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新生児の保湿剤塗布によるアトピー性皮膚炎予防の効果:気候による影響の可能性 ■ リスクの高い乳児から保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎を予防できる可能性が指摘されています。 ■ この予防法は、英国、米国、日本の研究によって支持されていますが、英国の大規模試験BEEP試験やスウェーデンで行われたPreventADALL...
赤ちゃんへの”保湿剤”の塗布が食物アレルギーを引き起こす可能性 - 最新の研究から見えてきた関係 ■ 食物アレルギーは、特に皮膚バリアが低下している、もしくは炎症を起こしている場合に、『経皮感作』を通して食物アレルゲンへ感作が起こり得ます。 ■ Lackらの二重抗原曝露仮説は、食物アレルゲンへの感作は皮膚へさらされて起...
アレルギー性鼻炎に対する免疫療法、先延ばししてもいい?という質問。 ■ 舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質を含む薬を毎日舌の下に投与する治療法です。 ■ 日本では、スギ花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に保険適用となっていますが、3~5年継続して服用する必要があります。 ■ アレルギー性鼻炎は、日常生活に多くの問題を...
保湿剤で予防できる?アトピー性皮膚炎とアレルギーマーチ。 ■ アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎といったアレルギー疾患は、特に先進国を中心に少なくない病気です。 ■ アレルギー疾患は、特に小さい子どもの時にアトピー性皮膚炎から始まり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を発症するといった、いわゆる『...
増えている木の実アレルギー。基本的には個別に考える必要性がありますが、一部の木の実類はそれぞれ関連が深いこともわかっています。 ■ 木の実アレルギーに関しては、それぞれが独立しているアレルゲンであるという認識が必要です。 ■ しかし、一部は近しい関係性にあることが知られています。 ■ カシューナッツとピスタチオに関して...
結節性痒疹に対するデュピルマブの効果は? ■ 結節性痒疹は、長期間にわたるかゆみと結節(しこり)が特徴の慢性的な皮膚の炎症です。 ■ 結節性痒疹の治療難易度は高く、既存の治療方法では効果が不十分であったり、副作用が問題になってきます。 ■ デュピルマブ(デュピクセント)は、炎症を引き起こすサイトカイン、IL-4とIL-...
ナッツアレルギーが増加しているなか、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)経口免疫療法に関する報告があります。 ■ 木の実アレルギーの増加が、知られるようになってきました。 ■ 世界中でナッツアレルギーが増えていて、日本でも3年ごとに行われる全国の食物アレルギー調査で、2015年には8位だったナッツが、2018年には4位に、そして...
子どもでも増えている木の実アレルギー。1歳以降に発症するリスクは? ■ 木の実類アレルギーは、日本でも一般的な食物アレルギーの原因となっており、最近、小麦アレルギーを抜いて3位の頻度となりました。 ■ しかし、木の実類アレルギーの有病率に関するデータは多くはなく、特に乳児期の木の実類に対し感作している児がどのように経過...
受動喫煙、大気汚染だけでなく、ガスコンロの使用は子どもの喘息リスクを高めるかもしれない? ■ 受動喫煙は、子どもの喘息に大きなマイナスになることはよく知られています。 ■ さらに、大気汚染も喘息のリスクになることも知られています。 ■ そして最近、このような空気を悪化させるものとして、調理のための家庭内でのガスコンロの...
増えている木の実アレルギー。カシューナッツとピスタチオは特に密接と考えられていますが… ■ 木の実類アレルギーは、それぞれ独立して起こることが多く、それぞれのアレルギーの知識が必要になります。 ■ そのなかで関係性が近しいものとして、、の関係性が挙げられます。 ■ そのなかでもカシューナッツとピスタチオは特に近しく、個...
離乳食早期にカシューナッツ? ■ ピーナッツアレルギー、鶏卵アレルギーの発症予防に、これらを早期に離乳食に導入することが有用であることが報告されたあと、各国のガイドラインに導入されることになりました。 ■ しかし、それ以外の食物に関しては、まだ十分なデータがあるとは言えません。 ■ 最近、オーストラリアで行われているH...
クルミとカシューナッツが、日本のナッツアレルギーで最多ではあるものの、アーモンドの相談も多いです ■ 木の実類(ナッツ類)アレルギーが増加しています。 ■ 現在、日本の食物アレルギーの第3位となっています。 ■ その中でも圧倒的に多いのがクルミとカシューナッツです。 ■ クルミが木の実類の 56.5%、カシューナッツが...
子供のアトピー性皮膚炎が学力や記憶障害に影響?米国の大規模研究の結果が報告されています。 ■ 小児のアトピー性皮膚は、睡眠や注意力に影響し、学力を落とすことがあるとしられています。 ■ しかし、実際には、どの子供が特にアトピー性皮膚炎の影響を受けやすいかは十分にわかっていませんでした。 ■ 最近、米国における大規模研究...
アトピー性皮膚炎に対し、さまざまな新規外用薬が登場しているが、その比較はできる? ■ 先日X(旧Twitter)をみていると、なんだか?なポストがありました。 ■ ある薬剤師さん(?)のポストであり、免疫抑制薬タクロリムス(商品名プロトピック)軟膏がストロングクラスの効果で顔と頸部にしか使えない、PDE4阻害薬ジファミ...
アトピー治療の急速な進展。小児もその恩恵が広がりつつあります。 ■ アトピー性皮膚炎に対する全身投与する薬剤は急速に進歩し、外用薬と全身治療薬(内服薬・注射薬)の手数が増えました。 ■ そのうち外用薬は、生後3ヶ月・6ヶ月から使用できる新規薬が2種類となり、かなり治療が改善されました。 ■ まだ数がすくないのが全身治療...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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