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SCCA2は、新しいアトピー性皮膚炎の重症度の指標として注目されてきています。 ■ SCCA2は、もともとは扁平上皮癌のマーカーとして報告されましたが、最近になってアトピー性皮膚炎や乾癬の指標として注目されるようになってきました。 ■ 今回は、日本からの報告で、SCCA2がアトピー性皮膚炎の指標として有用かを検討した報...
低用量で維持をするという経口免疫療法。 ■ ピーナッツに対する経口免疫療法は、現状では標準療法とは言えません。というのも、有効性はあるものの、リスクが厳然としてあるからです。 ■ そこで、少量で維持をする(増量しない)という選択肢が提案されるようになってきています。 ■ そこで今回は、JACI in Practiceに...
経皮免疫療法のシステマティックレビュー&メタアナリシス。 ■ 経皮免疫療法(EPIT)は、皮膚に特殊なパッチを貼ることで免疫療法を行うという、安全性の面から注目されている治療方法です。 ■ 今回は、EPITの有効性と有害事象に関するメタアナリシスをご紹介します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 経皮免...
アトピー性皮膚炎に対し、アレルゲン免疫療法は有効か? ■ 小児アレルギー科へ受診される方で多いのは、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎が中心と言えましょう。 ■ そのうち、アレルギー性鼻炎や気管支喘息にはアレルゲン免疫療法が有用です(特にアレルギー性鼻炎)。 ■ では、アトピー性皮膚...
アレルゲン免疫療法の新しい投与ルート、リンパ節。 ■ 現在、アレルゲン免疫療法のルートは、皮下、舌下、経口、経皮などがあります。 ■ 最近、あたらしいルートとして注目されるようになってきたのが、『経リンパ節アレルゲン免疫療法』という、リンパ節に直接アレルゲンを注射するという方法です。 ■ もちろん現状では実用化されては...
ダニ類に対するアレルギーによる気管支喘息に、免疫療法は推奨される。 ■ ダニに対する舌下免疫療法は現状ではアレルギー性鼻炎に対する保険適用ですが、気管支喘息のある小児においてダニアレルギーがあることは多く、やはり有効性を期待して免疫療法が考慮されます。 ■ ダニに対する免疫療法が日本でも広く行われるようになってきて、さ...
経口免疫療法は、リスクと効果のバランスを取ることが難しい。 ■ 食物経口免疫療法の問題は、リスクと効果のバランスを取ることが難しいことです。 ■ そのため、加工品で治療をすすめるという医師もいらっしゃいます。 ■ 経口免疫療法に関しては、現状では標準的治療ではありませんので、さまざまな方法がありうると思います。 ■ た...
真菌に対するアレルゲン免疫療法は可能か? ■ まだまだ日本のアレルゲン免疫療法はこれからといったところですが、ようやくスギ・ダニに対する舌下免疫療法により夜明けがきたといったところでしょう。 ■ 一方で、真菌(かび)に関しては免疫療法は海外でも手つかずといったところのようです。 ■ そんな中、真菌に対する免疫療法(皮下...
Local allergic rhinitis(LAR)という、血清中のIgE抗体は検出されないながら鼻誘発テストを行うと陽性になるというアレルギー性鼻炎の特殊型があります。 ■ Local allergic rhinitis(LAR)には適切な日本語訳がないのですが、『血清中の特異的IgE抗体は検出されないものの鼻粘...
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーは、身長や体重に影響するか? ■ 食物アレルギーやアトピー性皮膚炎のお子さんを多く診療していると、『小柄』を主訴として紹介を受ける場合もかなりあります。 ■ そして、内分泌検査では異常がなく、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの治療が軌道にのると、身長体重も徐々に伸びがよくなってくることも...
アレルギー疾患には、遺伝的な素因も一部関連する。 ■ アレルギー疾患は、たとえば糖尿病やがんと同様に、遺伝的な素因も関連します。 ■ 最近はゲノムワイド研究のような遺伝子全体を統計的に解析する方法がさかんに行われており、アレルギーを発症しやすい遺伝子変異もかなり分かってきています。 ■ このような遺伝的な素因を検討する...
ピーナッツアレルギーは、いつごろ発症しているのか? ■ 今日はばたばたしていて、更新が日が変わろうとする時間帯になってしまいました。 ■ ピーナッツに関し、早期開始が推奨される国は増えているのは、『開始が遅くなったほうがリスクが高い』からです。 ■ では実際に、ピーナッツアレルギーはいつごろ発症しているのでしょう? ■...
ピーナッツを離乳食早期開始の推奨は普及してきているか? ■ 日本はそこまで海外にくらべて、そこまでピーナッツを食べないですが、最近、急速に消費量は増えていると聞きます。 ■ そんな中、2015年にピーナッツを早期に離乳食に導入することでピーナッツアレルギーを予防する可能性が報告されました。 ■ それを受け、海外ではピー...
アトピー性皮膚炎における、より良いバイオマーカーが求められている。 ■ バイオマーカーとは病気の変化や状態を知る指標となるものです、 ■ たとえば血液検査や尿検査によって得られるものが一般的で、現在保険適応となっている検査として、血清TARC(tymus and activation-regulated chemoki...
誤食によるアレルギー症状は決して珍しくありません。 ■ アレルギーのある場合の除去食は、必ずしもかんたんでははありません。 ■ とくに、乳は加熱によるアレルゲン性低下がすくない食物アレルゲンでもあり、液体である分、紛れ込みも多くなるという問題があります。 ■ そこで今回は、乳アレルギーのお子さんが、どれくらい誤食をおこ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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