光老化を示唆する、興味深い報告をご紹介します。 ■ 最近、和文の教科書を読んでいて「秋田は鹿児島に比べて紫外線が1/2で、10歳若く見える」という文章を見かけました。 ■ 参考文献が示されていなかったので調べてみると、その元情報と思われる文献をみつけました。 ■ なお、この記事は鹿児島の方になにか申し上げたいわけではな...
pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
少し古いですが、「離乳食早期導入」が食物アレルギーの発症を予防する可能性を示した有名な研究をご紹介します。 ■ みなさんは既に、「離乳食早期導入」が食物アレルギーを予防する可能性があることをご存知かと思います。 ■ 臨床的な介入研究は一般に、基礎研究から理論的に組まれたり、疫学的な研究結果から臨床研究が組まれたりします...
『反復オープン塗布テスト(Repeated Open Application Test; ROAT』とは? ■ 私は、接触性皮膚炎を調べるのは皮膚科の先生方の専門領域と思っています。 ■ 金属パッチテストなどに関しては、標準化された製品が上梓されているものの、その他の製品に関しては決して簡単ではないからです。 ■ ただ...
おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)予防に、ベビーパウダーが良いか?亜鉛華軟膏が良いか? ■ この論文にはタルカムパウダーという用語になっていますが、日本ではベビーパウダーという言葉のほうがしっくりくるようです。 ■ おむつ皮膚炎の発症予防に対し、ベビーパウダーと亜鉛華軟膏の有効性を比較した検討。こういう研究は少なく、たまたま...
■ 「離乳食を遅らせること」はすでに食物アレルギー予防には有効でないことはわかっており、2008年以降その推奨は取り下げられています。■ そして、「授乳・離乳の支援ガイド」が2019年改定版として10年以上ぶりに改定され、生後6ヶ月から卵黄の開始が提唱されました。■ これは、「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」を受け...
■ ステロイド外用薬は、眼の周囲にも使用されることがあり、そのステロイド外用薬は潜在的に「眼圧をあげる可能性」があります。■ しかし、その可能性はそれほど高いものではなく、最近、眼圧を2回以上測定したアトピー性皮膚炎患者65人において、眼圧が上がった例はなかったという報告があります(Allergology intern...
デュピルマブ(商品名デュピクセント)を使用すると、結膜炎を発症することが知られています。 ■ デュピクセントは、アトピー性皮膚炎治療に革新をもたらそうとしています(高価であること、注射剤で定期的な使用が必要であること、小児適応はないことが問題点です)。 ■ デュピクセントの副作用は比較的少ないようですが、一部に重症の結...
■ 慢性特発性じんましんは、子どもにも稀ならず見られる疾患です。■ では、慢性特発性じんましんは、どのような人に起こりやすいのでしょうか?■ イスラエルからの大規模横断研究の結果をご紹介します。...
喘息発作時に抗菌薬は有効でしょうか? ■ 喘息発作の多くにウイルス感染を伴い、細菌感染により悪化するケースは少ないです。 ■ ですので、細菌に有効である抗菌薬は多くの場合有効ではないはずですが、使用するケースは少なからず見受けられます。 ■ では、その抗菌薬はよいアウトカムを導いているのでしょうか?むしろ悪いアウトカム...
「ビタミンD仮説」というアトピー性皮膚炎の発症因子は、日照時間から推論されていました。 ■ 「ビタミンD仮説」は、最初は疫学的な研究から推論されています。 ■ 例えば、米国のなかでも北のほうがエピペン(アナフィラキシー時に使用する緊急薬)の処方率が高いなどです(Mullins RJ, et al. Curr Aller...
喘息の自己管理は、ピークフローメータを参考に行うことが推奨されています。 ■ 喘息の自己管理は、たとえば糖尿病における血糖値のように、ピークフローメータという簡単な呼吸機能検査に基づくことが推奨されています。 ■ インスタでピークフローメータの説明をしていますのでご参照ください(もちろん、購入時は医師にもご相談を)。 ...
蕁麻疹の原因の多くは「特発性」ですが、特発性の中でも風邪によるものが多いとされています。 ■ 「蕁麻疹診療ガイドライン2018」の特発性蕁麻疹の項に、小児の特発性じんましんの多くは上気道炎に関連すると関係すると記載があります。しかし、その報告はすくなかったのです。 ■ そこで、そのテーマでの報告がなされていましたのでご...
■ じんましんはありふれた病態にもかかわらず、有症率調査は極めて少ないです。■ そこで、日本に近い韓国での大規模な有症率調査がありましたのでご紹介します。...
最近、母の喘息コントロールを呼気一酸化窒素を目安に行うと児の喘息発症を減らすかもしれないという研究結果が発表されるようになりました。■ 同じように、デンマークにおける大規模横断研究で、妊娠中の母の喘息コントロールが不十分であると、喘息発症が増えるかもしれないという研究結果がありましたのでご紹介します。...
魚アレルゲンは主にパルブアルブミンが原因になっていると考えられています。 ■ 魚に対するアレルギーはパルブアルブミンという水溶性の蛋白質が主な原因になっています。 ※ 魚アレルギーとパルブアルブミンの交差抗原性に関しては、インスタで簡単にご説明しました。 View this post on Instagram ほむほ...
極めて有名な、気管支喘息に対する吸入ステロイド薬の効果を検討した報告。 ■ 吸入ステロイド薬は、今現在の喘息治療における主役のひとつです。 ■ もちろん薬である以上、減量したり他剤の併用を考慮したりすることは重要です。 ■ 一方で、「心配だ」で中止することはまた、大きな問題が起こりえます。そのうち、最大の「大きな問題」...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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