アトピー性皮膚炎(副作用・害) 痒みと睡眠障害は、子どものアトピー性皮膚炎の生活の質を大きく悪化させる アトピー性皮膚炎の重症度は、子どもと保護者のQOLに大きな影響を与える。 ■ アトピー性皮膚炎は、一般的な慢性炎症性皮膚疾患の一つで、主な問題は、なかなか治らない痒みと見た目の変化でしょう。 ■ そして、子どものアトピー性皮膚炎は、睡眠障害、イライラ、不安、自尊心低下、心理的な問題を抱える可能性を高めます。 ■ アトピ... 2024年8月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 重症のアトピー性皮膚炎があると学業成績が下がるかもしれない アトピー性皮膚炎は生活の質や認知機能に影響を与える可能性がある。 ■ アトピー性皮膚炎は、もっとも多い炎症性皮膚疾患です。 ■ しかも、痒みは重症になると、睡眠の質や日常生活を下げます。 ■ アトピー性皮膚炎の負荷は、低くないのです。 ■ これは行動の問題や認知機能の低下、そして成績低下にもつながる可能性があります。 ... 2024年8月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎があると、水いぼは5倍に、とびひは3倍にリスクが増加する アトピー性皮膚炎患者の感染症リスク増加を、新たな統計手法「順序パターンマイニング」を用いて分析した研究が報告された。 ■ アトピー性皮膚炎は、非常に多い慢性炎症性皮膚疾患です。 ■ アトピー性皮膚炎があると、感染症にもかかりやすくなることが知られています。 ■ その感染症の増加がどれくらいであるかを推定する必要性があり... 2024年8月9日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アレルギー疾患は、貧血のリスクを上げる? アレルギー疾患は、貧血など他の病気とも関連している? ■ 貧血は小児でよく経験される病態です。 ■ そして、他の病態、たとえば精神発達、運動などへも影響することも知られています。 ■ 泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)や、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)にも影響します。 ■ 一方、アトピー性皮膚炎、アレルギー... 2024年5月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 子どものアトピー性皮膚炎は学習障害を起こしやすくなるかもしれない 子供のアトピー性皮膚炎が学力や記憶障害に影響?米国の大規模研究の結果が報告されています。 ■ 小児のアトピー性皮膚は、睡眠や注意力に影響し、学力を落とすことがあるとしられています。 ■ しかし、実際には、どの子供が特にアトピー性皮膚炎の影響を受けやすいかは十分にわかっていませんでした。 ■ 最近、米国における大規模研究... 2024年3月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、深部静脈血栓症と肺塞栓症を起こしやすくするかもしれない アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症だけでなく、全身性の炎症から他のさまざまな病気の原因になる可能性が指摘されるようになった。 ■アトピー性皮膚炎が全身性の炎症性疾患にも関連することが注目されるようになっています。 ■ そして最近、台湾からの報告で、アトピー性皮膚炎が静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症・肺塞栓症)のリスクを上げる... 2023年6月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、網膜剥離のリスクを上げるかもしれない アトピー性皮膚炎は、白内障のみならず網膜剥離のリスクを上げるかもしれない ■ アトピー性皮膚炎が白内障のリスクになることが報告されています。 ■ 一方、網膜剥離もアトピー性皮膚炎患者に高率に発症することが報告されています。 ■ 網膜は、眼球の一番奥にある光をうつすスクリーンに当たる細胞で、網膜がはがれる病気で、視力が... 2022年9月7日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) タクロリムス(プロトピック)軟膏は、10年に渡り観察しても悪性腫瘍の発生リスクをあげない(APPLES試験) タクロリムス(プロトピック)軟膏に関して、『がんとの関連に関する説明の必要性』が撤廃されました。 ■ タクロリムス(プロトピック)軟膏は、2003年から日本でも小児に使用できるようになりました。 ■ ステロイド外用薬が、長期間おなじ場所に塗ると、皮膚の菲薄化(うすくなる)、毛細血管血管拡張などが発生することで問題を起こ... 