気管支喘息(病因) 洗浄剤や消毒薬の日常的な使用は、喘息の発症リスクになるか? 洗浄・掃除製品の使用頻度と喘息・喘鳴の発症に関連はあるか? ■ ぜん息は世界中で約3億人もの人が患っている、とても多い呼吸器の病気です。 ■ 原因や悪化に関わる要因として、家庭や仕事場で使う「消毒剤や洗浄剤(DCPs)」が注目されています。 ■ これらの洗浄剤を職業的に使うと、ぜん息になりやすいとか、すでにあるぜん息や... 2025年1月11日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) オーガニック食品は、アレルギー疾患を減らすのか? 乳幼児期の有機食品摂取は、アレルギー疾患の予防効果がある? ■ 喘息を含む慢性呼吸器疾患が世界の死因として非常に重要な位置を占めていること、そして一方で、アレルギー疾患が生活習慣や環境の影響を強く受けていることがわかっています。 ■ 中でも、赤ちゃんのときに母乳で育てられると喘息を予防できる、地中海食などバランスの良い... 2025年1月7日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) アレルゲン免疫療法は、喘息発作だけでなく風邪のリスクも減らす? アレルギー性喘息は免疫低下で感染症や発作リスクが高まる疾患です。 ■ アレルギー性喘息の患者さんは、ウイルス感染症にかかりやすく、症状も重くなりやすいことがわかっています。 ■ 特にリスクが高くなるのは、以下の3つが重なる場合とされています。 1) アレルギーの原因物質に対する反応がある 2) アレルゲンに実際に触れ... 2024年11月26日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 小児喘息治療にアジスロマイシンは有効か?:メタアナリシス 小児喘息の治療に、抗菌薬であるアジスロマイシンが有効であるという報告があります。 ■ 小児喘息は、気道に慢性的な炎症が起こる病気で、救急受診や入院が必要になることもあります。 ■ しかし、通常の治療薬(吸入ステロイドなど)の効果が不十分な患者さんもいます。 ■ 喘息の子どもさんの4-64%で、クラミジアやマイコプラズマ... 2024年11月21日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 生物学的製剤を使用中に、抗薬物抗体はどれくらいの頻度で発生するのか? アレルギー治療の進歩により、喘息やアトピー性皮膚炎向けの新薬「生物学的製剤」が登場したが、抗薬物抗体(ADA)の発生が注目されています。 ■ アレルギーの治療法は、大きく進歩してきています。 ■ たとえば重症の喘息患者やアトピー性皮膚炎に向けた「生物学的製剤」がさまざま上梓されています。 ■ たとえば、喘息に対してはオ... 2024年9月27日 pedallergy2016
気管支喘息(副作用・害) 環境中のアレルゲン濃度が高くなると、風邪をひきやすくなる? 子どもの喘息悪化には人種差や環境要因があり、アレルゲンと上気道感染の関係が調査されました。 ■ これから、喘息は悪化しやすい秋に向かいます。 ■ 小児の喘息発作の多くは、上気道へのウイルス感染に起因していることから、ウイルスが重要な役割を果たしています。 ■ そして米国では、子どもの喘息の悪化に関して、人種や民族による... 2024年8月31日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) ガス調理コンロやガスオーブンは、子どもの喘息の発症リスクになるかもしれない? 受動喫煙、大気汚染だけでなく、ガスコンロの使用は子どもの喘息リスクを高めるかもしれない? ■ 受動喫煙は、子どもの喘息に大きなマイナスになることはよく知られています。 ■ さらに、大気汚染も喘息のリスクになることも知られています。 ■ そして最近、このような空気を悪化させるものとして、調理のための家庭内でのガスコンロの... 2024年3月29日 pedallergy2016
