アトピー性皮膚炎(治療) 『エモリエントプラス』は、半年間の使用でも効果が持続する アトピー性皮膚炎の新たな保湿剤の概念、エモリエントプラスの長期使用効果と安全性を検証した報告。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、皮膚のバリア機能が低下したり、皮膚に常在する微生物のバランスが崩れたりします。 ■ 最近の研究では、皮膚の微生物のバランスを整える成分を含んだ、『エモリエントプラス』の報告があります。 ■ 最... 2024年9月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) エモリエント『プラス』は、ステロイド外用薬の使用量を減らす アトピー性皮膚炎治療における保湿剤に、あたらしくエモリエントプラスの概念が提案されている。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴い、長く続く長期的な皮膚の炎症疾患です。 ■ アトピー性皮膚炎の基本的な治療方法は、アレルギーの原因となるものを避けることと、毎日保湿剤を使うことです。 ■ しかし、保湿剤だけでは症状を... 2024年9月2日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ使用中のアトピー性皮膚炎児のIgE値、TARC値は大幅に低下する 10人に1人が経験するアトピー性皮膚炎、子どもへのデュピルマブでIgE値なども低下するかもしれない。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴う慢性の皮膚炎症疾患で、皮膚のバリア機能が低下しているのが特徴です。 ■ 18か国で行われた大規模な研究によると、6か月から5歳の乳幼児で12.1%、6-11歳の小児で13.0... 2024年8月26日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 夏のアトピー性皮膚炎の洗浄に、洗浄剤は必要か? アトピー性皮膚炎治療における洗浄剤使用の是非を巡り、夏季の患者を対象に水洗いと洗浄剤洗いの効果を比較する研究が行われました。 ■ アトピー性皮膚炎の治療において、スキンケアは重要です。 ■ しかし、石鹸や洗剤の使用するかどうかは、意見が分かれています。 ■ 以前、このテーマに関してネット記事も書きました。 ■ 洗浄剤に... 2024年7月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎の全身治療として、内服JAK阻害薬とデュピルマブのどちらが短期的な有効性が高いか? アトピー性皮膚炎の全身治療には、内服薬や注射薬があり、特定の分子を標的とする抗体薬やシグナル伝達を阻害する低分子薬があります。 ■ アトピー性皮膚炎に対する、全身治療が発展してきています。 ■ 全身治療には、内服薬や注射薬があり、炎症を引き起こす特定の分子を標的とする抗体薬や、特定のシグナル伝達を阻害する低分子薬があり... 2024年7月2日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 手湿疹は、生活の質をどれくらい下げる? 手湿疹は頻度が高いうえアトピー性皮膚炎の人では発症しやすく、生活の質を低下させることが報告されています。 ■ 手湿疹(HE)は、コロナ禍以降、とくに外来でよく外来で尋ねられるようになりました。 ■ 世界での1年間の有病率は9.1%とされています。 ■ そして手湿疹は、アトピー性皮膚炎のあるひとに、より発症しやすくなるこ... 2024年6月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対する早期プロアクティブ療法において、ステロイド外用薬とタクロリムス外用薬で差があるか? ステロイド外用薬は抗炎症作用があるものの、皮膚バリア機能を低下させる可能性があり、長期治療に課題があります。 ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚バリア機能が下がり、皮膚の炎症が悪化していき悪いサイクルに入っていく病気です。 ■ 皮膚バリアが破綻し、皮膚の炎症がひどくなると、さまざまなアレルギー疾患のリスクが上がり、たとえば食... 2024年6月24日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 子どものアトピー性皮膚炎において、タクロリムス(商品名プロトピック)外用薬は、弱いランクのステロイド外用薬よりも効果が高いかもしれない アトピー性皮膚炎の治療薬として使われるタクロリムス軟膏。小児用のタクロリムス0.03%軟膏は、ステロイドに比較して効果や副作用に違いはあるでしょうか? ■ 現在、小児のアトピー性皮膚炎に使用できる抗炎症薬は、ステロイド外用薬以外に3種類あります。 ■ この3種類の中でもっとも古い外用薬がタクロリムス軟膏になります。 ■... 