皮膚科 伝染性軟属腫水いぼ 伝染性軟属腫(水いぼ)に対する心構えとは? 伝染性軟属腫(水いぼ)に対する心構えとは? ■ 伝染性軟属腫(水いぼ)に関する記事をツイートしたところ、さまざまな反応をいただきました。 https://twitter.com/ped_allergy/status/1126233991416123392 ■ 私は摘除を基本としていますが、日本小児皮膚科学会のHPを参... 2019年5月12日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 日焼け止めサンスクリーンワセリン ワセリンは、紫外線を防ぎますか?助長しますか? ワセリンが日焼けを強くすると思っておられる方は多いですが、、 ■ 陽射しが強くなってくると、「顔にワセリンを塗ってもいいですか?日焼けがひどくなりませんか?」という質問が増えます。 ■ 湿疹があるところには色素沈着を起こしやすいために、そのような質問が増えるのかなあと思っていますが、実はワセリンそのものは紫外線を「多少... 2019年5月11日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 伝染性軟属腫 子どもの水いぼ(伝染性軟属腫)はいつ頃改善するか? 水いぼ(伝染性軟属腫)は自然軽快する可能性はあります。では、その軟属腫はいつ頃軽快するのでしょうか? ■ やや古い報告ですが日本からの報告で、小児217例中205例において、伝染性軟属腫の自然軽快の平均期間は6.5か月という報告があります(Takemura T, et al. The natural history o... 2019年5月9日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 日焼け止め日傘 日焼け止めなしで、日傘のみでも日焼けを防止できるか? 日傘や帽子による日焼け防止は重要です。では、日焼け止めなしでも十分な日焼け予防は可能でしょうか? ■ 日焼けを予防する方法には、「物理的な防御」と「日焼け止め」の2つの方法があります。 ■ しかし、物理的な日焼け止め、たとえば日傘はどれくらい有効なのでしょう? ■ 成人におけるランダム化比較試験を見つけたのでご紹介いた... 2019年5月1日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 紫外線日焼け止め 「子ども向け」のサンスクリーン剤は、本当に「優しい」か? ■ 日焼け止め(サンスクリーン)に関して、「子ども向け」という表示が何をもって子ども向けとしているのか未だによくわかりません。特に決まりもないようです。■ 今回紹介するのは、「子ども向け」の日焼け止めが本当に感作のリスクが低いかをみた研究です。... 2019年4月18日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 日焼け止めサンスクリーン光老化 緯度が高い地域に住むほうが紫外線曝露が少なく肌年齢が若いかもしれない 光老化を示唆する、興味深い報告をご紹介します。 ■ 最近、和文の教科書を読んでいて「秋田は鹿児島に比べて紫外線が1/2で、10歳若く見える」という文章を見かけました。 ■ 参考文献が示されていなかったので調べてみると、その元情報と思われる文献をみつけました。 ■ なお、この記事は鹿児島の方になにか申し上げたいわけではな... 2019年4月17日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 診断Repeated Open Application Test接触性皮膚炎 接触性皮膚炎を調べる『反復塗布テスト』は標準化されているか? 『反復オープン塗布テスト(Repeated Open Application Test; ROAT』とは? ■ 私は、接触性皮膚炎を調べるのは皮膚科の先生方の専門領域と思っています。 ■ 金属パッチテストなどに関しては、標準化された製品が上梓されているものの、その他の製品に関しては決して簡単ではないからです。 ■ ただ... 2019年4月15日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) おむつ皮膚炎シッカロール亜鉛華軟膏おむつかぶれ おむつかぶれ予防は、ベビーパウダーか?亜鉛華軟膏か? おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)予防に、ベビーパウダーが良いか?亜鉛華軟膏が良いか? ■ この論文にはタルカムパウダーという用語になっていますが、日本ではベビーパウダーという言葉のほうがしっくりくるようです。 ■ おむつ皮膚炎の発症予防に対し、ベビーパウダーと亜鉛華軟膏の有効性を比較した検討。こういう研究は少なく、たまたま... 2019年4月14日 pedallergy2016
