新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し、行動変容が求められています。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は現在(2020/4/12)、大きな流行になるかどうかの瀬戸際にあるといえます。 ■ 行動変容(いままでの行動を変える)が求められていますが、そんな中で『今シーズンはインフルエンザの流行が少...
pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
アトピー性皮膚炎は、皮膚感染症以外の感染症を起こしうる。 ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚の感染症を増やすことははっきりしています。 ■ 皮膚の疾患であるアトピー性皮膚炎が、皮膚の感染症を増やす可能性があることは十分考えられると思います。 ■ しかし一方で、アトピー性皮膚炎が皮膚以外の感染症のリスクを上げるという報告もあり...
TVゲームは、運動不足→肥満の原因になるでしょうか? ■ 最近、Twitterで話題になっているSwitchのゲームで、『リングフィットアドベンチャー』というタイトルがあるそうです(今、めちゃくちゃ高価になっているので購入はおすすめしませんが…)。 ■ 外出の自粛が推奨されているため、運動を主眼においたゲームが人気にな...
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、定量噴霧式の吸入が勧められています。 ■ 日本では、喘息発作の場合に救急外来における吸入方法はネブライザーを使用することが多いです。 ■ しかし、定量噴霧式吸入器(ボタンを押すとプシュッと薬剤が噴霧される、あれです)を、スペーサー(間に挟む補助具です)によって吸入しても同様の効果が...
アトピー性皮膚炎は、喘息の発症リスクになる。 ■ アトピー性皮膚炎は、『経皮感作』を通して感作のリスクになり、さらにはその他のアレルギー疾患の発症リスクになります。 ■ そのため、『皮膚』がアレルギー疾患予防のターゲットとして注目されています。 ■ そして最近、アトピー性皮膚炎がある患者さんには喘息も併発している可能性...
乾燥肌に対し、保湿剤は有効です。そのことを確認したランダム化比較試験。 ■ アトピー性皮膚炎に対する治療において、スキンケアは大きな役割を持ちます。 ■ 保湿剤は、アトピー性皮膚炎の再度の悪化を防ぎ、ステロイド外用薬の使用量も減らすことが報告されています。 ■ そこで今回は、中等症以上の乾燥肌に対し、モイスチャライザー...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、入院率と死亡率はどれくらいと推定できるか? ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、今後、日本でも大きく増えることが懸念されています。 ■ 日々、著名人の感染がTV報道されていますが、現実として感染が広まってきた場合に重要なのは著名人のリスクではもちろんあ...
ナッツアレルギーは、どれくらい交差しているか? ■ ナッツ類は、それぞれ交差性(たとえばあるナッツ類にアレルギーが有ると、他のナッツ類にもアレルギーがある)があると考えられています。 ■ しかし、これまでの研究は『後ろ向きに集めた症例集積研究』でした。 ■ そこで、このテーマで前向きに3カ国でおこなった研究が発表されま...
食物負荷試験で食べられることがわかっても、その後、その食物を継続できない場合もあります。 ■ 食物経口負荷試験は、食物アレルギーの確定診断として有用です。 ■ しかし、食物負荷試験で陰性であっても、食べ続けられない場合もあります。 ■ 今回は、成人に対して食物負荷試験をおこない、陰性であった場合にその食物を開始できてい...
スキンケア用品の汚染は問題になることがある。 ■ 手洗いが推奨されるにつれ、手湿疹の相談も増えています。 ■ しかし、保湿剤自身が微生物に汚染される可能性があります。 ■ 実際、医療機関で使われていた皮膚ケア製品から、感染がひろまったという報告もあります(Annals of internal medicine 1996...
ペットに対する対応は、なかなか難しい。特にネコのふけは衣服について拡散する可能性がある。 ■ ペットアレルギーに対する対応は決して簡単ではありません。 ■ 衣服についてネコのふけが拡散することもわかっています。 ■ 共存できるような状況であれば、それはそれで飼い続けてもいいかな…と私は思っていますが、意外な経路で喘息に...
生物学的製剤が、さまざまなアレルギー疾患に応用されようとしている。 ■ 生物学的製剤、たとえばデュピルマブやネモリムマブは、成人の重症アトピー性皮膚炎に光明を投げかけようとしています。 ■ しかし、小児に関してはそれらの研究は乏しく、まだこれからの適応が期待されている、という段階です。 ■ 一方、オマリズマブ(抗IgE...
小児の小麦アレルギーの指標として、小麦特異的IgE抗体価だけでなく、『ω5グリアジン』が広く使われている ■ 食物アレルギーの評価のための血液検査では、『コンポーネント検査』がひろく使われるようになりました。 ■ すなわち、たとえば卵における『オボムコイド(Gal d 1)』や、ピーナッツにおける『Ara h 2』など...
空気清浄機が喘息のコントロールに関係するかは、いまだ十分な結論はでていない。 ■ 空気清浄機の効果に関して聞かれることは多いのですが、現状では十分な研究結果があるとはいえません。 ■ 学会発表レベルの報告は、以前ご紹介しましたが、寝室におけるPM2.5量と呼気一酸化窒素(気道の炎症の程度を反映)が低下したものの、それ以...
乳アレルギーが有る場合の乳糖の取り扱いには注意を要する。 ■ 今回は和文の報告です。 ■ 外来でもよく聞かれる、乳アレルギーの場合の乳糖の取り扱いです。 ■ 本来、乳糖は乳ではありませんが、乳を原材料として使われるため、わずかにアレルゲン性をもち、ふりかけやコンソメなどに含まれる場合があります。 ■ 多くの場合は乳糖は...
『早期離乳食開始』による食物アレルギー予防に関し、卵とピーナッツはかなりはっきりした結果があるが、乳に関してはあきらかとはいえない。 ■ 離乳食早期開始による食物アレルギーの予防に関して、卵とピーナッツはかなりはっきりした結果となってきており、『離乳食を遅らせない』という機運が高まっています。 ■ 一方で、乳に関しては...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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