食物アレルギー(治療) 鼻スプレータイプのエピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいても効果は維持されるか? 今後、日本でも使用できるようになる可能性のあるアナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいていても効果はあるでしょうか? ■ エピネフリン(アドレナリン)はアナフィラキシー時に第一選択薬として使用する薬剤であり、現在はアドレナリン自己注射薬(エピペン)が最も一般的な使用方法になります。... 2024年8月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 鼻スプレータイプのエピネフリン(アドレナリン)は、筋肉注射のエピネフリンと薬物動態に差があるか? アナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)「neffy」が開発され、良好な治験結果から日本での臨床使用の可能性が高まっています。 ■ 重症のアレルギー反応(アナフィラキシー)に対しての第一選択の治療は、エピネフリン(アドレナリン)の筋肉注射になります。 ■ 医療機関の外では、自己注射薬が使われてい... 2024年8月1日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 牛乳アレルギーの児に低アレルゲンミルクを与えると、栄養状態が改善するかもしれない 食物アレルギーの増加に伴い、牛乳アレルギー児への代替飲料の栄養価比較が重要視されてきています。 ■ 食物アレルギーは日本でも増えているアレルギー疾患です。つい最近、日本の6歳以下の小児では、この10年で1.7倍に増えているという報告もあります。 ■ そのなかでも、牛乳は世界でも多い食物アレルギーです。 ■ 牛乳アレルギ... 2024年7月21日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツ経口免疫療法後、少量で維持するか?日常摂取量で維持するか? アレルギー治療法である経口免疫療法は、リスクや継続性の問題があり、方法においては議論が続いています。 ■ 経口免疫療法とは、アレルギーを治療する方法の一つです。アレルギーの原因となる食べ物を少しずつ食べて体に慣らしていくというイメージの治療です。 ■ 経口免疫療法は、特に増量している時期に強い症状を起こす事があり、リス... 2024年7月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 英国における、低アレルゲンミルクの処方の実態は? 英国における、牛乳アレルギーの診断と低アレルゲンミルクの過剰処方の問題。 ■ 牛乳アレルギーは、日本の食物アレルギーの頻度として2位であり、問題となっています。 ■ 牛乳アレルギーと判明するのは生後4ヶ月から6ヶ月ごろが多いです。 ■ そして、低アレルゲンミルクを早期にはじめるほうが良いと個人的には考えています。 ■ ... 2024年7月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 地中海食は、アレルギー疾患に効果があるか? 地中海食は、アレルギー疾患の予防に有効? ■ 日本を含めた先進国を中心に、アレルギー疾患は増えています。 ■ アレルギーが増える原因として、遺伝的な要因に加えて、大気汚染や気候変動、そして食生活の変化などが考えられています。 ■ そして特に現代の食生活の変化が、アレルギー疾患を増やしているのではという考え方もあります。... 2024年6月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) ピーナッツ早期摂取で発揮されたアレルギー予防効果は、12歳まで維持されるのか? 1歳未満から5歳までピーナッツを摂取して予防できた児の予防効果は、12歳まで維持されるか? ■ 食物アレルギーの発症予防に関する、大きな転換点となった研究として、2015年に報告された英国で行われた640人に対するLEAP研究があります。 ■ LEAP研究の結果から、生後5から10ヶ月にピーナッツを早期に開始することで... 2024年6月2日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 加熱ピーナッツによる経口免疫療法? 少量でもリスクのあるピーナッツアレルギーに対する経口免疫療法、新しい方法? ■ ピーナッツアレルギーは、日本でも食物アレルギー頻度の5位となっており、重要なアレルゲンとなっています。 木の実アレルギーの増えている陰で、決して無視できないもので、特定原材料となっています。 ■ 特に、ピーナッツの少量で症状がある患者のリス... 2024年5月31日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) オマリズマブ(商品名ゾレア)は、食物アレルギーの治療成績を改善させる 食物アレルギーの治療に、オマリズマブが有効? ■ 食物アレルギーは、世界的にも増えているアレルギー疾患で、生活の質を低下させますし、リスクもあります。 ■ 基本的には、食物除去や誤食時の緊急対応が治療方法になります。 ■ しかし最近、アメリカ食品医薬品局(FDA)によってピーナッツアレルギーのための経口免疫療法が承認さ... 2024年5月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) くるみアレルギーの経口免疫療法の3例報告 増加しているクルミアレルギー。経口免疫療法は可能? ■ クルミは、日本でも食物アレルギーとして多くなっている木の実類の一つです。 ■ いまだに標準療法とは言えませんが、鶏卵、牛乳、小麦、ピーナッツなどの経口免疫療法に関する報告が増えてきました。 ■ では、クルミに対しての経口免疫療法は可能なのでしょうか? ■ 最近、日... 2024年5月20日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) スウェーデンにおける新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつ頃改善したか? 原因となる食物を食べてから繰り返し吐く『新生児乳児食物蛋白胃腸症』、いつ頃改善する? ■ 新生児乳児食物蛋白胃腸症は、海外で提案される食物タンパク質誘発性腸炎症候群 (FPIES)と完全に同義とはいえませんが、IgE抗体が関係しない食物アレルギーです。 ■ 主に乳児から幼児において、原因食物を食べた後1~4時間以内に、... 2024年5月16日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 生後5日以内の母親の鶏卵摂取は、子どもの鶏卵アレルギーの発症を予防するか? 生後早期の母親の卵摂取で卵アレルギーを予防できる?できない? ■ 鶏卵アレルギーは、日本人の食物アレルギーのなかでも最も多い原因食物です。 ■ 鶏卵アレルギーを予防するために、『早めに離乳食に導入する』という方法は、ひろく普及し始めており、実際に効果を上げ始めているのではないかという報告もあります。 ■ しかし、鶏卵に... 2024年5月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 大豆アレルギーにおけるGly m4特異的IgE抗体価でバラ科果物アレルギーを予測できる 花粉アレルギーがあると、関連食物でアレルギー反応が出るというPFAS。その鑑別はどうするか? ■ 花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)は、花粉アレルゲンに感作されると起こる食物アレルギーのことです。 ■ PFASの世界的な有病率は10%~35%と推定されているようです。 ■ 一般的には、生の果物による皮膚検査がおこな... 2024年5月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) エピペンの保管温度として、ある程度の高温や低温は許容される? 温暖化がすすむ時代に、アドレナリン自己注射器はどれくらい安定性があるかへの懸念があります。 ■ アドレナリンは、アナフィラキシーの際に使われます。 ■ たとえば食物アレルギーに対するアナフィラキシー反応時のために、アドレナリン自己注射器(エピペン)を携帯しておく必要があります。 ■ しかし、エピペンの添付文書には、室温... 2024年4月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) クルミアレルギー患者に、ピーカンナッツアレルギーはどれくらいあるか? 増えている木の実アレルギー。基本的には個別に考える必要性がありますが、一部の木の実類はそれぞれ関連が深いこともわかっています。 ■ 木の実アレルギーに関しては、それぞれが独立しているアレルゲンであるという認識が必要です。 ■ しかし、一部は近しい関係性にあることが知られています。 ■ カシューナッツとピスタチオに関して... 2024年4月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ヘーゼルナッツの経口免疫療法は可能か? ナッツアレルギーが増加しているなか、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)経口免疫療法に関する報告があります。 ■ 木の実アレルギーの増加が、知られるようになってきました。 ■ 世界中でナッツアレルギーが増えていて、日本でも3年ごとに行われる全国の食物アレルギー調査で、2015年には8位だったナッツが、2018年には4位に、そして... 2024年4月1日 pedallergy2016