食物アレルギー(予防) 乳児期のピメクロリムス早期治療でアレルギー疾患を予防できる? アレルギーマーチを防ぐ新しいアプローチとは? ■ アトピー性皮膚炎は、「アレルギーマーチ」と呼ばれる現象の始まりとなることがあります。 ■ これは、最初にアトピー性皮膚炎になり、その後食物アレルギー、喘息、アレルギー性鼻炎などが順番に発症する流れのことです。 ■ なぜこのようなことが起こるのでしょうか。 ■ 健康な皮膚... 2025年6月18日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 成人の魚アレルギー。負荷試験の結果を詳しく見ると? 魚アレルギーの世界的実態と治りにくさとは? ■ 魚アレルギーは世界中で見られる重要な食物アレルギーの一つです。 ■ 魚アレルギーをどれくらいの人が罹患しているのかに関して様々な報告がありますが、調査方法によって0.2%から4.3%と幅があります。 ■ 魚をよく食べる国や地域(北欧、アジア、オーストラリア、ギリシャなど)... 2025年5月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 特殊な歯磨き粉で食物アレルギーの治療ができる?:OMEGA試験 特殊な歯磨き剤で行うピーナッツアレルギー新療法の可能性 ■ ピーナッツアレルギーは、日本人でもすくなくない食物アレルギーです。 ■ 口の中のかゆみや軽いじんましんといった軽い症状から、アナフィラキシーまで、さまざまな症状が出ることがあります。 ■ 治療に関しては、標準療法ではないものの「免疫療法」という方法があります。... 2025年5月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) ピーナッツを離乳食へ早期導入すると、新生児乳児食物蛋白誘発胃腸症はどれくらい発生するか? ピーナッツを離乳食に早期に導入すると、食物蛋白誘発胃腸症をどれくらいの確率で発症するか? ■ ピーナッツアレルギーを予防するには、赤ちゃんが1歳になる前にピーナッツを食べ始めることが効果的だということが、LEAP研究で示されています。 ■ しかし、ピーナッツの早期導入が始まってから、「FPIES(日本でいう新生児乳児食... 2025年3月26日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) さまざまな種類の離乳食を生後9ヶ月までに導入すると、食物アレルギーのリスクが下がるかもしれない 乳児期に様々な食品を導入すると、食物アレルギーリスクが低下する? ■ 世界において、食物アレルギーが増えている傾向があります。 ■ そのなかで、乳児期の食事がアレルギーの発症に大きく影響することがわかっています。 ■ そのため、例えば最近のガイドラインの更新により、鶏卵やピーナッツなどの食品を離乳食早期に取り入れられる... 2025年3月20日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) オープン食物負荷試験と二重盲検食物負荷試験は、どれくらい結果が一致するか? オープン食物負荷試験は、盲検法に劣るのか? ■ 食物アレルギーは、大きな社会問題と言えます。 ■ そして、食物アレルギーを正確に診断することはとても大切です。というのも、診断がつけば、患者さんはアレルギーの原因となる食物を避ける方法や、緊急時に使うエピネフリン注射器の使い方を学ぶこともでき、リスクを避けやすくなってくる... 2025年3月10日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 複数ナッツ類を、同時に負荷試験することは可能か? 増える木の実アレルギー、一度に複数を負荷試験してもよいか? ■ 食物アレルギーは、特に子どもたちにとって生活の質に大きな影響を与える問題です。 ■ 現在、木の実類アレルギーは著しく増えています。2024年の調査では、日本人の食物アレルギーの原因食物の2位にまで上がってきました。 ■ 2007年の統計からは隔世の感があり... 2025年3月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 重症牛乳アレルギー治療、多い量を目標にする?少量を目標にする? 牛乳アレルギーの免疫療法、少ない量を目標にするか?多い量を目標にするか? ■ 牛乳アレルギーは、日本でも3位にあたる食物アレルギーの原因で、特に乳幼児期に発症します。 ■ 小学校までに牛乳アレルギーを克服することが多いのですが、牛乳でアナフィラキシーを起こしたことがある児、もしくは特異的IgE抗体価が高く、下がる傾向に... 