13歳以上のかゆみの強いアトピー性皮膚炎に対し、新規IL31抗体ネモリズマブが保険適用になりました。 ■ ネモリズマブは、かゆみを起こすサイトカインであるIL-31を抑制するモノクローナル抗体です。 ■ 2022年8月より、13歳以上の小児(+体重30kg以上)でも使用できるようになり、生物学的製剤が加わったことになり...
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極々微量のピーナッツが混入した食物を食べて症状を発現するリスクはどれくらいか? ■ 食物アレルギーのあるお子さんの保護者さんから、『工場のラインでの混入の可能性』に関して尋ねられることがよくあります。 ■ しかし、『どれくらいのリスクか』を答えることは簡単ではなく、負荷試験をせざるを得ない場合も少なからずあります。 ■...
血清TARC値は、アトピー性皮膚炎の重症度や診断に臨床上有用な検査。 ■ 血清TARC値は、アトピー性皮膚炎の重症度を推定するために、重要な検査となっています。 ■ しかし、低年齢であるほど数値が高くなる傾向があり、乳児ではそれ以上の年齢のアトピー性皮膚炎の子どもよりも高くなります。 ■ 現在使用されている生後6ヶ月児...
ピーナッツは豆類。 ■ ピーナッツは、ナッツという言葉がついていますが、生物の分類的には豆類です。 ■ そして、マメ目→マメ科→ラッカセイ属:ピーナッツ、マメ目→マメ科→大豆属:大豆、マメ目→マメ科→エンドウ豆属:エンドウマメと、生物学的に分類されます。 ■ しかし、ピーナッツアレルギーのある方でも、多くの場合、大豆や...
アトピーマーチの予防は、さまざまに試みられてきていますが確定的な方法はないのが現状です。 ■ アトピーマーチとは、おおくはアトピー性皮膚炎を起点として他のアレルギー疾患が行進曲(マーチ)のように現れてくる現象をさします(現在はそれだけではないことが指摘されていますが)。 ■ 最近、さまざまな生物学的製剤やJAK阻害薬な...
アトピー性皮膚炎は、白内障のみならず網膜剥離のリスクを上げるかもしれない ■ アトピー性皮膚炎が白内障のリスクになることが報告されています。 ■ 一方、網膜剥離もアトピー性皮膚炎患者に高率に発症することが報告されています。 ■ 網膜は、眼球の一番奥にある光をうつすスクリーンに当たる細胞で、網膜がはがれる病気で、視力が...
新型コロナに罹患後、長期間の凝固異常をきたすことが分かっている。 ■ 新型コロナに罹患したときの動静脈塞栓症のリスクに関して関心が高まっていると思います。 ■ 小児に対するデータというわけではありませんが、最近、 Lancet Infectious Diseases誌に新型コロナに罹患した症例における、静脈・動脈血栓症...
新型コロナで入院した児に、急性期の神経学的合併症はどれくらいあるか? ■ オミクロン株の流行にともない、熱性けいれんをおこした小児が受診されることが増えており、最近の研究結果でもそのことが裏付けられています。 感染小児、発熱・けいれん増=オミクロン株流行期を分析―成育医療研など ■ それだけでなく、脳症の報告も増えてい...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
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◇ NewsPickプロピッカー。
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◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
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