アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対する抗炎症薬、どの薬が寛解を導き、寛解を維持しやすいか? アトピー性皮膚炎の外用治療薬の効果比較が、ネットワークメタアナリシスで実施されました。 ■ アトピー性皮膚炎は、世界で最も一般的な慢性の炎症性皮膚疾患です。小児の15-20%、成人の3-10%が罹患しています。 ■ 外用療法は、アトピー性皮膚炎の治療の中心です。 ■ これには、ステロイド外用薬、カルシニューリン阻害薬、... 2024年12月29日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) ネモリズマブ(ミチーガ)は、かゆみを伴うアトピー性皮膚炎の睡眠障害や生活の質を改善する アトピー性皮膚炎の患者さんの睡眠障害に対して、ネモリズマブはどれくらい有効か? ■ 先週から今週まで、ニュースレターの更新やら論文の作成やらに力を割いていたら、ブログに手が回らなくなってしまって、しばらく更新に間が空いてしまいました。 ■ とはいえ、読みたい論文もたくさん溜まってしまったので、年末までは更新を密にして行... 2024年12月24日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブで結膜炎を発症した患者を、トラロキヌマブに切り替えると、結膜炎は改善するか? アトピー性皮膚炎治療に使用される生物学的製剤、デュピルマブ、レブリキズマブ、トラロキヌマブと結膜炎の副作用。 ■小児のアトピー性皮膚炎の治療にも、生物学的製剤が使用できるようになり、生後6ヶ月から使用できるデュピルマブ(デュピクセント)の他に、12歳以上であればそれ以外の生物学的製剤を使用できます。 ■ そのうちのひと... 2024年12月2日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) ジファミラスト1%とデルゴシチニブ0.5%は、費用対効果に差はあるか? アトピー性皮膚炎の新規抗炎症外用薬ジファミラストは、ステロイド外用薬に替わる、子どもも使える安全な選択肢として期待される。 ■ アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返す、慢性的な皮膚の病気です。 ■ かゆみや湿疹だけでなく、睡眠障害やストレスなども引き起こし、患者さんの生活に大きな影響を与えます。 ■ ス... 2024年11月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎の保湿剤、ローション、クリーム、ジェル、軟膏で有効性に差があるか? アトピー性皮膚炎の治療で重要な保湿剤は、ローション、クリーム、ジェル、軟膏などの製剤があります。 ■ アトピー性皮膚炎は、きわめて一般的な皮膚の病気です。皮膚が乾燥して炎症を起こし、かゆみを伴います。 ■ 生活への影響は、糖尿病や喘息といった他の長期的な病気と同じくらい深刻だということが分かっています。 ■ 治療の基本... 2024年11月18日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予後) デュピルマブは、子どものアトピーマーチを予防する? アトピーマーチとは、アレルギー疾患が次々と発症する現象をいいます。 ■ アトピーマーチ(アレルギーマーチ)とは、アレルギー疾患の自然経過の中で、さまざまなアレルギー疾患が次々に発症していく現象です。 ■ アトピー性皮膚炎がもっとも最初に発症するケースが多く、経皮感作をきっかけにさまざまなアレルギー疾患を発症する可能性が... 2024年11月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) タピナロフ軟膏(ブイタマー)は皮膚バリア機能を8週間で改善させるかもしれない アトピー性皮膚炎の新薬タピナロフ(商品名ブイタマー)が、皮膚の乾燥やバリア機能の低下を改善する可能性があることが報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎は、一般的な慢性の皮膚の病気です。 ■ 目に見える皮膚の症状や、強いかゆみで眠れないことで、患者さんの生活の質が大きく低下させます。 ■ そもそも、健常な皮膚と比較して、... 2024年11月13日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 生後3ヶ月以上の乳児のアトピー性皮膚炎に対するジファミラスト軟膏の治療効果:第3相臨床試験の中間報告 生後3ヶ月から使用できるようになったアトピー性皮膚炎治療薬ジファミラストの治療効果が、中間報告として公開されました。 ■ アトピー性皮膚炎は、多くの人が悩む皮膚の病気です。 ■ 特徴的な症状は、かゆみと湿疹で、これらの症状により睡眠障害や生活の質の低下、さらにさまざまな合併症やリスクを引き起こすことが報告されています。... 