食物アレルギー(治療) エピペンの保管温度として、ある程度の高温や低温は許容される? 温暖化がすすむ時代に、アドレナリン自己注射器はどれくらい安定性があるかへの懸念があります。 ■ アドレナリンは、アナフィラキシーの際に使われます。 ■ たとえば食物アレルギーに対するアナフィラキシー反応時のために、アドレナリン自己注射器(エピペン)を携帯しておく必要があります。 ■ しかし、エピペンの添付文書には、室温... 2024年4月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) クルミアレルギー患者に、ピーカンナッツアレルギーはどれくらいあるか? 増えている木の実アレルギー。基本的には個別に考える必要性がありますが、一部の木の実類はそれぞれ関連が深いこともわかっています。 ■ 木の実アレルギーに関しては、それぞれが独立しているアレルゲンであるという認識が必要です。 ■ しかし、一部は近しい関係性にあることが知られています。 ■ カシューナッツとピスタチオに関して... 2024年4月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ヘーゼルナッツの経口免疫療法は可能か? ナッツアレルギーが増加しているなか、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)経口免疫療法に関する報告があります。 ■ 木の実アレルギーの増加が、知られるようになってきました。 ■ 世界中でナッツアレルギーが増えていて、日本でも3年ごとに行われる全国の食物アレルギー調査で、2015年には8位だったナッツが、2018年には4位に、そして... 2024年4月1日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 卵・ピーナッツアレルギーのある1歳児は、6歳までに木の実類のアレルギーを発症しやすいかもしれない 子どもでも増えている木の実アレルギー。1歳以降に発症するリスクは? ■ 木の実類アレルギーは、日本でも一般的な食物アレルギーの原因となっており、最近、小麦アレルギーを抜いて3位の頻度となりました。 ■ しかし、木の実類アレルギーの有病率に関するデータは多くはなく、特に乳児期の木の実類に対し感作している児がどのように経過... 2024年3月30日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) カシューナッツ・ピスタチオ両方にアレルギー血液検査陽性の児のうち、ピスタチオアレルギーはどれくらいの率で起こり得るか? 増えている木の実アレルギー。カシューナッツとピスタチオは特に密接と考えられていますが… ■ 木の実類アレルギーは、それぞれ独立して起こることが多く、それぞれのアレルギーの知識が必要になります。 ■ そのなかで関係性が近しいものとして、、の関係性が挙げられます。 ■ そのなかでもカシューナッツとピスタチオは特に近しく、個... 2024年3月28日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) カシューナッツも、早期に離乳食に導入したほうがアレルギーの発症リスクは低くなる(注意点あり)? 離乳食早期にカシューナッツ? ■ ピーナッツアレルギー、鶏卵アレルギーの発症予防に、これらを早期に離乳食に導入することが有用であることが報告されたあと、各国のガイドラインに導入されることになりました。 ■ しかし、それ以外の食物に関しては、まだ十分なデータがあるとは言えません。 ■ 最近、オーストラリアで行われているH... 2024年3月26日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) アーモンドアレルギーを、負荷試験前に予測できるか? クルミとカシューナッツが、日本のナッツアレルギーで最多ではあるものの、アーモンドの相談も多いです ■ 木の実類(ナッツ類)アレルギーが増加しています。 ■ 現在、日本の食物アレルギーの第3位となっています。 ■ その中でも圧倒的に多いのがクルミとカシューナッツです。 ■ クルミが木の実類の 56.5%、カシューナッツが... 2024年3月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) デュピルマブの使用中にもかかわらず、ピーナッツでアナフィラキシーを起こした10歳男児例の報告 アトピー性皮膚炎治療における生物学的製剤。食物アレルギー応用も? ■ デュピルマブは、最近、生後6ヶ月の乳児の重症アトピー性皮膚炎に使用可能になった、生物学的製剤です。 ■ 高価でもあり、しかも注射製剤ですので、全員に使用できるというわけではありません。 ■ 一方で、生物学的製剤を食物アレルギーの治療に活用しようとする... 2024年3月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳アレルギーに対する経皮免疫療法Viaskin milkは有効か? 