アトピー性皮膚炎(治療) 生後3ヶ月以上の乳児のアトピー性皮膚炎に対するジファミラスト軟膏の治療効果:第3相臨床試験の中間報告 生後3ヶ月から使用できるようになったアトピー性皮膚炎治療薬ジファミラストの治療効果が、中間報告として公開されました。 ■ アトピー性皮膚炎は、多くの人が悩む皮膚の病気です。 ■ 特徴的な症状は、かゆみと湿疹で、これらの症状により睡眠障害や生活の質の低下、さらにさまざまな合併症やリスクを引き起こすことが報告されています。... 2024年11月10日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) JAK阻害薬ウパダシチニブを1年半投与したときの効果の維持と安全性は? アトピー性皮膚炎に有効な内服JAK阻害薬ウパダシチニブの1年半にわたる長期治療成績が報告されました。 ■ 思春期のアトピー性皮膚炎は、うつ病や不安などの精神的な問題を起こしやすく、学業成績やいじめの原因にもなるとされています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな疾病負荷があるのです。 ■ 治療に関しては、一般的には外用... 2024年11月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対する全身治療薬、16週間で比較するともっとも効果が高いのはどれか? アトピー性皮膚炎の全身治療薬の治療効果を比較した最新研究が、BJDに発表されていました。 ■ アトピー性皮膚炎の新薬が次々と開発されています。 ■ しかし、それぞれの薬を直接比べる研究は少なかったのが現状です。 ■ しかし、最近の新薬の研究では、「効いた」か「効かなかった」かという単純な判断を重視する傾向にあります。 ... 2024年11月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ使用しているときに、生ワクチンを使用すると有害事象が増えるか?|2024年10月31日 デュピルマブ治療中に生ワクチンを接種すると大きな問題が起こるか? ■ 経鼻生インフルエンザワクチンの接種が開始されました。 ■ そのなかで問題点としてあるのが、デュピルマブ(デュピクセント)を使用中の患者さんへの対応です。 ■ すなわち現状では、デュピルマブを使用中に生ワクチンを接種する場合、一定の期間をあける必要があ... 2024年10月31日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 陰嚢のかゆみに外用PDE4阻害薬が有効? 男性の慢性的な陰部のかゆみに、外用PDE4阻害薬ロフルミラストが効果を示す可能性が報告されました。 ■ 皮膚の病気でよく見られる「かゆみ」。 ■ 人口の15%もの人が6週間以上も続く慢性的なかゆみに悩まされています。 ■ かゆみは単純な症状ではなく、チクチクする感覚なども一緒に起こることがわかっています。 ■ 特に男性... 2024年10月29日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デルゴシチニブ(コレクチム)の0.25%と0.5%の有効性と安全性の差は? アトピー性皮膚炎の新薬デルゴシチニブ軟膏の2つの濃度(0.25%と0.5%)の効果と安全性を、子どもを対象に比較した研究の報告。 ■ デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏は日本でもアトピー性皮膚炎に使える新しい薬で、0.25%と0.5%の2種類があります。 ■ 6ヶ月以上の子どもから大人まで使えますが、子どもには主に0.2... 2024年10月28日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対し、デュピルマブの有効性が高い患者像とは? アトピー性皮膚炎の新薬デュピルマブ。多くの患者に効果があるものの、効果の予測因子を探る研究が進んでいます。 ■ アトピー性皮膚炎は、遺伝子や免疫システム、皮膚のバリア機能、細菌叢、環境要因など、様々な要因が複雑に絡み合って起こる慢性的な皮膚の病気です。 ■ 最近の研究では、アトピー性皮膚炎に9.2%がかかっていて、特に... 2024年10月26日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デルゴシチニブ(コレクチム)とジファミラスト(モイゼルト)、有効性と安全性に差があるか? 子どものアトピー性皮膚炎に広く使われるようになってきたデルゴシチニブとジファミラストの効果を統計的に比較した研究が報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎に対する抗炎症薬はどんどん増えてきています。 ■ 外用治療には、従来からステロイド外用薬やタクロリムス軟膏が使われてきましたが、外用JAK阻害薬デルゴシチニブ(商品名コ... 2024年10月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 慢性手湿疹に対するデルゴシチニブの有効性と安全性とは? 