気管支喘息(予後) 幼児期からダニアレルギーがあると、気管支の過敏性や喘息が改善しにくくなるかもしれない 乳幼児期の診断とダニアレルギーの関連が注目されています。 ■喘息は子どもに多い長引く病気す。 ■東京の3歳時調査をみると、近年やや減少しつつありますが、それでも少なくありません。 ■そしてドイツの報告では、最近20年で患者が増えているそうです。 Weber A, Herr C, Hendrowarsito L, et ... 2024年2月5日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) 妊娠前の母のバランスの良い食事は、子どもの喘鳴を減らすかもしれない 妊娠前・妊娠中の母親の食事は、子どもの喘鳴や喘息リスクと関連するか? ■ アレルギー疾患で通院している患者さんの保護者さんかた尋ねられるテーマのひとつに『妊娠中や妊娠前の食事』があります。 ■ しかし、このテーマに関する報告はすくなく、米国のVivaプロジェクトというの 出産前コホート研究に限られます。 Hanson ... 2024年1月14日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) はやめに舌下免疫療法をはじめたほうが、気管支喘息の発症リスクと医療費が減るかもしれない アレルギー性鼻炎と喘息リスク:舌下免疫療法治療の有効性、費用対効果、早期治療の重要性 ■ アレルギー性鼻炎は、気管支喘息の発症リスク因子です。 ■ すなわち、子どもの時のアレルギー性鼻炎は喘息の発症リスクを高める可能性があります。 ■ アレルゲン免疫療法は、アレルギー性鼻炎の症状を緩和する薬物療法が十分でない場合にはと... 2024年1月6日 pedallergy2016
気管支喘息(診断) 呼気一酸化窒素に基づく喘息コントロールは喘息発作を減らすか?システマティックレビュー&メタアナリシス 呼気一酸化窒素は、アレルギー性の気道炎症をみるための検査のひとつ。 ■ 呼気一酸化窒素は、さまざまな喘息の検査のうちのひとつです。 ■ 気道の炎症をみるための侵襲の少ない検査として普及しています。 ■ しかし、呼気一酸化窒が気管支喘息のコントロールを改善させるかに関しては、さまざまな結果があります。 ■ そこで最近、こ... 2023年9月6日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 吸入ステロイド薬は、1日1回と1日2回では、どちらの方がアドヒアランスが高い? 吸入ステロイド薬のアドヒアランスは決して高くはない。 ■ 吸入ステロイド薬は、気管支喘息のコントロールにとても重要な位置を占めています。 ■ しかし、残念ながら、吸入ステロイド薬のアドヒアランスは良いとは言えません。 ■ 吸入ステロイド薬は1日1回の製剤もあります。 ■ もしくは1日2回の製剤を、改善すれば1日1回にす... 2023年8月4日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 甘味を頻回に食べる習慣があると、喘息が悪化する? 気道や皮膚のマイクロバイオーム(微生物叢)が、アレルギーに関係することは、さまざまな研究で明らかになってきている。 ■ アレルギー疾患がマイクロバイオーム(微生物叢)と関連することは、さまざまな報告がなされています。 ■ そしてマイクロバイオームとの関連を絡めて、甘味を毎日食べていると、喘息が悪化するかも…という報告が... 2023年8月3日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 副鼻腔炎が、喘息の発症リスクになる? 年齢が高くなってから新規に発症する喘息は、どのような理由で発症するか? ■気管支喘息は、低年齢で発症するケースが多く、受動喫煙、真菌・化学物質・大気汚染物質の吸入・感染症などが、発症リスクに関係するというエビデンスがあります。 ■ そして最近、欧州免疫アレルギー学会誌Allergyに、『慢性鼻副鼻腔炎が成人喘息の発症リ... 2023年6月1日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 子どものときのペットの飼育と喘息の発症は、どのように関連しているか? ペット飼育とアレルギーに関しては、相反する研究結果があり、シンプルな答えが難しい。 ■ アレルギーのある患者さんに『ペットを飼ってもよいかどうか』を聞かれることは少なからずあります。 ■ しかし、その答えに確定的にお答えすることは簡単ではありません。 ■ 最近、さまざまな欧州のコホート研究、Avon Longitudi... 2023年5月11日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 1歳未満でRSウイルスに罹ると、5歳までに喘息になりやすいかもしれない:INSPIRE研究 RSウイルス感染は、その後の『喘鳴』を悪化させる可能性がある。 ■ RSウイルス感染症は、 1歳までに7割、2歳までにほぼすべての子どもが1回はかかるという、感染症の原因としてとても多いウイルスです。 ■ しかし、『1歳未満でのRSウイルス感染』が、5歳までの喘息発症に関連する可能性があるかもしれないという報告が、La... 2023年5月3日 pedallergy2016