2021年12月21日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎という疾患の負荷は、病気全体の中でどれくらいの位置か? アトピー性皮膚炎の負担は、他の疾患と比較してどれくらいにあたるのか? ■ 病気の負担の程度を比べるのは、個々の方々の状況にも応じると思われますが、アトピー性皮膚炎が生活の質を大きく下げることは間違いないでしょう。 ■ Global Burden of Disease(世界疾病負担)調査という世界的な調査が毎年行われてお... 2021年10月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 1歳未満で発症したアトピー性皮膚炎は、1歳以降に発症したアトピー性皮膚炎よりも感作やアレルギー性鼻炎のリスクを上昇させる 乳児期のアトピー性皮膚炎は、感作のリスクを上昇させるが、乳児期以降に発症したアトピー性皮膚炎よりもそのリスクは高いかもしれない。 ■ 乳児期発症のアトピー性皮膚炎は、その後のアレルギー疾患の発症リスクになることが知られています。 ■ 一方で、1歳時にアトピー性皮膚炎があっても、感作がなければ喘息の発症リスクにはならない... 2021年10月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎があると、頭痛が増える? アトピー性皮膚炎と、『全身性の炎症に伴ったイベント』との関連に関し、報告が増えています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな全身性の問題を起こすことがあきらかになってきており、特に心血管イベントとの関連はひろく論議されるようになりました。 ■ 昨年以降、それ以外のさまざまなイベントに対する報告がふえており、そのうち、頭... 2021年9月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、眼の表層の病変(結膜炎など)のリスクをどれくらいあげるのか? アトピー性皮膚炎は、結膜炎など眼の表層疾患のリスクをあげるのか? ■ アトピー性皮膚炎と食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎との関連に対しては多くの報告があります。 ■ 一方、アレルギー性結膜炎に関してももちろんリスクはあがる可能性が高いのですが、眼の問題はアレルギーだけでなく『眼への物理的刺激』により、感染症... 2021年7月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 円形脱毛症とアトピー性皮膚炎は、相互に関連するか? アトピー性皮膚炎と円形脱毛症に、相互の関連性があるか? ■ 円形脱毛症は小児でも見られる疾患で、日常診療でも質問をよく受けます。 ■ そしてアトピー性皮膚炎患者に円形脱毛症がおおいことはすでに先行研究があります(J Am Acad Dermatol 2017; 76:274-80.e1.)。 ■ さらに最近になって台湾... 2021年5月30日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 炎症性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎や乾癬)があると、新型コロナに感染しやすいか? アトピー性皮膚炎は、新型コロナのリスクをあげるのか? ■ アトピー性皮膚炎があると、皮膚の感染症がおおくなることはよく知られています。 ■ しかし一方で、皮膚以外の感染症、耳の感染症、レンサ球菌咽頭炎、尿路感染のリスクをあげることも報告されています。 ■ では、アトピー性皮膚炎は、新型コロナウイルス感染のリスクをあげる... 2021年3月25日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、皮膚以外の感染症のリスクを上げるかもしれない アトピー性皮膚炎は、皮膚感染症以外の感染症を起こしうる。 ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚の感染症を増やすことははっきりしています。 ■ 皮膚の疾患であるアトピー性皮膚炎が、皮膚の感染症を増やす可能性があることは十分考えられると思います。 ■ しかし一方で、アトピー性皮膚炎が皮膚以外の感染症のリスクを上げるという報告もあり... 2020年4月9日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 食物アレルギーとアトピー性皮膚炎が持続した子どもは、小柄になるリスクが高くなるかもしれない アトピー性皮膚炎や食物アレルギーは、身長や体重に影響するか? ■ 食物アレルギーやアトピー性皮膚炎のお子さんを多く診療していると、『小柄』を主訴として紹介を受ける場合もかなりあります。 ■ そして、内分泌検査では異常がなく、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの治療が軌道にのると、身長体重も徐々に伸びがよくなってくることも... 2019年11月30日 pedallergy2016