日焼け止め製品の「おすすめ」にお答えすることは簡単ではない。 ■ 患者さんに、『日焼け止めはどんなものを使ったらいいですか』という質問を聞くことが増える時期になりました。 ■ 私は、一般には『ノンケミカル』で『SPF 30までの製品』を勧めることが多いですが、小児の日焼け止めに対する接触皮膚炎が化学薬品(紫外線吸収剤)...
pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
ビラスチン(商品名ビラノア)は、眠気の少ない抗ヒスタミン薬として成人でよく使われます。 ■ ビラスチン(商品名ビラノア)は、日本では小児適応はありませんが、『眠気の少ない』抗ヒスタミン薬として成人では汎用されるようになりました。 ■ 以前、Yahoo個人の記事で抗ヒスタミン薬を取り上げましたが、ビラスチンは『自動車の運...
年齢が長じるまで持ち越した乳アレルギーの治療は決して簡単ではなく、そしてご家族の負担も大きい。 ■ 食物アレルギーの中でも、特に年齢が長じるまで持ち越した乳アレルギーの治療は難渋することも多いです。 ■ そして乳のコンタミネーションは少なくなく、ご家族の負担も大きいことはよく感じます。 ■ その乳アレルギーの負担感を検...
乳アレルギーは、身長や骨密度に影響する可能性が示唆されています。 ■ 牛乳アレルギーで乳製品を除去していた小児の骨密度は低下することが報告されており、身長への影響が懸念されます。 ■ そして最近、乳アレルギーの成人に関し、身長への影響があることが報告されました。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 青年...
ベビーパウダー(タルカムパウダー)は、おむつ皮膚炎の予防に有効なのか? ■ J&J社のベビーパウダー(タルカムパウダー;日本で使われることの多いコーンスターチとは異なる)が、米国・カナダで販売中止になるそうです。 ■ このベビーパウダーの問題に関しては、かなり昔から論じられていたようですが、最近のコホート試験を...
ベビーパウダーの使用は、卵巣がんの発生を増やす? ■ J&J社のベビーパウダーが卵巣がんの原因になった可能性があるとして、賠償金2200億円の支払いが命じられたというニュースがありました。 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が販売したタルク(滑石)を原料とするベビーパウダーが、卵巣がん...
微量を継続して摂取を継続して、どれくらい摂取量が増加するか? ■ 経口免疫療法は、どうしてもリスクを払拭することは難しく、一般診療としてはかんたんには使いにくい状況です。 ■ 微量を継続して摂取すると、『摂取可能な閾値があがる』『ある程度たべられるようになる』という報告は徐々に増えています。 ■ そこで、このテーマを考...
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の重症化の予測マーカーが求められています。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関してはまだわからないことも多く残されていますが、その中でも重症化のマーカー、特に一般臨床で使えるマーカーが求められています。 ■ そこで、最近のAllergy(欧州免疫アレルギー学...
Scombroid poisoning、翻訳するならスカムロイド中毒(=サバ中毒)を魚アレルギーに勘違いすることは多い。 ■ 魚アレルギーと誤診されやすい病態として、『ヒスタミン中毒』があります。 ■ 正式にはScombroid poisoning、翻訳するならスカムロイド中毒(=サバ中毒)になります。 ■ 症状はアレ...
卵アレルギーのある場合に、卵の加工品で治療を行うケースがあります。 ■ 卵アレルギーのある児に対し、食べられる範囲で食べ続けることは『必要最小限の除去』として有効な方法で、少量で継続摂取することで食べられる量が増えてくるケースがあることは報告されています。 ■ 加工品を摂取(たとえばマフィンやビスケットなど)を継続する...
小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴に関するシステマティックレビュー。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報は、インフォデミックの状況になってきており、集めにくくなってきています。 ■ プレプリントの論文も多くなり、とはいえ情報はまとまった確かなものを…となると難しい部分もあ...
蚊に刺されたときのかゆみに対し、どの抗ヒスタミン薬がより有効か? ■ 虫刺されの季節になってきました。 ■ イカリジンやディートのはいった忌避剤をつかいつつ、刺されたときの対応を考えていく必要があります。 ■ 私は、ステロイド外用薬+冷却を基本にしています。 ■ それでも難しい場合に、(私も全員に処方しているわけではあ...
『Th2サイトカイン(アレルギー疾患に関与する情報伝達物質)』が高いと、新型コロナウイルス(SARS-Cov2)が人体に侵入するための受容体のひとつであるACE2を阻害し、重症化を防ぐのではないかと考えられている。その論考の後半。 ■ 昨日のつづきです。 ■ 前回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はACE...
新型コロナは、喘息を悪化させるのか? ■ 最近、非常に多い質問が『新型コロナが悪化する”基礎疾患”に、喘息が含まれますか?』というテーマがあります。 ■ そして最近になって、国立成育医療研究センターより新型コロナウイルス感染症で重篤になった患者には、気管支喘息患者がむしろ少ないという結果が報告されました。 国立成育医療...
6月5日に、WHOからのマスクの指針が変更されました。 ■ 6月5日にWHOからの指針の変更があり、感染拡大地域ではマスクを推奨と変更されたそうです。 「感染拡大地域ではマスクを」WHOが指針を大幅修正 ■ すでに、(感染リスクの高い)医療者に対するマスクは、呼吸器感染症のリスクを0.59倍に、インフルエンザ様疾患のリ...
航空機内でのコロナウイルス感染のリスクは高いか? ■ 航空機内での新型コロナウイルス感染のリスクは低いのではないかという報道がありました。 「感染者1100人が搭乗も2次感染ゼロ」飛行機のコロナリスクを検証する(プレジデントオンライン) ■ 一方で、結核に関してはリスクが報告されており、8時間以上の搭乗でリスクが高く...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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