感染症(治療) 麻疹(はしか)は、予防接種が未接種だと6倍感染しやすい 麻疹予防接種率低下と流行拡大 ■ 麻疹(はしか)は、予防接種が下がると、具体的には2回の予防接種率が95%を下回ると、流行が起こりうることがわかっています。 ■ 最近、米国で麻疹による死者がでたという報道もありました。 ■ 重い症状として、失明、肺炎、脳炎などがあり、国や年齢によって死亡率が大きく異なります(先進国では... 2025年3月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対するウパダシチニブ増量とデュピルマブ。16週間比較して効果と副作用に違いはあるか?:Level Up試験 アトピー性皮膚炎の新薬の効果の差は? ■ アトピー性皮膚炎は、かゆみと湿疹をくり返す病気で、生活の質を下げてしまうことがあります。 ■ すでに多くの治療法がありますが、それでも十分に治りきらない人がいるため、新しい治療の工夫が必要とされています。 ■ ウパダシチニブ(リンヴォック)は、体の中の炎症を強める働きをする酵素... 2025年3月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 子どものアトピー性皮膚炎に使用したデュピルマブの効果は、他のアレルギー疾患の影響を受けるか? 乳幼児アトピー治療に対するデュピルマブ。併存疾患の影響を受けるか? ■ アトピー性皮膚炎は、乳幼児に非常に多く見られる皮膚の病気で、世界中で6ヶ月から5歳の子どもの約12%がこの病気を持っていると報告されています。 ■ この病気は単なる「肌荒れ」ではなく、激しいかゆみや睡眠障害などを引き起こし、子どもだけでなく家族の生... 2025年3月3日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ治療は、ステロイド外用薬も併用したほうが痒みを改善し、維持しやすいかもしれない デュピルマブによるアトピー性皮膚炎患者の「かゆみ」改善、維持されるか? ■ アトピー性皮膚炎は、少なくない皮膚の炎症性疾患です。 ■ 最近では先進的な全身療法が増えました。特に、生物学的製剤と内服JAK阻害薬が双璧でしょう。 ■ そのようななか、「treat-to-target(T2T)」の概念が導入されてきています。... 2025年2月24日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 皮膚の角層水分量と経皮水分蒸散量は、組み合わせることで、より皮膚状態を把握する 皮膚の水分バランスとアトピー性皮膚炎の関係。その検査には何を使う? ■ 皮膚は、体内の水分を保ち、外部からの刺激や病原体を防ぐバリアとして機能します。 ■ このバリア機能の評価には、経皮水分蒸散量(TEWL)と角層水分量(SCH)が広く用いられています。 ■ TEWLは皮膚からの水分がどれくらい蒸発して逃げていっている... 2025年2月23日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬の治療効果は、治療早期にはデュピルマブを上回るが、長期的には逆転する? アトピー性皮膚炎の新薬、即効性と持続性で見る治療効果 ■ アトピー性皮膚炎は、かゆみと皮膚の炎症が慢性的に続く病気です。 ■ 新しい治療法として、デュピルマブ(デュピクセント)をはじめとした生物学的製剤とウパダシチニブ(リンヴォック)をはじめとした内服JAK阻害薬の有効性が示されています。 ■ 特にデュピルマブは、体内... 2025年2月22日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブによる皮膚バリア機能の改善は、どのような指標に反映されるか? アトピー性皮膚炎の症状を改善させるデュピルマブ。皮膚バリア機能をどれくらい改善させる? ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症を起こす非常に多い皮膚の病気です。 ■ この病気は、かゆみや湿疹、乾燥などの症状があり、患者や家族に大きな影響を与えます。 ■ 皮膚にはそもそも、外部からの刺激を防ぐバリア機能があり、アトピー性皮膚... 2025年2月20日 pedallergy2016