2025年2月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツ経口免疫療法を低年齢で始めると、「日常的に安定して」食べられるようになりやすい 乳幼児期のピーナッツアレルギー治療は、早期開始で効果が大きくなる可能性があります ■ ピーナッツアレルギーは、米国の小児の1~2%にあり、8割の人は寛解しないことから、生活の質を下げる大きな問題になっています。 ■ 乳児期早期からピーナッツを継続的に摂取するとアレルギーを防げると考えられていますが、実際にリアルワールド... 2025年2月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ダニの多い環境にいると、甲殻類アレルギーになりやすくなるか? 乳幼児期にダニにさらされると甲殻類アレルギーになりやすい? ■ エビやカニなどの甲殻類アレルギーは、エビやカニを食べたときに起こるアレルギーで、小児期から発症することがあります。 ■ 地域によって有病率に違いがあり、アジアでは西洋よりも高い割合(5.1%~7.7%)でエビアレルギーがみられるそうです。 ■ エビアレルギ... 2025年1月20日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 小児のゴマアレルギーは、どれくらい寛解するのか? ゴマアレルギーの寛解と持続性に関する最近の研究結果が公開されていました。 ■ ゴマアレルギーは、イスラエルやオーストラリアでは0.7%〜0.8%の小児が持ちますが、一方で、日本ではそこまで多いものではありません。 ■ しかし、実際に外来ではゴマアレルギーのお子さんがいることは確かです。 ■ 牛乳や卵アレルギーのように自... 2025年1月10日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 早期離乳食開始をしても食物アレルギー予防に結びつかなかったオーストラリアで、食物アレルギーの発症に関連した因子は何だったのか? 離乳食を早期導入しても、乳児期の食物アレルギーは減らない?早期導入後の食物アレルギーの発症要因を探る研究が発表されています。 ■ 乳児期早期に、ピーナッツや卵などのアレルギーを起こしやすい食品を導入することは、食品アレルギー予防のために効果が高いとされています。 ■ しかしオーストラリアのメルボルンでは、ガイドラインに... 2025年1月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 血便のみの新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつごろ改善するか? 乳児の食物アレルギー性直腸炎は、どれくらいの期間の除去が必要か? ■ 新生児乳児食物蛋白胃腸症は、最近増えている疾患ですが、さまざまなタイプがあります。 ■ 最近多くなっているのは、FPIES(Food Protein-Induced Enterocolitis Syndrome:食物蛋白誘発腸炎症候群)と呼ばれるタイ... 2024年12月30日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 離乳食早期導入は、どれくらい効果があり、どれくらい途中でやめているか? 食物アレルギー予防に向けた早期離乳食導入の最新エビデンスと課題とは? ■ 食物アレルギーは、かゆみやアナフィラキシーなどの症状だけでなく、生活の質やコストに大きな影響を与える問題です。 ■ 卵やピーナッツなど、アレルギーを起こしやすい食品を赤ちゃんの時期に早期に導入すると、卵やピーナッツのアレルギーを減らせるかもしれな... 2024年12月26日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツアレルギー児にデュピルマブを使用すると、ピーナッツアレルギーは改善するか? ピーナッツアレルギー治療は、現在も課題が多く、デュピルマブの効果に期待されています。 ■ ピーナッツアレルギーは、特に先進国で多く見られ、最大で全体の3%が影響を受けています。 ■ 子どもの時に始まり、大人になっても続くことが多く、問題となっています。 ■ 現在のところ、ピーナッツアレルギーを根本的に治す治療法はなく、... 2024年12月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 患者がわからないように食べる負荷試験と、わかって食べる負荷試験、どれくらい精度が異なるか?:ALDORADO試験 食物アレルギー診断で広く使われる「オープン負荷試験」の精度を、盲検法と比較した検討が行われました。 ■ 食物アレルギーは、増えています。 ■ 食物アレルギーの正しい診断は、生活の質を大きく左右するため、とても大切です。 ■ 確定診断は食物負荷試験(OFC)で行います。 ■ 食物アレルギーの診断は、問診(お話を聞く)、血... 2024年12月14日 pedallergy2016