感染症(予防接種) 2021年7月~2022年1月における、0~17歳の米国での新型コロナによる入院状況:2022年2月18日のCDCレポート 小児における、新型コロナの現状に関する2022年2月18日のCDCレポート。 ■ CDC(米国疾病予防管理センター)におけるMorbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)は、統計的データとして論文よりも早く情報を入手できる重要なものです。 ■ 5歳から11歳へのワクチン接種が近... 2022年2月21日 pedallergy2016
感染症(病因) アレルギー体質・気管支喘息と新型コロナの重症化の関連は、どこまでわかっているか? 気管支喘息・アレルギー体質と新型コロナの関連は、現在どこまでわかっているか? ■ 『アレルギーの病気があると新型コロナにかかりやすいのですか?』という質問に関し、1年半ほど前に総論をご紹介しました。 https://pediatric-allergy.com/2020/06/08/asthma/ https://ped... 2022年2月19日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 思春期における新型コロナワクチンの有効性はどれくらいか? 子どもに対する新型コロナワクチンの有効性が明らかになってきている。 ■ 日本でのワクチン接種率が上昇し、今後はブースター接種と子どもに対する接種が焦点になってくるのではと思います。 ■ そして最近、NEJMに12歳から18歳の新型コロナワクチンの効果に関する報告がなされましたので共有します。 この論文でわかったことを... 2022年1月21日 pedallergy2016
小児科(総合) 新規片頭痛治療薬、抗CGRP抗体(ガルカネズマブ)の有効性は? ガルカネズマブ (商品名エムガルティ)が、他剤の有効性の低い片頭痛への保険適用となりました。 ■ 片頭痛治療薬は、この20年程度あたらしい治療薬が現れていない状況でした。 ■ そのような中、今年になって抗 CGRPモノクローナル 抗体が、18歳以上の他剤の有効性が不十分な片頭痛に保険適用となりました。 ■ 日本で行われ... 2021年12月25日 pedallergy2016
小児科(総合) 砂糖のはいっている飲料の価格が上がると、肥満の子どもが減るかもしれない 加糖飲料の消費量が減ると、肥満が減るのか? ■ メキシコでは、2014年1月にソーダ、エナジードリンク、ペットボトルのお茶、果汁飲料、フレーバーウォーターなどの糖分を含む飲料に対して、1リットルあたり1メキシコドル(0.08米ドル)(約10%)の課税をはじめました。 ■ その結果、加糖飲料の購入量は平均で約8%減少し、... 2021年12月14日 pedallergy2016
感染症(診断) ノロウイルスとロタウイルスにおける軽症胃腸炎関連けいれんの違いは? 軽症の胃腸炎にともなう、熱性痙攣に有効なジアゼパムが効きにくい痙攣があります。 ■ 胃腸炎の流行がはじまっています。 ■ そして小児に、ウイルス性胃腸炎に伴いけいれんを起こすことがあります。 ■ 発熱もなく繰り返し起こすことがおおいため、てんかんや脳炎などの区別が必要となり、これまでは一番多い原因はロタウイルスによる... 2021年12月8日 pedallergy2016
感染症(予防接種) mRNAワクチンによる心筋炎は、若い男性に多い mRNAワクチン接種後の心筋炎に関する報告が増えています。 ■ mRNAワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎になる方がいることは、おおむね共通認識になっているといえます。 ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。(厚労省) ■ そのデータは、世界的にも集積されるようになってきており、最近、N... 2021年12月2日 pedallergy2016
小児科(総合) 夜尿症に対するアラーム療法は、睡眠前に水分負荷をしたほうが夜尿が改善する可能性があがるかもしれない 夜尿症に対するアラーム療法は、有効な治療ですが、再燃が問題点としてあります。 ■ 夜尿症は少なくない疾患ですが、治療のファーストチョイスとしてはデスモプレシンもしくはアラーム療法(併用もあり)です。 ■ アラーム療法は薬物を使わない方法ではあるものの、再燃が多いことが問題点として挙げられます。 ■ 一方で、デスモプレシ... 2021年11月29日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ムンプス(おたふくかぜ)は高度難聴を起こす場合があり、回復する可能性は極めて低い ムンプス(おたふくかぜ)の流行が近づいていると予想されます。 ■ ムンプス(おたふくかぜ)は周期的に流行を繰り返しています。 ■ そして東京都では、2009~2010年に大きな流行が発生し、その5年後になる2015~2016年にも流行が認められました。 東京都における流行性耳下腺炎の流行状況について(2015-201... 2021年11月26日 pedallergy2016
