アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、網膜剥離のリスクを上げるかもしれない アトピー性皮膚炎は、白内障のみならず網膜剥離のリスクを上げるかもしれない ■ アトピー性皮膚炎が白内障のリスクになることが報告されています。 ■ 一方、網膜剥離もアトピー性皮膚炎患者に高率に発症することが報告されています。 ■ 網膜は、眼球の一番奥にある光をうつすスクリーンに当たる細胞で、網膜がはがれる病気で、視力が... 2022年9月7日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) タクロリムス(プロトピック)軟膏は、10年に渡り観察しても悪性腫瘍の発生リスクをあげない(APPLES試験) タクロリムス(プロトピック)軟膏に関して、『がんとの関連に関する説明の必要性』が撤廃されました。 ■ タクロリムス(プロトピック)軟膏は、2003年から日本でも小児に使用できるようになりました。 ■ ステロイド外用薬が、長期間おなじ場所に塗ると、皮膚の菲薄化(うすくなる)、毛細血管血管拡張などが発生することで問題を起こ... 2021年12月21日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎という疾患の負荷は、病気全体の中でどれくらいの位置か? アトピー性皮膚炎の負担は、他の疾患と比較してどれくらいにあたるのか? ■ 病気の負担の程度を比べるのは、個々の方々の状況にも応じると思われますが、アトピー性皮膚炎が生活の質を大きく下げることは間違いないでしょう。 ■ Global Burden of Disease(世界疾病負担)調査という世界的な調査が毎年行われてお... 2021年10月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 1歳未満で発症したアトピー性皮膚炎は、1歳以降に発症したアトピー性皮膚炎よりも感作やアレルギー性鼻炎のリスクを上昇させる 乳児期のアトピー性皮膚炎は、感作のリスクを上昇させるが、乳児期以降に発症したアトピー性皮膚炎よりもそのリスクは高いかもしれない。 ■ 乳児期発症のアトピー性皮膚炎は、その後のアレルギー疾患の発症リスクになることが知られています。 ■ 一方で、1歳時にアトピー性皮膚炎があっても、感作がなければ喘息の発症リスクにはならない... 2021年10月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎があると、頭痛が増える? アトピー性皮膚炎と、『全身性の炎症に伴ったイベント』との関連に関し、報告が増えています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな全身性の問題を起こすことがあきらかになってきており、特に心血管イベントとの関連はひろく論議されるようになりました。 ■ 昨年以降、それ以外のさまざまなイベントに対する報告がふえており、そのうち、頭... 2021年9月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、眼の表層の病変(結膜炎など)のリスクをどれくらいあげるのか? アトピー性皮膚炎は、結膜炎など眼の表層疾患のリスクをあげるのか? ■ アトピー性皮膚炎と食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎との関連に対しては多くの報告があります。 ■ 一方、アレルギー性結膜炎に関してももちろんリスクはあがる可能性が高いのですが、眼の問題はアレルギーだけでなく『眼への物理的刺激』により、感染症... 2021年7月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 円形脱毛症とアトピー性皮膚炎は、相互に関連するか? アトピー性皮膚炎と円形脱毛症に、相互の関連性があるか? ■ 円形脱毛症は小児でも見られる疾患で、日常診療でも質問をよく受けます。 ■ そしてアトピー性皮膚炎患者に円形脱毛症がおおいことはすでに先行研究があります(J Am Acad Dermatol 2017; 76:274-80.e1.)。 ■ さらに最近になって台湾... 2021年5月30日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 炎症性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎や乾癬)があると、新型コロナに感染しやすいか? アトピー性皮膚炎は、新型コロナのリスクをあげるのか? ■ アトピー性皮膚炎があると、皮膚の感染症がおおくなることはよく知られています。 ■ しかし一方で、皮膚以外の感染症、耳の感染症、レンサ球菌咽頭炎、尿路感染のリスクをあげることも報告されています。 ■ では、アトピー性皮膚炎は、新型コロナウイルス感染のリスクをあげる... 