食物アレルギー(予防) 早期に複数のアレルゲンを同時に食べはじめても安全性に問題はないか? 早期に『複数の離乳食を少量』開始することに、リスクはないか? ■ 早期に離乳食を開始すると、すくなくとも、卵とピーナッツアレルギーの発症が予防できる可能性が示唆されています。 ■ では、離乳食早期に『多種アレルゲン』を負荷した場合はどうでしょう? Quake AZ, Liu TA, D’Souza R, Jackso... 2023年2月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) ピーナッツを早期導入しても、ピーナッツアレルギーの発症は減らない? ピーナッツアレルギーの発症予防に関し、各国のガイドラインが大きく書き換わっている ■ 日本ではピーナッツの早期導入までは踏み込まれていませんが、各国のガイドラインは書き換わってきています。 ■ そのなかでの、JAMAに報告された『リアルワールド』の研究結果。 Soriano VX, Peters RL, Moreno... 2023年2月2日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 日本の乳児において、離乳食へのアレルゲンの導入は変化しているか? 日本人の離乳食の導入は変化してきているか? ■ 卵や乳、小麦を離乳食から除去するひとは減りましたが、ナッツやそばなどはどうか?という三重県で行われたアンケート調査です。 Takase T, Nagao M, Kanai R, Nishida T, Arima T, Iwai F, Yamada S, Nakamoto... 2023年1月30日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 米国において、1歳までに卵やピーナッツを離乳食に導入している保護者はどれくらいか? 卵やピーナッツを離乳食に早期導入することでこれらのアレルギーを予防するという考え方はひろく知られるようになった。 ■ 卵やピーナッツを離乳食に早期導入することでこれらのアレルギーを予防するという考え方はひろく知られるようになりました。 https://pediatric-allergy.com/2019/04/12/... 2022年12月18日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 卵に感作されている生後6ヶ月児に加熱全卵0.2gで開始可能か? 鶏卵早期開始の開始量は、『微量』『加熱』が勧められているが具体的な摂取量はあきらかではない。 ■ 卵アレルギーの発症予防として、生後6ヶ月から加熱卵微量で開始するという提言が日本小児アレルギー学会から提案されて5年程度が経過しました。 https://pediatric-allergy.com/2017/06/26/p... 2022年10月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 生後3ヶ月から微量の食物粉末を摂取すると、食物アレルギーの発症を予防する:ランダム化比較試験 食物アレルギーの発症リスクをどのように低下させるかが焦点になっている。 ■ 離乳食を早期に開始することで食物アレルギーの発症を予防できるかに関して、注目が集まっています。 ■ 卵やピーナッツに関しては、おおむね方向性が決まりつつありますが、リスクも考慮するべき状況にあり、慎重さも求められます。 ■ 一方で、さらに早期か... 2022年4月14日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 滋賀県では、離乳食早期導入ガイドラインが開始後に、特に鶏卵アレルギーが減少した 2017年に鶏卵アレルギー発症予防に関する提言が発表された後、実際に食物アレルギーは減少したのか? ■ 2017年に『鶏卵アレルギー発症予防に関する提言』が発表された後、さらに2019年に10年ぶりに授乳・離乳の支援ガイドが改訂されました。 ■ その後、東京都の3歳時調査で食物アレルギーの発症率が下がってきていることが... 2022年3月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 離乳食早期導入により、ナッツ類の気道吸引事故が増えているかもしれない 離乳食早期導入は普及しているものの、ナッツ類の導入にはリスクにも留意する必要がある。 ■ ピーナッツアレルギーの発症予防を確立したLEAP試験以降、『離乳食早期導入』が注目されるようになりました。 ■ たとえば、オーストラリアでは1歳までのピーナッツの導入率は約9割に達したという報告もあります。 ■ 離乳食早期導入は食... 2021年4月19日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 食物アレルギーを予防する『早期離乳食開始』が、困難になる要因はなにか? 