日本でアトピー性皮膚炎に有効性が示され保険適用になっているデルゴシチニブが、慢性手湿疹に効果的であることが、Lancetに報告されました。 ■ 慢性手湿疹は、手や手首に湿疹が長期間続く病気で、痒みや痛みが伴います。この病気は女性に多く見られ、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。 ■ アトピー性皮膚炎における合併... 2024年10月16日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対するデュピルマブの5年間の長期効果と中断率は? デュピルマブは、アトピー性皮膚炎などの治療に使用される新しい薬剤です。長期使用の効果と安全性に関して、知見が増えてきています。 ■ デュピルマブは、アトピー性皮膚炎(AD)に使用される生物学的製剤です。 ■ 日本では2018年に成人から使用できるようになり、小児では2023年から生後6ヶ月から使用できるようになりました... 2024年10月8日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対する抗炎症外用薬は、どれがもっとも効果が高いか? アトピー性皮膚炎治療の外用薬、新旧さまざま。効果や安全性を比較した新しい研究結果が報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎の治療には、主に皮膚に直接塗る薬が使われています。 ■ ステロイド外用薬は70年以上の歴史がありますが、最近では新しいタイプの薬も開発されています。 ■ 例えば、タクロリムス、JAK阻害薬、PDE4阻... 2024年10月3日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 『エモリエントプラス』は、半年間の使用でも効果が持続する アトピー性皮膚炎の新たな保湿剤の概念、エモリエントプラスの長期使用効果と安全性を検証した報告。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、皮膚のバリア機能が低下したり、皮膚に常在する微生物のバランスが崩れたりします。 ■ 最近の研究では、皮膚の微生物のバランスを整える成分を含んだ、『エモリエントプラス』の報告があります。 ■ 最... 2024年9月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) エモリエント『プラス』は、ステロイド外用薬の使用量を減らす アトピー性皮膚炎治療における保湿剤に、あたらしくエモリエントプラスの概念が提案されている。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴い、長く続く長期的な皮膚の炎症疾患です。 ■ アトピー性皮膚炎の基本的な治療方法は、アレルギーの原因となるものを避けることと、毎日保湿剤を使うことです。 ■ しかし、保湿剤だけでは症状を... 2024年9月2日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ使用中のアトピー性皮膚炎児のIgE値、TARC値は大幅に低下する 10人に1人が経験するアトピー性皮膚炎、子どもへのデュピルマブでIgE値なども低下するかもしれない。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴う慢性の皮膚炎症疾患で、皮膚のバリア機能が低下しているのが特徴です。 ■ 18か国で行われた大規模な研究によると、6か月から5歳の乳幼児で12.1%、6-11歳の小児で13.0... 2024年8月26日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 夏のアトピー性皮膚炎の洗浄に、洗浄剤は必要か? アトピー性皮膚炎治療における洗浄剤使用の是非を巡り、夏季の患者を対象に水洗いと洗浄剤洗いの効果を比較する研究が行われました。 ■ アトピー性皮膚炎の治療において、スキンケアは重要です。 ■ しかし、石鹸や洗剤の使用するかどうかは、意見が分かれています。 ■ 以前、このテーマに関してネット記事も書きました。 ■ 洗浄剤に... 2024年7月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎の全身治療として、内服JAK阻害薬とデュピルマブのどちらが短期的な有効性が高いか? アトピー性皮膚炎の全身治療には、内服薬や注射薬があり、特定の分子を標的とする抗体薬やシグナル伝達を阻害する低分子薬があります。 ■ アトピー性皮膚炎に対する、全身治療が発展してきています。 ■ 全身治療には、内服薬や注射薬があり、炎症を引き起こす特定の分子を標的とする抗体薬や、特定のシグナル伝達を阻害する低分子薬があり... 2024年7月2日 pedallergy2016