ピーナッツ蛋白質1.5mg(ピーナッツ100分の1粒弱)を摂取して、症状が出現するリスクはどれくらいか?

極々微量のピーナッツが混入した食物を食べて症状を発現するリスクはどれくらいか?

■ 食物アレルギーのあるお子さんの保護者さんから、『工場のラインでの混入の可能性』に関して尋ねられることがよくあります。

■ しかし、『どれくらいのリスクか』を答えることは簡単ではなく、負荷試験をせざるを得ない場合も少なからずあります。

■ そして最近、ピーナッツタンパク量1.5mg(=ピーナッツそのものとして6mg)で負荷試験をおこない、その陽性率をみた研究が報告されています。

■ 簡単に翻訳して共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

ピーナッツアレルギーのある小児381人に対し、5%の児が陽性症状をきたすと予想されるピーナッツタンパク質1.5mgの負荷試験を行い、結果を確認したところ、

 ✅ 245人(65%)は症状なく、67人(18%)が主観的な反応のみで、58人(15%)は、事前に決めた基準に達しない軽度・一過性の症状を示した。

 ✅ 8人(2.1%)のみ、客観的でピーナッツ負荷試験と関連の可能性のある症状を示した。

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