pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
手をきれいにするためには、アルコールによる手指衛生と殺菌性石けんでの手洗いの、どちらが効率的でしょうか? ■ なかなか手指衛生用のアルコールが入手しにくい状況ですが、昨日は近隣のドラッグストアで手指衛生用のアルコールを見かけました(高価ですが…)。 ■ すこし、状況が改善されているのかもしれません。 ■ では、アルコー...
アトピー性皮膚炎は、本人だけでなく家族の生活の質を下げる。 ■ アトピー性皮膚炎は、睡眠の質やかゆみにより、本人の生活の質だけでなく、家族の生活の質も下げることが報告されています。 ■ 糖尿病のお子さんとの比較をどこかで読んだことがあったのですが、最近、その元論文を見つけたので、自分の中の知識ストックとして備忘録として...
普段、洗浄をするのにおすすめしているのは、泡状タイプですが… ■ ボディソープに関し、個人的には普段の臨床現場では泡で吐出されるタイプの洗浄剤をすすめています。 ■ 泡状のほうが流しやすく、皮膚にのこりにくいからです。 ■ 一方で、手洗いに関しては、液状石けんで用意されている場合も多く、実際の有効性の差が気になりました...
エアタオルは、菌を拡散させることになるのでしょうか? ■ 最近、公共の場でのいわゆるエアタオル(ジェット乾燥機)が使えなくなっていることが多いようです。 ■ 強力なジェット流が生成される、有名なメーカーの乾燥機は、時間も短く他の温風乾燥機よりも有用といった報告もあります(Journal of applied micro...
アルコールによる手指消毒の実施時間に関する検討。 ■ WHOにおいて、手指アルコール消毒の実施時間は20秒~30秒が推奨されています(石鹸+手洗いよりもアルコール消毒の方が簡便であり、有利な場面が多いとされている)。 ■ そのアルコールによる手指消毒の時間に関するクロスオーバー試験がありましたので、共有します。 こ...
消毒剤と洗浄剤、どちらのほうが皮膚を傷めやすいか? ■ 手指消毒や洗浄が多くなっている昨今、どちらのほうが皮膚を傷害しやすいのでしょうか? ■ それを比較した検討がありましたので、ご紹介します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? ボランティア17人の上腕内側・前腕部に対し、洗浄剤を使用する群、消毒剤を...
小児の便秘症に、画像検査は有用でしょうか? ■ 個人的には、小児の便秘症の診断における画像検査(特にレントゲン検査)は有用性が高くはないと思っています。 ■ ガイドラインでもその点は指摘されていますが、一部ではルーチンに撮影している場合もあるようです。 ■ そこで、最近のシステマティックレビューを確認することにしました...
新型コロナウイルス(COVID-19)と川崎病・そして川崎病ショック症候群。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と川崎病の関連が報道されています。 ■ これまでのCOVID-19と川崎病との関連に関しては、4月に報告された1例報告が最初というのが私の認識です(Jones VG, et al. COVID-...
『パンケーキ症候群』という、調理用小麦粉に含まれたダニに対するアナフィラキシーが報告されています。 ■ 調理用小麦粉、すなわち、お好み焼き粉、たこ焼き粉などに増加したダニにより、アナフィラキシーをきたすことが1993年に初報告されました(J Allergy Clin Immunol 1993; 92:846-9.)。 ...
川崎病と感染症は、関連が指摘されています。 ■ 新型コロナウイルス(SARS-Cov2)の感染と川崎病の関連が、報道されています。 欧州で川崎病に似た症状の子ども 新型コロナとの関連調査 ■ 実際のところ、川崎病には3回の大流行が報告されており、原因不明とはいえ感染症との関連はもともと言われていることです。 ■ どちら...
アトピー性皮膚炎における新規バイオマーカーであるSCCA2。 ■ アトピー性皮膚炎は潜在的な炎症も治療対象になるため、バイオマーカーの探索はとても重要です。 ■ 現在、保険適用され使用されている『血清TARC』もとても重要ですが、年齢が低いほど自然に高くなってしまうという特性もあり、留意しながら使用する必要性があります...
アトピー性皮膚炎に対する保湿剤は、エモリエントか?モイスチャライザーか? ■ アトピー性皮膚炎に対する”保湿剤”に関して、安価なワセリン(エモリエント)を使う場合も多いですが、個人的には保湿成分が含まれたモイスチャライザーを使うことが多いです。 ■ 実際、成人に関しては保湿成分を含んだほうが寛解維持率が高いという報告も...
ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)が注目されてきています。 ■ ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)は、アトピー性皮膚炎に対する、新規のステロイドでない外用薬です。 ■ 米国においては2歳以上に承認されるに至っています(日本ではまだ使用できません)。 ■ 今回、...
アトピー性皮膚炎治療に関する入浴回数が議論されることは多いです。 ■ アトピー性皮膚炎に対し、入浴回数が議論されやすいことはこれまでもブログでお話してきました。 ■ そして、web記事や医学雑誌ても記事をまとめて発表してきて、4/23に発売予定の本の中でもエビデンスを絡めて詳しく書きました。 ■ そしてこのテーマに関し...
医療現場では個人防護具(マスクやガウンなど)が不足しており、再利用せざるを得ない状況に陥っています。 ■ COVID-19は、エアロゾルを介して感染が成立する可能性があります。 論文から引用。 ■ しかしCOVID-19の流行が現実のものとなってきた今、医療現場では個人防護具(マスクやガウンなど)があきらかに不足し...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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