新型コロナワクチン接種時のブレイクスルー感染に関し、関心が高まっています ■ ブレイクスルー感染に関しては、今後考えなければならないテーマです。 (ブレイクスルー感染に関して、忽那先生の記事を御覧ください) 新型コロナワクチン接種後に新型コロナに感染した「ブレイクスルー感染者」の特徴とは ■ そして、最近(9月9日)...
pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
野菜や果物がおおい食事は、こどもの喘息を改善させるか? ■ 最近のシステマティックレビューでは、果物や野菜をしっかり食べることで、全身性の炎症を改善させて喘息によい影響があるという研究結果があります。 ■ 最近、小児に関して小規模なランダム化比較試験が報告されています。 簡単に、ネットラジオVoicyでも解説してみま...
新型コロナワクチンのブースター接種の是非に関し、議論が続いています。 ■ デルタ株の拡大に伴い、ブースター接種の是非が議論されるようになってきました。 ■ 外来でもときどき聞かれる事が増えてきているテーマですが、十分なデータがない状況でした。 ■ そんな中、9月15日のNEJMに、2本の論文が公開されました。 この論...
学校が始まり、集団での新型コロナ発生時の対応策が求められている。 ■ 学校や集団保育が開始になり、今後、新型コロナウイルスの発生が懸念されます。 ■ 個人的には、学校の開始はある程度『許容せざるを得ない』と考えていますが、それは感染リスクがないことを意味しません。 ■ そして、感染予防策は重要です。 ■ そして、アウト...
デルタ株の拡大にともない、重症化率の上昇が懸念されています。 ■ いわゆるVOC(Variant of Concern; 懸念される変異株)の感染性が高まっていることは、疫学的なデータによって証明されていますが(Nature 2021; 592(7854): 438-43.)(Nature 2021; 593:321-...
妊娠中の新型コロナワクチン接種に関して、その安全性を検討した報告が、NEJMとJAMAに報告されました。 ■ 妊娠中のワクチン接種に関しては特に、そのリスクを心配されるむきはあるでしょう。 ■ しかし、妊娠中の新型コロナへの罹患自体が、妊婦さんにとっても、こどもさんにとってもおおきなリスクであることもわかっています。 ...
変異株の拡大で、学校や園をどうするかは大きな課題となっている。 ■ これまで、新型コロナと学校の再開に関して、こどもでは感染拡大のリスクは成人ほど大きくはないことが示されていました。 ■ しかし、変異株が小児に対しどのように影響するかに関しては、報告が決して多くはありません。 ■ 海外の報道記事をみていても、専門家の...
牛乳の免疫療法、加熱乳がいいか?非加熱乳がいいか? ■ 牛乳アレルギーは少なくありませんが、経口免疫療法(標準的な治療ではありませんのでご留意ください)を行うにあたって『牛乳は加熱したほうがよいですか?』という質問を受けることがあります。 ■ 個人的には、日本で販売されている牛乳はすでに加熱されて販売されていることもあ...
交差接種(初回接種/ブースト接種を異種で行うワクチン接種)は有効か? ■ ワクチン交差接種を検討 河野行革相「加速化期待」という報道を見かけましたが、『交差接種』をどうするかに関し、今後議論が活発化しそうです。 ■ 『交差接種』という用語が正式な名称なのか私はよくわかりませんが、『Heterologous prime–...
新型コロナに対するmRNAワクチンを摂取したあと、母乳中からはmRNAは検出されるか? ■ 授乳中の薬剤に対し、お母さんはどうしても気になるものです。 ■ ”禁忌”の薬剤もあることは確かですが、mRNAワクチンに関しては、むしろ『推奨される』ワクチンとして位置づけられるようになっています。 ■ なぜならば、母親自身の新...
PCR検査を唾液で行っても感度に問題はないか? ■ 一部の医療機関で『唾液検体』による新型コロナのPCR検査が行われていますが、この検査の感度が鼻咽頭での検体に比較して低いことは以前から指摘されていました。 ■ では、実際にどれくらい感度は低下するのでしょうか? ■ 今月の13日にJAMAに発表された検討を共有します。...
小児からの新型コロナ感染拡大は、どの年齢からのリスクが高いか? ■ 新型コロナの感染が拡大し、夏休みのおわりが近づいてきました。 ■ これまでは、コロナ拡大における学校に関する影響は比較的軽微なのではないかという報告が多かったです。 ■ 一方で、デルタ株の比率が高くなり、小児が起点になる懸念が高くなってきています。 ■...
蚊は、どのような理由で人間に誘引されるか? ■ 『なぜ私ばかり蚊に刺されるのでしょうか?』という質問をときどき受けます。 ■ 蚊の誘引物質に関しては、多くの成分が同定されています。 ■ 人が吐く二酸化炭素から、最近は皮膚の表面の細菌叢がひとによって異なり、その細菌叢の違いによって誘引する程度がことなるのではないかという...
外耳道を刺激すると咳が誘発される反射を、『アーノルド反射』といいます。 ■ 『耳かきをすると咳がでる』という訴えは、たまに聞くことがあります。 ■ この反射は、『アーノルド反射』としてしられています。 ■ アーノルド反射を報告したフィリップ・フリードリッヒ・アーノルドは、19世紀のドイツの解剖学者で「史上最高の解剖学者...
新型コロナワクチン後に、心筋炎・心膜炎の発症リスクはあがるのか? ■ 新型コロナワクチン、とくにmRNAワクチン接種後の心筋炎・心膜炎の懸念を持つ方がいらっしゃいます。 ■ たしかにmRNAワクチンを接種後、きわめて稀に心筋炎・心膜炎を起こす可能性はすでに指摘されています。 ■ 1億7700万人以上のワクチンが摂取され...
ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎の懸念を持つ方が多くなってきているようです。 ■ mRNAワクチンを接種後、きわめて稀に心筋炎・心膜炎を起こす可能性はすでに指摘されており、CDCでは『接種後に胸の痛み・息切れ・心拍数が多い・不整脈・鼓動が激しくなるなどの感覚がワクチン接種後1週間以内にあった場合は医療機関を受診してくださ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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