未分類 デュピルマブを中止後に、アトピー性皮膚炎の症状はどれくらい維持される? アトピー性皮膚炎の新規治療薬デュピルマブ、「いつまで続ける?」 ■ アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が何度も悪化したり良くなったりする病気です。 ■ デュピルマブは、この病気のかゆみや湿疹を改善し、日常生活の質(睡眠など)を高めることが、さまざまな研究結果から明らかになっています。 ■ さらに、デュピルマブは長く使... 2025年2月18日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 1歳未満にRSウイルスに罹ると、将来の喘息発症リスクが上がるかもしれない:INSPIRE研究 赤ちゃんのときにRSウイルスに感染すると、その後、喘息になりやすくなる? ■ RSウイルス(RSV)は、赤ちゃんの呼吸器に感染して重い症状を引き起こすことが多く、世界中で赤ちゃんの死亡や病気の大きな原因になっています。 ■ そもそも、「赤ちゃんのときにRSVによる細気管支炎を起こすと、のちの小児喘息と関係がありそうだ」... 2025年2月13日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 重症牛乳アレルギー治療、多い量を目標にする?少量を目標にする? 牛乳アレルギーの免疫療法、少ない量を目標にするか?多い量を目標にするか? ■ 牛乳アレルギーは、日本でも3位にあたる食物アレルギーの原因で、特に乳幼児期に発症します。 ■ 小学校までに牛乳アレルギーを克服することが多いのですが、牛乳でアナフィラキシーを起こしたことがある児、もしくは特異的IgE抗体価が高く、下がる傾向に... 2025年2月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツ経口免疫療法を低年齢で始めると、「日常的に安定して」食べられるようになりやすい 乳幼児期のピーナッツアレルギー治療は、早期開始で効果が大きくなる可能性があります ■ ピーナッツアレルギーは、米国の小児の1~2%にあり、8割の人は寛解しないことから、生活の質を下げる大きな問題になっています。 ■ 乳児期早期からピーナッツを継続的に摂取するとアレルギーを防げると考えられていますが、実際にリアルワールド... 2025年2月9日 pedallergy2016
じんましん(治療) ゾレア(オマリズマブ)のバイオシミラーは、同等の薬効を発揮するか? 慢性蕁麻疹治療薬オマリズマブのバイオシミラーの有効性と安全性は? ■ バイオシミラー(バイオ後続品)は、先行した特許が切れたバイオ医薬品と同等または同質の品質、安全性、有効性を持つ医薬品です。 ■ 先発のバイオ医薬品とは別の製薬会社によって開発され、先行品と比較して価格が低く設定されることが多いため、患者の経済的負担や... 2025年2月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 肥満はアトピー性皮膚炎を悪化させる? アトピー性皮膚炎と肥満は関係する? ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚が乾燥してかゆくなる病気で、患者さんの生活に大きな負担をかけます。 ■ 最近、脂肪組織が体の中で炎症を起こしやすくする働きがあるとわかり、アトピー性皮膚炎と肥満の関係に注目が集まっています。 ■ 脂肪組織は単なるエネルギー貯蔵の場ではなく、内分泌機能(ホル... 2025年1月24日 pedallergy2016
小児科(総合) 熱性けいれんは、何時頃に多い? 熱性けいれんは、どの時間帯に多いのか? ■ 熱性けいれん(熱性発作)は、生後6か月から6歳くらいまでの幼い子どもに多く見られるけいれん発作の一種です。 ■ アメリカやヨーロッパでは2~5%、日本やグアムでは10~14%と報告されていて、国や地域で差があります。 ■ ほとんどは発熱後24時間以内に起こり、ウイルスや細菌の... 2025年1月22日 pedallergy2016
小児科(総合) 熱性けいれんに解熱薬を使用すると、再燃を予防する?予防しない? 熱性けいれん(熱性発作)に解熱薬を使う?使わない? ■ 熱性けいれんは、5歳までの子どもに2~5%の割合で起こるとされており、日本人ではさらに多いと考えられています。 ■ 一度起きると同じ発熱中に14.8%の確率で繰り返し起こり、2年以内には約30%が再発することが知られています。 ■ 日本のガイドラインでは、重症度の... 2025年1月21日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ダニの多い環境にいると、甲殻類アレルギーになりやすくなるか? 乳幼児期にダニにさらされると甲殻類アレルギーになりやすい? ■ エビやカニなどの甲殻類アレルギーは、エビやカニを食べたときに起こるアレルギーで、小児期から発症することがあります。 ■ 地域によって有病率に違いがあり、アジアでは西洋よりも高い割合(5.1%~7.7%)でエビアレルギーがみられるそうです。 ■ エビアレルギ... 2025年1月20日 pedallergy2016