2024年11月10日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) JAK阻害薬ウパダシチニブを1年半投与したときの効果の維持と安全性は? アトピー性皮膚炎に有効な内服JAK阻害薬ウパダシチニブの1年半にわたる長期治療成績が報告されました。 ■ 思春期のアトピー性皮膚炎は、うつ病や不安などの精神的な問題を起こしやすく、学業成績やいじめの原因にもなるとされています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな疾病負荷があるのです。 ■ 治療に関しては、一般的には外用... 2024年11月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対する全身治療薬、16週間で比較するともっとも効果が高いのはどれか? アトピー性皮膚炎の全身治療薬の治療効果を比較した最新研究が、BJDに発表されていました。 ■ アトピー性皮膚炎の新薬が次々と開発されています。 ■ しかし、それぞれの薬を直接比べる研究は少なかったのが現状です。 ■ しかし、最近の新薬の研究では、「効いた」か「効かなかった」かという単純な判断を重視する傾向にあります。 ... 2024年11月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ使用しているときに、生ワクチンを使用すると有害事象が増えるか?|2024年10月31日 デュピルマブ治療中に生ワクチンを接種すると大きな問題が起こるか? ■ 経鼻生インフルエンザワクチンの接種が開始されました。 ■ そのなかで問題点としてあるのが、デュピルマブ(デュピクセント)を使用中の患者さんへの対応です。 ■ すなわち現状では、デュピルマブを使用中に生ワクチンを接種する場合、一定の期間をあける必要があ... 2024年10月31日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 陰嚢のかゆみに外用PDE4阻害薬が有効? 男性の慢性的な陰部のかゆみに、外用PDE4阻害薬ロフルミラストが効果を示す可能性が報告されました。 ■ 皮膚の病気でよく見られる「かゆみ」。 ■ 人口の15%もの人が6週間以上も続く慢性的なかゆみに悩まされています。 ■ かゆみは単純な症状ではなく、チクチクする感覚なども一緒に起こることがわかっています。 ■ 特に男性... 2024年10月29日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デルゴシチニブ(コレクチム)の0.25%と0.5%の有効性と安全性の差は? アトピー性皮膚炎の新薬デルゴシチニブ軟膏の2つの濃度(0.25%と0.5%)の効果と安全性を、子どもを対象に比較した研究の報告。 ■ デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏は日本でもアトピー性皮膚炎に使える新しい薬で、0.25%と0.5%の2種類があります。 ■ 6ヶ月以上の子どもから大人まで使えますが、子どもには主に0.2... 2024年10月28日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) アトピー性皮膚炎の発症前には、どのような微細な変化が皮膚で起こっているのか? 赤ちゃんの皮膚バリア機能の変化と、アトピー性皮膚炎発症の関係を探る新たな研究成果が注目されています。 ■ 世界的に見ると、アトピー性皮膚炎は4歳未満の小さな子どもで最も多く見られます。 ■ 1歳までに診断されることが多いことがわかっていますが、のちにアトピーを発症する赤ちゃんでも、生まれた時には症状が見られません。 ■... 2024年10月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に対し、デュピルマブの有効性が高い患者像とは? アトピー性皮膚炎の新薬デュピルマブ。多くの患者に効果があるものの、効果の予測因子を探る研究が進んでいます。 ■ アトピー性皮膚炎は、遺伝子や免疫システム、皮膚のバリア機能、細菌叢、環境要因など、様々な要因が複雑に絡み合って起こる慢性的な皮膚の病気です。 ■ 最近の研究では、アトピー性皮膚炎に9.2%がかかっていて、特に... 2024年10月26日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デルゴシチニブ(コレクチム)とジファミラスト(モイゼルト)、有効性と安全性に差があるか? 子どものアトピー性皮膚炎に広く使われるようになってきたデルゴシチニブとジファミラストの効果を統計的に比較した研究が報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎に対する抗炎症薬はどんどん増えてきています。 ■ 外用治療には、従来からステロイド外用薬やタクロリムス軟膏が使われてきましたが、外用JAK阻害薬デルゴシチニブ(商品名コ... 2024年10月20日 pedallergy2016