感染症(予防) 無症状の人も含めてマスクを着用する『ユニバーサルマスキング』は、コロナ感染を減らしうるか?:ランダム化比較試験 ユニバーサルマスキング(無症状の人も含めてマスクを着用する)ことは、新型コロナ感染を減らしうるか? ■ 公共の場でのユニバーサルマスク(無症状の人も含めてマスクを着用する)は、コロナ感染のリスクを減らす方法として、数多くの観察研究で効果が証明されています。 ■ 物理的な距離を保つと3倍、マスク着用が実践されると5倍、感... 2022年7月23日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ(商品名デュピクセント)の投与期間を延長しても、アトピー性皮膚炎の症状は維持できるか? アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤、デュピルマブ。投与期間を延長すると効果はどれくらい落ちる? ■ デュピルマブ(デュピクセント)は、高価ながら重症アトピー性皮膚炎の治療に有用な生物学的製剤です。 ■ 初期投与量から、2週間毎に投与するのが標準治療ですが、デュピルマブに対する抗体が産生されて効果が下がる可能性があり、... 2022年7月19日 pedallergy2016
感染症(病因) オミクロン株亜系統BA.2とインフルエンザやパラインフルエンザの重症度は異なるか? オミクロン株亜系統が流行してきている。 ■ オミクロン株BA5の流行が拡大し、おそらく、多くの病院の受け入れが困難になってくることが予想されます。 ■ 一方で、オミクロン株の重症度はデルタ株などに比較し、比較的軽症であることは確かなようです。 ■ ただし、これらは予防接種をしていることが前提条件で、ワクチンを接種して... 2022年7月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) プロバイオティクスを併用したピーナッツ免疫療法は有効か? プロバイオティクスを併用した経口免疫療法が注目されている。 ■ 経口免疫療法にプロバイオティクスを併用するという臨床的介入が検討されています。 ■ そして、最近のCEA(英国アレルギー免疫学会の公式雑誌)に、このテーマの研究結果が報告されていましたので共有します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 1歳... 2022年7月12日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 雷雨喘息のリスクになる因子はなにか?:TAISARスタディ 『雷雨喘息』という、オーストラリアのメルボルンでの事件で有名になった病態があります。 ■ 豪雨があったときに急に悪化する喘息発作があります。 ■ 「雷雨喘息(Thunderstorm-asthma)」と呼ばれており、花粉が雷雨によって湿気で破裂したり地上にたたきつけられて細かくなってちらばり、気管支に吸い込まれて発作が... 2022年7月10日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) 乳幼児期のアレルゲン回避は、その後の喘息のリスクを減少させる可能性がある アレルゲン回避は、喘息発症を減らすか? ■ アレルゲンの回避は、喘息の発症に有意に影響するかは十分な結論がでていません。 ■ 個人的には、『どうせ感作されるから環境整備はあまり考えなくても良い』という考え方にはなかなか賛同できなくて、『乳幼児期こそ環境整備は重要です』と説明するように努めています。 ■ そして最近、乳... 2022年7月6日 pedallergy2016