エモリエントの定期塗布により、アトピー性皮膚炎を予防できるか? ■ 保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防は、すでに100名強のランダム化比較試験で3割~5割程度減らすことができるのではないかという結果が発表されています。 ■ その結果を補強するために、大規模な介入試験が行われました。 ■ その結果は、意外なものでした...
pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
小麦アレルギーのある子どもが、少量で『増やさずに同じ量で食べ続けると』、どれくらい食べられる量が増えるか? ■ 食物アレルギーの対応方法として、『必要最小限の除去』が標準療法としてすすめられ、経口負荷試験をもとに普及してきています。 ■ さらに一方、『必要最小限の除去』を一歩すすめ、『積極的に食べる量を増やす』経口免疫...
2020年2月11日までの新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 72314例に関する見解が、JAMAに発表された。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する報道が加熱しており、さまざまな見解が行き交っています。 ■ 私は普段、あまりテレビはみない方なのですが、今回はたまに見ることが増えました。 ...
NEJMに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例集積研究が掲載されていました。 ■ JAMAに掲載された最大規模の症例集積研究 (Characteristics of and Important Lessons From the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Ou...
ウイルスの検出において、PCRは万能ではない。 ■ 新型コロナウイルスの原因ウイルスであるSARS-Cov-2の検出は、PCRで行われますが、この検査はきわめて煩雑な検査です。 ■ こんなイメージでいいかはわかりませんが、インフルエンザの迅速検査が『インスタントラーメン』だとすると、『フランス料理のフルコース』くらい違...
マスクが手に入りづらい状況ではあるものの、スギ花粉症も最盛期に入ろうとしています。 ■ COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のために、マスクが手に入りづらくなっています。 ■ 一方で、スギ花粉症の最盛期にはいってきており、花粉症にもマスクが必要な状況ですが、実際にマスクは花粉症に有効なのでしょうか? 2020年...
小児の風邪症状は、どれくらい続くのか? ■ 風邪の症状に関して、『なかなか治らない』という訴えは少なからずあります。 ■ 調べていると、システマティックレビューにたどり着きましたのでご紹介します。 ※ この文献は、風邪の罹病期間をしらべていて、(Pappas DE, Pediatr Infect Dis J 2008...
COVID-19の原因ウイルスSARS-CoV-2は、人工的なウイルスではないことは科学的に証明されている。 ■ 今回のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のアウトブレイクに関し、いくつかの小児に関係する報告をご紹介してきました。 ■ これは、COVID-19に関して、わたしのしているような前線の外来でも聞かれ...
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、難聴の原因になります。 ■ おたふくかぜ(流行性耳下腺炎=ムンプス)は、難聴の原因になることがわかっています。 ■ その難聴の発生は、決して少なくありません。実に1987年に300人、1993年に400人、2001年に650人と推定されています(Auris Nasus Larynx 2...
花粉症に対し、眼鏡やマスクで花粉を防御することは重要です。 ■ COVID-19問題で、マスクが手に入りにくくなっていますが、花粉症においてマスクだけでなく眼鏡も重要な花粉の防御手段です。 ■ 今回は、サングラスが花粉症の目の症状を抑えるのかを見た報告をご紹介します。 ※2020/2/19 追記。 るるーしゅ先生から...
COVID-19(新型コロナウイルス)感染時の、児への垂直感染の可能性をみた9例の検討。 ■ COVID-19(新型コロナウイルス)感染症に関する報告は、急速に増えてきています。 ■ 私は一介の小児科医ですので、あくまでCOVID-19感染に関する全体のまとめは、呼吸器感染症専門医や、感染症専門医の提言やまとめを参考に...
1歳未満のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)、その経過に特徴はあるか? ■ COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関する情報は、日々更新されています。 ■ 感染症のアウトブレイク時の論文発表までの時間もどんどん短縮されており、今回のCOVID-19のアウトブレイク(2019年12月8日)以降、さまざま...
経口免疫療法後、脱感作が誘導されても、運動すると症状が誘発されてしまう場合があります。 ■ 経口免疫療法は、『少しずつ食べ続けて、食べられる量を押し上げていく』食物アレルギーの治療法のひとつです。 ■ 現在のところ標準療法ではなく、一般的にすすめられる方法ではなく研究中といえます。 ■ 問題点はさまざま残されていますが...
短時間作用性β刺激薬(SABA)の濫用を戒める、『ベロテック事件』。 ■ 今回は、やや古い報告です。 ■ フェノテロール(商品名ベロテック)は、短時間作用性β刺激薬の1種です。 ■ まだ、気管支喘息の本態が『気道の慢性炎症』と十分わかっていなかった時代に、短時間作動性β刺激薬のなかでも『効果が良い薬』として汎用されてい...
睡眠改善薬として使用される第1世代の抗ヒスタミン薬は、翌朝以降のパフォーマンスにも影響するか? ■ 抗ヒスタミン薬は、『インペアード・パフォーマンス(意識されないパフォーマンスの低下)』が問題となります。 ■ そこで、『脳内ヒスタミン受容体占拠率の低い(パフォーマンスの低下を引く起こしにくい)』抗ヒスタミン薬が選ばられ...
ステロイド点鼻薬は、眼の症状も緩和するようだ。では、小児で頻用されるアラミストとナゾネックスのどちらがより有効だろうか? ■ 以前、ステロイド点鼻薬(アラミスト)が、眼の症状にも有効であるという報告をご紹介しました。 ■ では、その眼の症状緩和において、モメタゾン(ナゾネックス)も同様の有効性を持つのでしょうか? こ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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