pedallergy2016
「小児アレルギー科医の備忘録」管理人。
日本アレルギー学会専門医・指導医。日本小児科学会専門医。
pedallergy2016の記事一覧
乳児疝痛は生後数か月の赤ちゃんに見られる激しい泣き症状。乳児疝痛後の問題への影響が示唆されてきており、大規模研究で詳しく調査された。 ■ 乳児疝痛、コリックや黄昏泣きとは、赤ちゃんが理由がはっきりしないまま激しく泣き続ける症状のことです。 ■ この症状は、赤ちゃんが生まれてから数か月間に起こることが多く、時間が経つと自...
アトピー性皮膚炎の新たな保湿剤の概念、エモリエントプラスの長期使用効果と安全性を検証した報告。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、皮膚のバリア機能が低下したり、皮膚に常在する微生物のバランスが崩れたりします。 ■ 最近の研究では、皮膚の微生物のバランスを整える成分を含んだ、『エモリエントプラス』の報告があります。 ■ 最...
アトピー性皮膚炎治療における保湿剤に、あたらしくエモリエントプラスの概念が提案されている。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴い、長く続く長期的な皮膚の炎症疾患です。 ■ アトピー性皮膚炎の基本的な治療方法は、アレルギーの原因となるものを避けることと、毎日保湿剤を使うことです。 ■ しかし、保湿剤だけでは症状を...
子どもの喘息悪化には人種差や環境要因があり、アレルゲンと上気道感染の関係が調査されました。 ■ これから、喘息は悪化しやすい秋に向かいます。 ■ 小児の喘息発作の多くは、上気道へのウイルス感染に起因していることから、ウイルスが重要な役割を果たしています。 ■ そして米国では、子どもの喘息の悪化に関して、人種や民族による...
10人に1人が経験するアトピー性皮膚炎、子どもへのデュピルマブでIgE値なども低下するかもしれない。 ■ アトピー性皮膚炎(AD)は、かゆみを伴う慢性の皮膚炎症疾患で、皮膚のバリア機能が低下しているのが特徴です。 ■ 18か国で行われた大規模な研究によると、6か月から5歳の乳幼児で12.1%、6-11歳の小児で13.0...
コロナ感染後の認知機能障害が注目されているなか、英国の大規模研究でブレインフォグなどの症状と実行機能・記憶機能への影響が調査された。 ■ 最近、コロナ感染後の後遺症について、特に認知機能への影響が話題になっています。 ■ コロナ後の症候群として、記憶力低下や思考・集中力の困難、いわゆる「ブレインフォグ」がよく知られてい...
アトピー性皮膚炎の重症度は、子どもと保護者のQOLに大きな影響を与える。 ■ アトピー性皮膚炎は、一般的な慢性炎症性皮膚疾患の一つで、主な問題は、なかなか治らない痒みと見た目の変化でしょう。 ■ そして、子どものアトピー性皮膚炎は、睡眠障害、イライラ、不安、自尊心低下、心理的な問題を抱える可能性を高めます。 ■ アトピ...
アトピー性皮膚炎は生活の質や認知機能に影響を与える可能性がある。 ■ アトピー性皮膚炎は、もっとも多い炎症性皮膚疾患です。 ■ しかも、痒みは重症になると、睡眠の質や日常生活を下げます。 ■ アトピー性皮膚炎の負荷は、低くないのです。 ■ これは行動の問題や認知機能の低下、そして成績低下にもつながる可能性があります。 ...
ペニシリンを含むβラクタム系抗菌薬アレルギーの正確な診断と適切な使用が課題となっている。 ■ βラクタム系抗菌薬は、細菌の細胞壁の形成を阻害することで、細菌の増殖を抑え、感染症の治療をするタイプの薬です。 ■ そしてβラクタム系抗菌薬は、ペニシリンやセファロスポリンなど、様々な種類があり、ひろく活用されています。 ■ ...
【生成AI+文字起こし】久しぶりのガジェット情報 ■ 今回は、文字起こしツール『PLAUD NOTE』の製品レビューをさせていただきたいと思います。 ■ このブログは、医学論文紹介を主な目的にしていますが、過去、実はガジェットの紹介もしていたんですよね。 ■ 一時クラウドファンディングでとても有名になったPLAUD N...
小児のアレルギー性鼻炎、特に通年性の増加が報告され、最新の研究では、より低年齢での発症の可能性も示唆されています。 ■ 世界的にもアレルギー性鼻炎は増加傾向にあるのですが、近年、特に小児での増加が複数の疫学研究で報告されています。 ■ 日本では主にダニとスギ花粉がアレルギー性鼻炎の主要なアレルゲンとなっており、特にダニ...
アレルギー増加の原因として「古き友人仮説」が注目され、BCGのアレルギー予防効果が大規模研究で調査されている。 ■ アレルギー疾患は世界的に増加しています。アレルギー疾患が増加している理由については、仮説はさまざま提唱されていますが、その一つが「古き友人仮説」です。 ■ 「古き友人仮説」(Old Friends Hyp...
アトピー性皮膚炎患者の感染症リスク増加を、新たな統計手法「順序パターンマイニング」を用いて分析した研究が報告された。 ■ アトピー性皮膚炎は、非常に多い慢性炎症性皮膚疾患です。 ■ アトピー性皮膚炎があると、感染症にもかかりやすくなることが知られています。 ■ その感染症の増加がどれくらいであるかを推定する必要性があり...
アレルギー性鼻炎の低年齢化を背景に、1〜4歳の子どもを対象としたダニ舌下免疫療法錠の有効性と安全性が報告された ■ 通年性アレルギー性鼻炎は増加している疾患です。 ■ 日本では、5歳未満の子どもの4%、5〜9歳の子どもの22.5%が発症していると考えられています。 ■ アレルギー性鼻炎の治療は、アレルゲンを避ける、薬物...
今後、日本でも使用できるようになる可能性のあるアナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいていても効果はあるでしょうか? ■ エピネフリン(アドレナリン)はアナフィラキシー時に第一選択薬として使用する薬剤であり、現在はアドレナリン自己注射薬(エピペン)が最も一般的な使用方法になります。...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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