治療の難しい牛乳アレルギー。経皮免疫療法ViaskinのフェーズI/II試験の結果。 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーですが、世界的にも多い食物アレルギーです。 ■ 多くは自然寛解するとされていますが、年齢が高くなるまで持ち越すことも少なくなく、アナフィラキシーの大きな原因食物とされています。 さらに、... 2024年3月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) オマリズマブ(商品名ゾレア)は、経口免疫療法の効果と安全性を上昇させる 食物アレルギーに対する経口免疫療法の有効性と安全性を高める研究がすすんでいます。 ■ 食物アレルギーは、先進国で増えています。 ■ 日本では、鶏卵、牛乳、小麦、種子類(ナッツ類)、ピーナッツなどが主な原因ですが、世界では特に、ピーナッツが問題となっています。 ■ そしてピーナッツや木の実類アレルギーは治りにくいとされて... 2024年2月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 早期離乳食開始にガイドラインを改定したスウェーデンでは、食物アレルギーの発生に変化はあったのか? 離乳食の早期開始が食物アレルギー予防に効果がある。世界の指針は変わってきたか? ■ 小児の食物アレルギーは近年増えています。 ■ そのため、アレルギーとして多い卵やピーナッツなどの食品を早い段階で取り入れることが、アレルギーを防ぐのに役立つ可能性が高いという知見がふえ、生後4~6カ月にこれらの食品を食べさせ始めることを... 2024年2月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 牛乳によるアナフィラキシーの再発率、重篤なアナフィラキシーの発生率は? 世界的に増加中、牛乳アレルギーによるリスク ■ 牛乳アレルギーは、日本だけでなく、海外でも増えており、とくに重症のアナフィラキシーの原因としてナッツよりも増えているのではという報告もあります。 ■ 先進国における1歳児の牛乳アレルギーの有病率、つまりこの年齢でアレルギーを持っている子どもの割合は0.5%から3%と報告さ... 2024年2月18日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳アレルギーのある乳児の栄養を低アレルゲンミルクに変更すると、アレルギー症状をどれくらい起こしにくくするのか? 日本で2番目に多い牛乳アレルギー、低アレルゲンミルクの適用は? ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーで、全体に2位に位置づけられています。 ■ とくに、初発する時期が1歳未満で発症することがおおく、栄養面での問題も起こします。 ■ 牛乳アレルギーは大きく分けると、IgE抗体が関係するものと、そうでない非依存... 2024年2月10日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 牛乳アレルギーのある子どもの成長率は、牛乳アレルギーのない子どもと異なるか? 牛乳アレルギーの子どもにおける成長と栄養状態の問題点 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多いアレルギーです。 ■ 一方で、牛乳アレルギーのある子どもに関する研究で、成長率が悪化したり、骨密度が低下するという報告があります。 ■ 微量栄養素の摂取に関しても、摂取量がすくなくなるようです。 ■ バラエティが乏しくなりがちである... 2024年1月28日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 乳幼児期のアトピー性皮膚炎は、その後の食物アレルギーを発症しやすくするか?:システマティックレビュー&メタアナリシス アトピー性皮膚炎が食物アレルギーのリスクを高めるというメタアナリシス、最近、再レビューされました ■ アトピー性皮膚炎が、経皮感作を通して食物アレルギーを発症しやすくなることは、多くの人に知られるようになりました。 ■ 以前、システマティックレビューが行われており、乳児期のアトピー性皮膚炎が、その後の食物アレルギーの発... 2024年1月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳アレルギーのある乳児に対する低アレルゲンミルク(高度加水分解乳)は、身長・体重増加を改善させるかもしれない 牛乳アレルギーの治療としての高度加水分解ミルクの役割 ■ 牛乳アレルギーは、日本において第2位の頻度を占める食物アレルギーです。 ■ このアレルギーの治療には、アレルゲンを含まない食品への置き換えが基本となります。そのため、低アレルゲン性のミルクの提供が必要です。 ■ 低アレルゲンミルクには多くの種類がありますが、その... 2024年1月18日 pedallergy2016