感染症(予防接種) デルタ株に対するファイザー社新型コロナワクチンの効果は、効果は持続するものの数ヶ月で弱まってくる mRNAを利用した新型コロナワクチンとその効果の減弱。 ■ ワクチン接種率が上昇し、それにともない急速に新型コロナの感染者数が少なくなってきています。 https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=JPN ■ これは、先行して接種がすすんだイスラエルでも観... 2021年10月31日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 『水痘(水ぼうそう)パーティー』の不利益とは? 『水痘(水ぼうそう)パーティー』の不利益は小さくない。 ■ 最近、『水痘(水ぼうそう)にかかっている子どもの家にいって水痘をもらっておいたほうが良い』という趣旨のツイートをみかけました。 ■ いわゆる、『水痘パーティー』という手法ですが、この方法は決して子どもたちにとって負担の少ない方法ではありません。 ■ 2014... 2021年10月12日 pedallergy2016
小児科(総合) 『鉄玉子』は、鉄欠乏性貧血に有効なのか? ”鉄玉子”は、鉄欠乏性貧血に有効か? ■ 『”鉄玉子”は鉄欠乏性貧血に有効か?』に関しては、ときどきネットで見かけます。 ■ 要は、鉄鍋や鉄のインゴットが料理にとけて、鉄を無理なく摂取できるのではないか?ということをテーマにしています。 ■ 基本的に私は鉄欠乏性貧血にこれらの方法は禁止もしませんが、『もし効果があればい... 2021年9月28日 pedallergy2016
感染症(予防接種) イスラエルにおける新型コロナワクチンプログラムは、実際におこる可能性があった重症化数や入院を3分の1にした 新型コロナワクチンによって、実際に感染者や死亡数をどれくらい減らすことができたか? ■ 9月15日のNEJMでは、ファイザー社の新型コロナワクチンの6ヶ月間の効果、9月22日のNEJMでは、モデルナ社の新型コロナワクチンの240日間の効果が示され、よりひろくその効果がわかってきました( Thomas SJ, Morei... 2021年9月23日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 新型コロナのブレイクスルー感染は年齢が高く併存疾患が多くなるほど多くなり、ワクチン未接種者での死亡リスクは高い 新型コロナワクチン接種時のブレイクスルー感染に関し、関心が高まっています ■ ブレイクスルー感染に関しては、今後考えなければならないテーマです。 (ブレイクスルー感染に関して、忽那先生の記事を御覧ください) 新型コロナワクチン接種後に新型コロナに感染した「ブレイクスルー感染者」の特徴とは ■ そして、最近(9月9日)... 2021年9月20日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ファイザー社新型コロナワクチンの3回目接種(ブースター接種)により、抗体価の上昇はどれくらいか? 新型コロナワクチンのブースター接種の是非に関し、議論が続いています。 ■ デルタ株の拡大に伴い、ブースター接種の是非が議論されるようになってきました。 ■ 外来でもときどき聞かれる事が増えてきているテーマですが、十分なデータがない状況でした。 ■ そんな中、9月15日のNEJMに、2本の論文が公開されました。 この論... 2021年9月18日 pedallergy2016
感染症(予防) 学校での新型コロナ発生時、自己隔離をする学校と接触者の抗原検査をする学校で、感染拡大抑制効果に差があるか? 学校が始まり、集団での新型コロナ発生時の対応策が求められている。 ■ 学校や集団保育が開始になり、今後、新型コロナウイルスの発生が懸念されます。 ■ 個人的には、学校の開始はある程度『許容せざるを得ない』と考えていますが、それは感染リスクがないことを意味しません。 ■ そして、感染予防策は重要です。 ■ そして、アウト... 2021年9月16日 pedallergy2016