2021年3月25日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、皮膚以外の感染症のリスクを上げるかもしれない アトピー性皮膚炎は、皮膚感染症以外の感染症を起こしうる。 ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚の感染症を増やすことははっきりしています。 ■ 皮膚の疾患であるアトピー性皮膚炎が、皮膚の感染症を増やす可能性があることは十分考えられると思います。 ■ しかし一方で、アトピー性皮膚炎が皮膚以外の感染症のリスクを上げるという報告もあり... 2020年4月9日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 食物アレルギーとアトピー性皮膚炎が持続した子どもは、小柄になるリスクが高くなるかもしれない アトピー性皮膚炎や食物アレルギーは、身長や体重に影響するか? ■ 食物アレルギーやアトピー性皮膚炎のお子さんを多く診療していると、『小柄』を主訴として紹介を受ける場合もかなりあります。 ■ そして、内分泌検査では異常がなく、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの治療が軌道にのると、身長体重も徐々に伸びがよくなってくることも... 2019年11月30日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 小児において接触皮膚炎を起こしやすい物質はなにか? アトピー性皮膚炎と接触皮膚炎の関連。 ■ アトピー性皮膚炎と接触皮膚炎の関連が報告されるようになりました。 ■ 経皮感作の観点からは当然とも言えますが、小児での接触皮膚炎の頻度を報告した研究は多くはありません。 ■ そこで今回は、小児の接触皮膚炎のリスクや感作成分の頻度を確認した報告をご紹介します。 この論文でわかっ... 2019年10月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) プロトピック外用薬よりアトピー性皮膚炎そのものが、悪性リンパ腫の発症リスクとなる タクロリムス(プロトピック)外用薬と悪性リンパ腫に関して懸念される方がいらっしゃいますが、、 ■ タクロリムス(プロトピック)は免疫抑制薬の一つであり、内服など全身的な投与を行い血中濃度を高くすると悪性リンパ腫の発症リスクになることが懸念されます。 ■ しかし、外用薬となるとその懸念は大きく減ります。れまで実施された研... 2019年6月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎は、かゆみだけでなく痛みも頻繁に起こる アトピー性皮膚炎は、かゆみだけでなく痛みも起こりやすい。 ■ アトピー性皮膚炎は、その定義にあるとおり「かゆみ」を来す疾患です。そして、かゆみは生活の質を大きく下げることに繋がります。 ■ そのため、かゆみのコントロール、改善を考えながら治療をすすめることになりますが、今回は「痛み」にも関連するという米国の横断研究をご... 2019年6月26日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎は、自殺のリスクと関連しているかもしれない アトピー性皮膚炎は、生活の質を大きく下げる。 ■ アトピー性皮膚炎は生活の質を大きく下げます。そして、アトピー性皮膚炎とうつ傾向との関連も報告されるようになってきました。 ■ 今回、アトピー性皮膚炎と自殺の関連の関連を示したシステマティックレビューをご紹介しますが、これはアトピー性皮膚炎が生活の質への影響を強く及ぼして... 2019年6月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎心血管疾患 アトピー性皮膚炎の重症度が高くなると、心血管疾患が増加する? アトピー性皮膚炎と心血管疾患は関連する? ■ アトピー性皮膚炎の重症度が、他のアレルギー疾患の発症リスクを増加させることは広く知られるようになりました。 ■ 一方で、アトピー性皮膚炎が心血管疾患(狭心症、心筋梗塞、心不全、脳卒中など)のリスクを上げるかもしれないという報告がなされてきています。 ■ そのテーマのシステマ... 2019年6月2日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎睡眠障害 児のアトピー性皮膚炎は、母の睡眠の質を悪化させる 小児のアトピー性皮膚炎は、本人だけでなく家族の生活の質を悪化させる。 ■ アトピー性皮膚炎は、その痒みのために生活の質を大きく損なうことをご紹介してきました。 ■ そして、家族の生活の質をも大きく下げることになります。 ■ 最近のJAMAの姉妹紙に規模の大きいコホート研究の結果が発表され、児のアトピー性皮膚炎は母の睡眠... 2019年3月26日 pedallergy2016