アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎睡眠障害 児のアトピー性皮膚炎は、母の睡眠の質を悪化させる 小児のアトピー性皮膚炎は、本人だけでなく家族の生活の質を悪化させる。 ■ アトピー性皮膚炎は、その痒みのために生活の質を大きく損なうことをご紹介してきました。 ■ そして、家族の生活の質をも大きく下げることになります。 ■ 最近のJAMAの姉妹紙に規模の大きいコホート研究の結果が発表され、児のアトピー性皮膚炎は母の睡眠... 2019年3月26日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎治療プロトピック軟膏 プロトピック軟膏によるプロアクティブ治療は有効か? プロアクティブ治療の古典的な報告。 ■ プロアクティブ治療という、抗炎症薬の使用の間隔を徐々に延長していき、皮膚の安定している期間を延ばす治療は、すでに市民権を得ているといえます。 ■ 元々は、この治療はタクロリムス外用薬で報告され認知されるようになりました。 ■ 成人に対する検討ですが、その古典的な報告(それでも20... 2019年3月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎治療低分子薬トファニチブ 低分子薬内服は、アトピー性皮膚炎に有効か? 低分子薬は生物学的製剤より安価であり、次のアトピー性皮膚炎治療薬として注目されている。 ■ 重症アトピー性皮膚炎の治療は生物学的製剤によって大きな変革期を迎えていますが、これらは基本的に高価で、皮下注射がメインの薬剤です。 ■ 内服薬ではこれまで抗ヒスタミン薬を中心としてきましたが、十分な効果とは言えませんでした。 ■... 2019年3月18日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) アトピー性皮膚炎手のひら 親指の付け根のシワは、皮膚のバリア機能と感作を予測するかもしれない 親指の付け根部分を母指球といい、その部分の「過剰なシワ」が皮膚のバリア機能を反映する可能性が示唆されています。 ■ 親指の付け根部分を母指球のシワが多くなっていることを「Palmar hyperlinearity 」といい、そのパターンが皮膚バリア機能を反映する「フィラグリン遺伝子異常」と関連するという報告があります。... 2019年3月14日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎治療睡眠メラトニン メラトニンは、小児アトピー性皮膚炎の症状を改善させるかもしれない ■ メラトニンは概日リズムによる同調を行っているホルモンで、アトピー性皮膚炎の睡眠の改善に有効かもしれないという報告があります。■ このテーマにおいて、2016年にJAMA pediaricsにランダム化比較試験が報告されていました。■ 追試がないかなあと思っていたら、Pediatr Allergy Immunol(欧... 2019年3月12日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 予防アトピー性皮膚炎チーズ 発酵食品は、アトピー性皮膚炎の発症を予防する? ■ 発酵食品を摂取しているとアレルギー疾患を予防する可能性が指摘されています。■ 今回はトルコからの症例対照研究による報告です。... 2019年3月8日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎睡眠の質 アトピー性皮膚炎は睡眠の質を低下させる ■ アトピー性皮膚炎は掻痒(かゆみ)を特徴とします。■ そのかゆみは様々に生活の質を低下させますが、その中でも睡眠の悪化は、本人にとっても家族にとってもつらいものです。■ その睡眠障害に関する大規模コホート試験の結果をご紹介いたします。... 2019年3月7日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 予防アトピー性皮膚炎プロバイオティクス乳酸菌 生後8~14ヶ月からプロバイオティクス(乳酸菌)を内服すると、アトピー性皮膚炎の発症が抑えられるかもしれない プロバイオティクス(乳酸菌製剤)によるアトピー性皮膚炎の予防や治療の報告が増えています。 ■ プロバイオティクスに関するアトピー性皮膚炎の予防や治療の報告は最近増えている様に感じます。 ■ 妊娠中+乳児期早期の乳酸菌製剤の使用が、アトピー性皮膚炎の発症を予防するかもしれないという報告はすでにありましたが、もう少し後、生... 2019年3月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎亜鉛 亜鉛の内服は、アトピー性皮膚炎の治療に有効か? ■ アトピー性皮膚炎と亜鉛が関連するという報告があるそうです。■ アトピー性皮膚炎とビタミンDの関連などは文献が増えていますが、亜鉛はノーマークでした。... 2019年3月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) アトピー性皮膚炎プロバイオティクス 乳酸菌製剤は、アトピー性皮膚炎の発症を予防するか? プロバイオティクス(乳酸菌製剤)がアトピー性皮膚炎を予防するという報告が複数あります。 ■ プロバイオティクス(乳酸菌製剤)に関して、アレルギー疾患の予防や治療に有効「かもしれない」という報告が増えています。 ■ 結果は有効・無効に分かれており、一応メタアナリシスでは有効かもとはされています。 最近、このテーマでメタア... 2019年2月25日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 小児のアトピー性皮膚炎が増えている理由は? アトピー性皮膚炎が増えている理由は何ですか? ■ よく、「アトピー性皮膚炎が増えている理由はなんですか?」と聞かれることがあるのですが、簡潔にまとまった短報がありました。 スポンサーリンク(記事は下に続きます) (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); H... 2019年2月15日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 予防アトピー性皮膚炎ゾレアオマリズマブ 母マウスにゾレアを使用すると仔マウスはアレルギーにならないかもしれない(第2回/全2回) ゾレアを妊娠中のマウスにゾレア(抗IgE抗体)を注射すると、仔マウスのアレルギー発症に影響するか? ■ 抗IgE抗体を母マウスに投与すると、仔マウスのIgE産生に影響するかの第2回です。 ■ 基礎の論文ではありますが、結論は簡潔です。 スポンサーリンク(記事は下に続きます) (adsbygoogle = window... 2019年1月29日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 予防アトピー性皮膚炎ゾレアオマリズマブ 母マウスにゾレアを使用すると仔マウスはアレルギーにならないかもしれない(第1回/全2回) 今後のアレルギー予防が変わってくる可能性を秘めた報告。 ■ 予防と一言でいっても、一次予防、二次予防、三次予防とあります。 ■ 三次予防は、すでに重症化したアレルギー疾患を治療するという、現在の治療そのものと言えます。 ■ 二次予防は発症早期から介入して重症化を防ぐという予防。そして一次予防は発症前、すなわち新生児期か... 2019年1月28日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予後) アトピ—性皮膚炎 乾燥体質よりも乳幼児期の湿疹歴の方が、その後の多くのアレルゲンへの感作に影響する ■ 乳幼児期の湿疹が、その後のアレルギー疾患の発症に影響することをアトピーマーチと言います。 ■ そして、乳幼児期に重篤なアトピ—性皮膚炎になると、その後の感作がどんどん進むことは臨床上も多く経験されます。... 2019年1月24日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎治療デュピクセントデュピルマブ デュピルマブは、炎症性マーカーを低下させつつアトピー性皮膚炎の疾患活動性も次第に改善する ■ デュピルマブは、重症アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤であり、IL-4α受容体を阻害することで、IL4/IL13のシグナル伝達を低下させ、有意な効果を示します。 ■ あくまで炎症性サイトカインのシグナル伝達を抑える薬剤なのですが、皮膚のバリアの指標も徐々に改善させることが報告されています。... 2019年1月23日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 保湿剤尿素 尿素含有外用剤は、濃度によって使い分けされるのか? 尿素の濃度による外用剤の使い分けに関して、あまり良く理解できていなかったのですが、最近、使い分けのレビューを見つけたので抄録を中心にご紹介します。... 2019年1月20日 pedallergy2016