アトピー性皮膚炎(治療) ネモリズマブ(ミチーガ)の最大68週間の効果・安全性試験の結果は? 13歳以上のかゆみの強いアトピー性皮膚炎に対し、新規IL31抗体ネモリズマブが保険適用になりました。 ■ ネモリズマブは、かゆみを起こすサイトカインであるIL-31を抑制するモノクローナル抗体です。 ■ 2022年8月より、13歳以上の小児(+体重30kg以上)でも使用できるようになり、生物学的製剤が加わったことになり... 2022年9月27日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ピーナッツ蛋白質1.5mg(ピーナッツ100分の1粒弱)を摂取して、症状が出現するリスクはどれくらいか? 極々微量のピーナッツが混入した食物を食べて症状を発現するリスクはどれくらいか? ■ 食物アレルギーのあるお子さんの保護者さんから、『工場のラインでの混入の可能性』に関して尋ねられることがよくあります。 ■ しかし、『どれくらいのリスクか』を答えることは簡単ではなく、負荷試験をせざるを得ない場合も少なからずあります。 ■... 2022年9月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(診断) 生後3~5ヶ月のアトピー性皮膚炎における血清TARC値は、どれくらいを示すか? 血清TARC値は、アトピー性皮膚炎の重症度や診断に臨床上有用な検査。 ■ 血清TARC値は、アトピー性皮膚炎の重症度を推定するために、重要な検査となっています。 ■ しかし、低年齢であるほど数値が高くなる傾向があり、乳児ではそれ以上の年齢のアトピー性皮膚炎の子どもよりも高くなります。 ■ 現在使用されている生後6ヶ月児... 2022年9月19日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ピーナッツアレルギーのある児は、他の豆類にどれくらい感作されているか? ピーナッツは豆類。 ■ ピーナッツは、ナッツという言葉がついていますが、生物の分類的には豆類です。 ■ そして、マメ目→マメ科→ラッカセイ属:ピーナッツ、マメ目→マメ科→大豆属:大豆、マメ目→マメ科→エンドウ豆属:エンドウマメと、生物学的に分類されます。 ■ しかし、ピーナッツアレルギーのある方でも、多くの場合、大豆や... 2022年9月18日 pedallergy2016
アレルギー一般(予防) デュピルマブは、成人のアトピーマーチを防ぐ? アトピーマーチの予防は、さまざまに試みられてきていますが確定的な方法はないのが現状です。 ■ アトピーマーチとは、おおくはアトピー性皮膚炎を起点として他のアレルギー疾患が行進曲(マーチ)のように現れてくる現象をさします(現在はそれだけではないことが指摘されていますが)。 ■ 最近、さまざまな生物学的製剤やJAK阻害薬な... 2022年9月15日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、網膜剥離のリスクを上げるかもしれない アトピー性皮膚炎は、白内障のみならず網膜剥離のリスクを上げるかもしれない ■ アトピー性皮膚炎が白内障のリスクになることが報告されています。 ■ 一方、網膜剥離もアトピー性皮膚炎患者に高率に発症することが報告されています。 ■ 網膜は、眼球の一番奥にある光をうつすスクリーンに当たる細胞で、網膜がはがれる病気で、視力が... 2022年9月7日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナに罹患した後、動静脈血栓症のリスクは上がるか? 新型コロナに罹患後、長期間の凝固異常をきたすことが分かっている。 ■ 新型コロナに罹患したときの動静脈塞栓症のリスクに関して関心が高まっていると思います。 ■ 小児に対するデータというわけではありませんが、最近、 Lancet Infectious Diseases誌に新型コロナに罹患した症例における、静脈・動脈血栓症... 2022年9月5日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナで入院した児に、神経学的合併症はどれくらいあるか? 新型コロナで入院した児に、急性期の神経学的合併症はどれくらいあるか? ■ オミクロン株の流行にともない、熱性けいれんをおこした小児が受診されることが増えており、最近の研究結果でもそのことが裏付けられています。 感染小児、発熱・けいれん増=オミクロン株流行期を分析―成育医療研など ■ それだけでなく、脳症の報告も増えてい... 2022年9月4日 pedallergy2016