早期離乳食開始は、たしかに食物アレルギーを予防するかもしれない。しかし、開始が困難な場合もすくなくない。 ■ 離乳食を早期導入による食物アレルギーの予防策はひろく認識されるようになってきました。 ■ EATスタディは生後3ヶ月から離乳食を開始する群と6ヶ月から始める群を比較した大規模研究です。 ■ しかし実際には、... 2021年3月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 早期離乳食開始による食物アレルギーの予防効果は、湿疹がある群にもっとも強くはたらく 乳児期の湿疹が、その後の食物アレルギーの発症リスクになることがはっきりし、一方で離乳食早期開始が食物アレルギーの発症予防に有効であることがわかってきています。 ■ EATスタディは、『早期離乳食開始』により食物アレルギーの発症予防を試みた、初期の研究です(と言っても2016年ですが…)。 ■ 離乳食を生後3ヶ月から開始... 2021年3月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 『ピーナッツ早期導入前のアレルギー検査』は、どれくらい過剰に診断し、どれくらい見逃す可能性があるのか? 『離乳食前のアレルギー検査』は、どれくらい過剰に診断し、どれくらい見逃す可能性があるのか? ■ LEAP試験では、『乳児期早期発症の湿疹および/または卵アレルギー』のある児は、ハイリスク群としてあつかい、事前に皮膚アレルギー検査(プリックテスト)を行っています。 ■ この基準であれば、ある程度許容される事前検査でしょう... 2021年2月16日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 小麦を離乳食に早期に導入すると、セリアック病の発症が減るかもしれない 小麦の離乳食早期導入が小麦アレルギーを予防するかどうかのデータは十分でないものの、『セリアック病』の予防効果が示唆されてきている。 ■ 離乳食の早期導入による食物アレルギーの発症予防に関しては、さまざまな研究結果が蓄積されてきています。 ■ 現状では、小麦の早期導入に関しての研究結果は乏しく結果はでていません。 ■ 一... 2020年12月27日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 1歳までの離乳食の種類を増やすほど、喘息の発症リスクが低下するかもしれない 離乳食の多様性をはやめに増やすほど、アレルギー疾患の発症リスクが低くなるという報告があります。 ■ 離乳食に卵やピーナッツをはやめに導入すると、これらのアレルギーの発症リスクが低くなることが報告されています。 ■ ただし、その効果は、卵であれば卵アレルギーの発症予防、ピーナッツであればピーナッツアレルギーの発症予防にし... 2020年12月14日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 生後3~6ヶ月の粉ミルク摂取は、1歳時点での乳アレルギーを予防するかもしれない 粉ミルク摂取により、その後の乳アレルギーを予防するという大規模コホート研究の結果が日本から報告されました。 ■ SPADE試験は、生後1~3ヶ月の少量の粉ミルクの摂取継続が、乳アレルギーの予防の方策に効果があることを示しました。 ■ そしてほぼ同時に、日本の大規模コホート研究の結果から生後6ヶ月以前からの粉ミルク開始が... 2020年10月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 生後1ヶ月から普通粉ミルク10mL以上を摂取していると、乳アレルギーが予防できる(SPADE試験) いよいよ、乳の早期摂取開始による乳アレルギー予防介入研究であるSPADE試験が、日本から発表されました。 ■ 食物アレルギーは増えてきており、発症予防が求められています。 ■ 特に日本では、卵・乳・小麦で乳児の食物アレルギーの9割を占め、これらに関しては特に注目を集めています。 ■ そして考えられているのが『早期摂取開... 2020年9月26日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 補完食(離乳食)の開始時期と種類は、アレルギー疾患の発症予防に影響するか? 補完食(離乳食)とアレルギー発症予防似関しての質問は多いもののシンプルに答えることは難しい。 ■ 補完食(ここではざっくりと離乳食と考えてよいです)の開始時期や、種類に関して尋ねられることが多いのですが、それぞれ相反する研究結果があったりして、なかなかシンプルにお答えすることは難しいものです。 ■ そこで、最近、かなり... 2020年9月11日 pedallergy2016