肥満はアトピー性皮膚炎を悪化させる? アトピー性皮膚炎と肥満は関係する? ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚が乾燥してかゆくなる病気で、患者さんの生活に大きな負担をかけます。 ■ 最近、脂肪組織が体の中で炎症を起こしやすくする働きがあるとわかり、アトピー性皮膚炎と肥満の関係に注目が集まっています。 ■ 脂肪組織は単なるエネルギー貯蔵の場ではなく、内分泌機能(ホル... 2025年1月24日 pedallergy2016
小児科(総合) 熱性けいれんは、何時頃に多い? 熱性けいれんは、どの時間帯に多いのか? ■ 熱性けいれん(熱性発作)は、生後6か月から6歳くらいまでの幼い子どもに多く見られるけいれん発作の一種です。 ■ アメリカやヨーロッパでは2~5%、日本やグアムでは10~14%と報告されていて、国や地域で差があります。 ■ ほとんどは発熱後24時間以内に起こり、ウイルスや細菌の... 2025年1月22日 pedallergy2016
小児科(総合) 熱性けいれんに解熱薬を使用すると、再燃を予防する?予防しない? 熱性けいれん(熱性発作)に解熱薬を使う?使わない? ■ 熱性けいれんは、5歳までの子どもに2~5%の割合で起こるとされており、日本人ではさらに多いと考えられています。 ■ 一度起きると同じ発熱中に14.8%の確率で繰り返し起こり、2年以内には約30%が再発することが知られています。 ■ 日本のガイドラインでは、重症度の... 2025年1月21日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ダニの多い環境にいると、甲殻類アレルギーになりやすくなるか? 乳幼児期にダニにさらされると甲殻類アレルギーになりやすい? ■ エビやカニなどの甲殻類アレルギーは、エビやカニを食べたときに起こるアレルギーで、小児期から発症することがあります。 ■ 地域によって有病率に違いがあり、アジアでは西洋よりも高い割合(5.1%~7.7%)でエビアレルギーがみられるそうです。 ■ エビアレルギ... 2025年1月20日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 洗浄剤や消毒薬の日常的な使用は、喘息の発症リスクになるか? 洗浄・掃除製品の使用頻度と喘息・喘鳴の発症に関連はあるか? ■ ぜん息は世界中で約3億人もの人が患っている、とても多い呼吸器の病気です。 ■ 原因や悪化に関わる要因として、家庭や仕事場で使う「消毒剤や洗浄剤(DCPs)」が注目されています。 ■ これらの洗浄剤を職業的に使うと、ぜん息になりやすいとか、すでにあるぜん息や... 2025年1月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 小児のゴマアレルギーは、どれくらい寛解するのか? ゴマアレルギーの寛解と持続性に関する最近の研究結果が公開されていました。 ■ ゴマアレルギーは、イスラエルやオーストラリアでは0.7%〜0.8%の小児が持ちますが、一方で、日本ではそこまで多いものではありません。 ■ しかし、実際に外来ではゴマアレルギーのお子さんがいることは確かです。 ■ 牛乳や卵アレルギーのように自... 2025年1月10日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) オーガニック食品は、アレルギー疾患を減らすのか? 乳幼児期の有機食品摂取は、アレルギー疾患の予防効果がある? ■ 喘息を含む慢性呼吸器疾患が世界の死因として非常に重要な位置を占めていること、そして一方で、アレルギー疾患が生活習慣や環境の影響を強く受けていることがわかっています。 ■ 中でも、赤ちゃんのときに母乳で育てられると喘息を予防できる、地中海食などバランスの良い... 2025年1月7日 pedallergy2016
じんましん(原因) 食物アレルギーがあると、慢性蕁麻疹を起こしやすくなるのか? 食物アレルギーと慢性じんましんの関連に関する、メタアナリシスが実施されました。 ■ 慢性特発性じんましんは、6週間以上続くじんましんや血管性浮腫が繰り返し起こる病気です。 ■ 症状が予測しにくく、患者さんの生活の質に大きな影響を与えます。 ■ そして慢性じんましんは、発症後1、3、5年後の寛解率は、それぞれ18.5%、... 2025年1月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 早期離乳食開始をしても食物アレルギー予防に結びつかなかったオーストラリアで、食物アレルギーの発症に関連した因子は何だったのか? 離乳食を早期導入しても、乳児期の食物アレルギーは減らない?早期導入後の食物アレルギーの発症要因を探る研究が発表されています。 ■ 乳児期早期に、ピーナッツや卵などのアレルギーを起こしやすい食品を導入することは、食品アレルギー予防のために効果が高いとされています。 ■ しかしオーストラリアのメルボルンでは、ガイドラインに... 2025年1月4日 pedallergy2016