食物アレルギー(治療) 重症牛乳アレルギー治療、多い量を目標にする?少量を目標にする? 牛乳アレルギーの免疫療法、少ない量を目標にするか?多い量を目標にするか? ■ 牛乳アレルギーは、日本でも3位にあたる食物アレルギーの原因で、特に乳幼児期に発症します。 ■ 小学校までに牛乳アレルギーを克服することが多いのですが、牛乳でアナフィラキシーを起こしたことがある児、もしくは特異的IgE抗体価が高く、下がる傾向に... 2025年2月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツ経口免疫療法を低年齢で始めると、「日常的に安定して」食べられるようになりやすい 乳幼児期のピーナッツアレルギー治療は、早期開始で効果が大きくなる可能性があります ■ ピーナッツアレルギーは、米国の小児の1~2%にあり、8割の人は寛解しないことから、生活の質を下げる大きな問題になっています。 ■ 乳児期早期からピーナッツを継続的に摂取するとアレルギーを防げると考えられていますが、実際にリアルワールド... 2025年2月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 血便のみの新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつごろ改善するか? 乳児の食物アレルギー性直腸炎は、どれくらいの期間の除去が必要か? ■ 新生児乳児食物蛋白胃腸症は、最近増えている疾患ですが、さまざまなタイプがあります。 ■ 最近多くなっているのは、FPIES(Food Protein-Induced Enterocolitis Syndrome:食物蛋白誘発腸炎症候群)と呼ばれるタイ... 2024年12月30日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツアレルギー児にデュピルマブを使用すると、ピーナッツアレルギーは改善するか? ピーナッツアレルギー治療は、現在も課題が多く、デュピルマブの効果に期待されています。 ■ ピーナッツアレルギーは、特に先進国で多く見られ、最大で全体の3%が影響を受けています。 ■ 子どもの時に始まり、大人になっても続くことが多く、問題となっています。 ■ 現在のところ、ピーナッツアレルギーを根本的に治す治療法はなく、... 2024年12月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 極微量の経口負荷試験後の継続した鶏卵摂取は、鶏卵アレルギーを早く改善させるか? 食物アレルギー治療は「完全除去」から変化しています。卵アレルギーにおいて、極微量から開始する治療法の有効性が報告されています。 ■ 鶏卵アレルギーは、日本で最もよく見られる食物アレルギーの一つです。 ■ そして食物アレルギーの治療は、完全除去…ではなく、「必要最小限の除去」が基本です。 ■ そもそも、鶏卵を完全に除去を... 2024年12月5日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 鼻スプレータイプのエピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいても効果は維持されるか? 今後、日本でも使用できるようになる可能性のあるアナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)は、風邪をひいていても効果はあるでしょうか? ■ エピネフリン(アドレナリン)はアナフィラキシー時に第一選択薬として使用する薬剤であり、現在はアドレナリン自己注射薬(エピペン)が最も一般的な使用方法になります。... 2024年8月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 鼻スプレータイプのエピネフリン(アドレナリン)は、筋肉注射のエピネフリンと薬物動態に差があるか? アナフィラキシー治療用の鼻スプレー型エピネフリン(アドレナリン)「neffy」が開発され、良好な治験結果から日本での臨床使用の可能性が高まっています。 ■ 重症のアレルギー反応(アナフィラキシー)に対しての第一選択の治療は、エピネフリン(アドレナリン)の筋肉注射になります。 ■ 医療機関の外では、自己注射薬が使われてい... 2024年8月1日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツ経口免疫療法後、少量で維持するか?日常摂取量で維持するか? アレルギー治療法である経口免疫療法は、リスクや継続性の問題があり、方法においては議論が続いています。 ■ 経口免疫療法とは、アレルギーを治療する方法の一つです。アレルギーの原因となる食べ物を少しずつ食べて体に慣らしていくというイメージの治療です。 ■ 経口免疫療法は、特に増量している時期に強い症状を起こす事があり、リス... 2024年7月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 英国における、低アレルゲンミルクの処方の実態は? 英国における、牛乳アレルギーの診断と低アレルゲンミルクの過剰処方の問題。 ■ 牛乳アレルギーは、日本の食物アレルギーの頻度として2位であり、問題となっています。 ■ 牛乳アレルギーと判明するのは生後4ヶ月から6ヶ月ごろが多いです。 ■ そして、低アレルゲンミルクを早期にはじめるほうが良いと個人的には考えています。 ■ ... 2024年7月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 加熱ピーナッツによる経口免疫療法? 少量でもリスクのあるピーナッツアレルギーに対する経口免疫療法、新しい方法? ■ ピーナッツアレルギーは、日本でも食物アレルギー頻度の5位となっており、重要なアレルゲンとなっています。 木の実アレルギーの増えている陰で、決して無視できないもので、特定原材料となっています。 ■ 特に、ピーナッツの少量で症状がある患者のリス... 2024年5月31日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) オマリズマブ(商品名ゾレア)は、食物アレルギーの治療成績を改善させる 食物アレルギーの治療に、オマリズマブが有効? ■ 食物アレルギーは、世界的にも増えているアレルギー疾患で、生活の質を低下させますし、リスクもあります。 ■ 基本的には、食物除去や誤食時の緊急対応が治療方法になります。 ■ しかし最近、アメリカ食品医薬品局(FDA)によってピーナッツアレルギーのための経口免疫療法が承認さ... 2024年5月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) くるみアレルギーの経口免疫療法の3例報告 増加しているクルミアレルギー。経口免疫療法は可能? ■ クルミは、日本でも食物アレルギーとして多くなっている木の実類の一つです。 ■ いまだに標準療法とは言えませんが、鶏卵、牛乳、小麦、ピーナッツなどの経口免疫療法に関する報告が増えてきました。 ■ では、クルミに対しての経口免疫療法は可能なのでしょうか? ■ 最近、日... 2024年5月20日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) エピペンの保管温度として、ある程度の高温や低温は許容される? 温暖化がすすむ時代に、アドレナリン自己注射器はどれくらい安定性があるかへの懸念があります。 ■ アドレナリンは、アナフィラキシーの際に使われます。 ■ たとえば食物アレルギーに対するアナフィラキシー反応時のために、アドレナリン自己注射器(エピペン)を携帯しておく必要があります。 ■ しかし、エピペンの添付文書には、室温... 2024年4月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ヘーゼルナッツの経口免疫療法は可能か? ナッツアレルギーが増加しているなか、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)経口免疫療法に関する報告があります。 ■ 木の実アレルギーの増加が、知られるようになってきました。 ■ 世界中でナッツアレルギーが増えていて、日本でも3年ごとに行われる全国の食物アレルギー調査で、2015年には8位だったナッツが、2018年には4位に、そして... 2024年4月1日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) デュピルマブの使用中にもかかわらず、ピーナッツでアナフィラキシーを起こした10歳男児例の報告 アトピー性皮膚炎治療における生物学的製剤。食物アレルギー応用も? ■ デュピルマブは、最近、生後6ヶ月の乳児の重症アトピー性皮膚炎に使用可能になった、生物学的製剤です。 ■ 高価でもあり、しかも注射製剤ですので、全員に使用できるというわけではありません。 ■ 一方で、生物学的製剤を食物アレルギーの治療に活用しようとする... 2024年3月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳アレルギーに対する経皮免疫療法Viaskin milkは有効か? 治療の難しい牛乳アレルギー。経皮免疫療法ViaskinのフェーズI/II試験の結果。 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーですが、世界的にも多い食物アレルギーです。 ■ 多くは自然寛解するとされていますが、年齢が高くなるまで持ち越すことも少なくなく、アナフィラキシーの大きな原因食物とされています。 さらに、... 2024年3月4日 pedallergy2016