pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
ナッツアレルギーが増加しているなか、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)経口免疫療法に関する報告があります。 ■ 木の実アレルギーの増加が、知られるようになってきました。 ■ 世界中でナッツアレルギーが増えていて、日本でも3年ごとに行われる全国の食物アレルギー調査で、2015年には8位だったナッツが、2018年には4位に、そして...
子どもでも増えている木の実アレルギー。1歳以降に発症するリスクは? ■ 木の実類アレルギーは、日本でも一般的な食物アレルギーの原因となっており、最近、小麦アレルギーを抜いて3位の頻度となりました。 ■ しかし、木の実類アレルギーの有病率に関するデータは多くはなく、特に乳児期の木の実類に対し感作している児がどのように経過...
受動喫煙、大気汚染だけでなく、ガスコンロの使用は子どもの喘息リスクを高めるかもしれない? ■ 受動喫煙は、子どもの喘息に大きなマイナスになることはよく知られています。 ■ さらに、大気汚染も喘息のリスクになることも知られています。 ■ そして最近、このような空気を悪化させるものとして、調理のための家庭内でのガスコンロの...
増えている木の実アレルギー。カシューナッツとピスタチオは特に密接と考えられていますが… ■ 木の実類アレルギーは、それぞれ独立して起こることが多く、それぞれのアレルギーの知識が必要になります。 ■ そのなかで関係性が近しいものとして、、の関係性が挙げられます。 ■ そのなかでもカシューナッツとピスタチオは特に近しく、個...
離乳食早期にカシューナッツ? ■ ピーナッツアレルギー、鶏卵アレルギーの発症予防に、これらを早期に離乳食に導入することが有用であることが報告されたあと、各国のガイドラインに導入されることになりました。 ■ しかし、それ以外の食物に関しては、まだ十分なデータがあるとは言えません。 ■ 最近、オーストラリアで行われているH...
クルミとカシューナッツが、日本のナッツアレルギーで最多ではあるものの、アーモンドの相談も多いです ■ 木の実類(ナッツ類)アレルギーが増加しています。 ■ 現在、日本の食物アレルギーの第3位となっています。 ■ その中でも圧倒的に多いのがクルミとカシューナッツです。 ■ クルミが木の実類の 56.5%、カシューナッツが...
子供のアトピー性皮膚炎が学力や記憶障害に影響?米国の大規模研究の結果が報告されています。 ■ 小児のアトピー性皮膚は、睡眠や注意力に影響し、学力を落とすことがあるとしられています。 ■ しかし、実際には、どの子供が特にアトピー性皮膚炎の影響を受けやすいかは十分にわかっていませんでした。 ■ 最近、米国における大規模研究...
アトピー性皮膚炎に対し、さまざまな新規外用薬が登場しているが、その比較はできる? ■ 先日X(旧Twitter)をみていると、なんだか?なポストがありました。 ■ ある薬剤師さん(?)のポストであり、免疫抑制薬タクロリムス(商品名プロトピック)軟膏がストロングクラスの効果で顔と頸部にしか使えない、PDE4阻害薬ジファミ...
アトピー治療の急速な進展。小児もその恩恵が広がりつつあります。 ■ アトピー性皮膚炎に対する全身投与する薬剤は急速に進歩し、外用薬と全身治療薬(内服薬・注射薬)の手数が増えました。 ■ そのうち外用薬は、生後3ヶ月・6ヶ月から使用できる新規薬が2種類となり、かなり治療が改善されました。 ■ まだ数がすくないのが全身治療...
アトピー性皮膚炎治療における生物学的製剤。食物アレルギー応用も? ■ デュピルマブは、最近、生後6ヶ月の乳児の重症アトピー性皮膚炎に使用可能になった、生物学的製剤です。 ■ 高価でもあり、しかも注射製剤ですので、全員に使用できるというわけではありません。 ■ 一方で、生物学的製剤を食物アレルギーの治療に活用しようとする...
治療の難しい牛乳アレルギー。経皮免疫療法ViaskinのフェーズI/II試験の結果。 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーですが、世界的にも多い食物アレルギーです。 ■ 多くは自然寛解するとされていますが、年齢が高くなるまで持ち越すことも少なくなく、アナフィラキシーの大きな原因食物とされています。 さらに、...
食物アレルギーに対する経口免疫療法の有効性と安全性を高める研究がすすんでいます。 ■ 食物アレルギーは、先進国で増えています。 ■ 日本では、鶏卵、牛乳、小麦、種子類(ナッツ類)、ピーナッツなどが主な原因ですが、世界では特に、ピーナッツが問題となっています。 ■ そしてピーナッツや木の実類アレルギーは治りにくいとされて...
離乳食の早期開始が食物アレルギー予防に効果がある。世界の指針は変わってきたか? ■ 小児の食物アレルギーは近年増えています。 ■ そのため、アレルギーとして多い卵やピーナッツなどの食品を早い段階で取り入れることが、アレルギーを防ぐのに役立つ可能性が高いという知見がふえ、生後4~6カ月にこれらの食品を食べさせ始めることを...
生後6ヶ月から使用できるようになったデュピルマブは、子どものアトピー性皮膚炎に有効かつ、感染リスク減少に効果があるかもしれない ■ アトピー性皮膚炎は、小児で発症することが多い病気です。 ■ アトピー性皮膚炎があると、さまざまな皮膚の感染症を発症しやすくなり、黄色ブドウ球菌やヘルペスなどが原因になることが多いです。 ■...
世界的に増加中、牛乳アレルギーによるリスク ■ 牛乳アレルギーは、日本だけでなく、海外でも増えており、とくに重症のアナフィラキシーの原因としてナッツよりも増えているのではという報告もあります。 ■ 先進国における1歳児の牛乳アレルギーの有病率、つまりこの年齢でアレルギーを持っている子どもの割合は0.5%から3%と報告さ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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