カンタリジンは甲虫類が分泌する体液で、海外では伝染性軟属腫の治療に使用されることがあるようです。 ■ カンタリジンというのは、甲虫類が分泌する体液に含まれる物質であり、皮膚に水疱を生じる事故を起こす毒物の一種だそうです。 ■ 日本では現在使用されているわけではないのですが、海外の論文を読んでいると、軟属腫(水いぼ)に対...
伝染性軟属腫の記事一覧
伝染性軟属腫(水いぼ)の治療は、(日本では使用できない方法も含め)摘除以外にもいくつかあります。 ■ 伝染性軟属腫の治療として、摘除以外には例えば、カンタリジン(日本では使用できない)、サリチル酸(角質溶解剤)、イミキモド(あまり使用されない)などがあります。 ■ それぞれ一長一短と思われますが、それらの治療効果を比較...
伝染性軟属腫(水いぼ)に関し、JAMA Dermatologyに発表されている患者さん向けのレビューをご紹介します。 ■ ブログで伝染性軟属腫に関する記事が増えていますが、アトピー性皮膚炎のお子さんに多く発症することもあり時々UPDATEしているとお考え下さい。 ■ 軟属腫に関しては、いずれレビューを書きたいと思ってい...
伝染性軟属腫(水いぼ)の疫学調査は多くはない。 ■ 伝染性軟属腫の研究報告は、多いとは言えません。 ■ ですので、罹患率や発症リスクに関する検討も後ろ向き研究が多く、システマティックレビュー・メタアナリシスも決して多くはありません。 ■ そこで、伝染性軟属腫の特徴をシステマティックレビューした報告をご紹介いたします。 ...
伝染性軟属腫(水いぼ)、とるや、とらざるや? ■ 伝染性軟属腫(水いぼ)を取るか取らないかは、意見が分かれるところです。 ■ それは、伝染性軟属腫が自然に軽快することが多い疾患であり、さらに一方で、自然によくなるまで待機すると拡大したり、きょうだい間の感染があったり、長期間続くからです。 ■ 摘除に関してツイッターでア...
伝染性軟属腫(水いぼ)は、アトピー性皮膚炎が発症リスクになります。 ■ 伝染性軟属腫(水いぼ)を診察することが増える季節です。 ■ 伝染性軟属腫は、自然軽快傾向があることは、以前も提示させていただいた通りです。 ■ しかし、その期間は決して短くはありませんし、4割は家族内感染をすると考えられています。 ■ そこで、私は...
伝染性軟属腫(水いぼ)に対する心構えとは? ■ 伝染性軟属腫(水いぼ)に関する記事をツイートしたところ、さまざまな反応をいただきました。 https://twitter.com/ped_allergy/status/1126233991416123392 ■ 私は摘除を基本としていますが、日本小児皮膚科学会のHPを参...
水いぼ(伝染性軟属腫)は自然軽快する可能性はあります。では、その軟属腫はいつ頃軽快するのでしょうか? ■ やや古い報告ですが日本からの報告で、小児217例中205例において、伝染性軟属腫の自然軽快の平均期間は6.5か月という報告があります(Takemura T, et al. The natural history o...
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◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
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