小児科(新生児) 新生児ラクトフェリン小児科感染症 ラクトフェリンは、超未熟児の感染症を減らすのか? ラクトフェリンには、抗菌効果があるとされており、未熟児への使用で感染症を減らすかもしれないという報告もあります。 ■ ラクトフェリンは母乳や牛乳中の蛋白質のひとつです。 ■ ラクトフェリンには抗菌効果があることが指摘されおり、超未熟児に対し補充することで感染症やそれに伴う合併症を予防する可能性が報告されていました。 ■... 2019年3月15日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 肺炎球菌ワクチンは、どれくらい副反応としての発熱があるか? 肺炎球菌ワクチンは、副反応としての発熱が多いです。 ■ 肺炎球菌ワクチンは極めて重要なワクチンであり、月齢の低い乳児に接種することにより「侵襲性の」疾患を明らかに減らしました。 ■ しかし、比較的発熱が多いワクチンです。発熱により心配されて受診される方も、そしてまた、紹介を受けることも多いです。 ■ さて、その発熱はど... 2019年2月6日 pedallergy2016
小児科(総合) ELMAクリームエルマクリーム 生後3ヶ月未満の乳児に対し、針を刺す前の麻酔クリームは有効か? ■ EMLAクリーム(エムラクリーム)という、リドカインが含有された麻酔クリームがあり(保険は未適用)、静脈穿刺時(点滴確保など)や皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和に使用されています。 ■ 一般には使用されませんが、海外の治験などでは使用されると聞き、実際に使ってみたことがあります(患者さんにではなく自分自身に)。たし... 2019年1月31日 pedallergy2016
小児科(総合) 解熱薬アセトアミノフェン熱性けいれん 熱性けいれん時の解熱薬の使用は、けいれんの再燃を予防する 熱性けいれんに対して、解熱薬を使用するか否か? ■ 熱性けいれん診療ガイドライン2015では、CQ6-1で、「発熱時の解熱薬使用が熱性けいれん再発を予防できるとするエビデンスはなく再発のための使用は推奨されない(グレードC)」と記載があります。 ■ 使用してはいけないという意味では全くありませんが、やや消極的な話をする... 2019年1月25日 pedallergy2016
小児科(新生児) 新生児オイル 早産児に対する保湿剤もしくはオイルの塗布は、敗血症による死亡を減らすかもしれない 新生児期からのオイル塗布に関しては否定的な報告もある。 ■ 新生児期からの保湿剤定期使用が、アトピー性皮膚炎の発症リスクを減らすことは一般的な事実になりつつあります。 ■ 一方で、新生児期からのナチュラルオイル塗布が皮膚の成熟を遅らせる可能性があると報告されています。 ■ ただ、ナチュラルオイルとはいえ、その種類によっ... 2018年11月30日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 予防接種MMRワクチン自閉症スペクトラム障害 MMRワクチンは、自閉症の発症リスクとは関連しない ■ ある映画が中止になったことが、最近Twitterでニュースになりました。■ MMRワクチンが自閉症スペクトラム障害に関連するという論文は、捏造であり、その論文の著者である医師は医師免許が剥奪となっています。そのMMRワクチンと自閉症スペクトラム障害の関連を扱ったテーマだったようです。■ しかし、いまだにその論説は根... 2018年11月20日 pedallergy2016
感染症(治療) インフルエンザメタアナリシス治療タミフル 小児に対するタミフルの有効性と副作用は? 現在のインフルエンザ治療のメインは現状でもタミフルといえましょう。そこで、最近のタミフルの有効性と副作用のメタアナリシスをご紹介いたします。... 2018年11月13日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 効果インフルエンザワクチン 前年のインフルエンザワクチンは、次の年のインフルエンザワクチンの効果を改善するか? インフルエンザワクチン。本邦では 基本2回接種(13歳以上1回)ですが、海外では生後6か月~8歳までは2回接種、前年に2回接種している場合には1回接種となっています。根拠は、、? ■ 今回の論文へたどり着いたのは、Twitterで大根先生に論文を(Englund JA, et al. Immunization with... 2018年11月8日 pedallergy2016