2024年6月22日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬からデュピルマブ(デュピクセント)に変更した3例 デュピルマブやウパダシチニブなどの新薬が登場し、患者に合わせた治療の選択肢が広がっています。 ■ アトピー性皮膚炎の治療は大きく改善されてきています。 ■ 小児でも、外用薬の種類だけでなく、全身性の(内服や注射)薬剤が増えてきており、手段が増えています。 ■ 個人的には、生物学的製剤はデュピルマブ(デュピクセント)、内... 2024年6月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ使用中の顔の湿疹病変にはタクロリムス軟膏? デュピルマブは、重症のアトピー性皮膚炎をおおきく改善する効果があり、小児にも使用できる新しい薬です。しかし、顔や首の症状には効果が見られないことがあります。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴う慢性の皮膚疾患です。 ■ 再発し易い湿疹病変が特徴で、患者の生活の質を著しく損ないます。 ■ アトピー性皮膚炎は、すべ... 2024年6月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 脂漏性湿疹へは、抗真菌薬よりもタクロリムス軟膏のほうが有効? 脂漏性皮膚炎は皮膚に炎症を起こす病気で、主にマラセチア・グロボーサという真菌が原因です。この真菌は皮脂を分解し、炎症を引き起こします。 ■ 脂漏性皮膚炎(Seborrheic Dermatitis: SD)は、2.5%から3%の有病率を持つ皮膚に炎症をおこす疾患です。 ■ この疾患は、マラセチアという真菌が関係し、イン... 2024年6月15日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 新規アトピー性皮膚炎外用薬タピナロフ1%クリームの有効性と安全性は? AhRは炎症を調整するタンパク質で、タピナロフはこれを活性化しアトピー皮膚炎に効果がある。 ■ アリール炭化水素受容体(AhR)は、炎症や体内のバランスを調整する役割を持つたんぱく質です。 ■ ちょっと深堀りすると、アリール炭化水素受容体(AhR)とは、リガンド依存の転写因子です。 ■ 難しい言葉なので噛み砕くと、リガ... 2024年6月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 日本の生後6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎に対するデュピルマブ(デュピクセント)の効果と安全性は? アトピー性皮膚炎治療の新しい選択肢、デュピルマブとは。 今回は『ほむほむ先生』と研究医『B先生』の会話形式にしてみてみました。感想などをいただければ助かります😌 ほむほむ先生: さて、B先生、今日はアトピー性皮膚炎の治療、デュピルマブに関する論文を読んでみましょう。アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症性皮膚疾患で、特に乳幼... 2024年5月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬は、アレルギー反応や皮膚バリア機能を示すTh2・Th22細胞の反応性を低下させる アトピー性皮膚炎の治療薬、内服JAK阻害薬の効果。 ■ アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症を起こす皮膚の病気で、皮膚バリア機能障害やヘルパーT2(Th2)・Th22による炎症が特徴となります。 ■ 経口JAK阻害薬アブロシチニブ(商品名サイバインコ)は、中等症以上のアトピー性皮膚炎の治療薬として、日本でも12歳以上で承認... 2024年5月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬からデュピルマブに変更した際には、一時的な悪化に注意が必要かもしれない 小児の重症アトピー性皮膚炎の治療に、より適切に内服薬や注射薬が使えるように。 ■ 小児にも、アトピー性皮膚炎に対するさまざまな全身治療薬が使用できるようになりました。 ■ 外用薬で改善が見込めないほどの重症の患者さんへの治療にも道が開かれ、増えた治療手段をどのように使い分けるか、もしくは切り替えていくかが重要になってき... 2024年5月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 保湿剤の塗布は、アレルギーマーチを予防するかもしれない 保湿剤で予防できる?アトピー性皮膚炎とアレルギーマーチ。 ■ アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎といったアレルギー疾患は、特に先進国を中心に少なくない病気です。 ■ アレルギー疾患は、特に小さい子どもの時にアトピー性皮膚炎から始まり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を発症するといった、いわゆる『... 2024年4月9日 pedallergy2016