ピーナッツアレルギーのある児は、他の豆類にどれくらい感作されているか?

ピーナッツは豆類。

■ ピーナッツは、ナッツという言葉がついていますが、生物の分類的には豆類です。

■ そして、マメ目→マメ科→ラッカセイ属:ピーナッツ、マメ目→マメ科→大豆属:大豆、マメ目→マメ科→エンドウ豆属:エンドウマメと、生物学的に分類されます。

■ しかし、ピーナッツアレルギーのある方でも、多くの場合、大豆やその他の豆類を摂取できると考えられています。

■ 最近、フランスから、ピーナッツアレルギーのある子どもが他の豆類に対してどれくらい感作されているかをみた研究が報告されましたので共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

ピーナッツアレルギーが確認され、少なくとも1つの他の豆類の摂取歴または感作が記録されている1~17歳の小児に対し、豆類に対する感作の有病率と関連性を検討したところ、

 ✅ ピーナッツアレルギーが確認された195人の小児は、フェヌグリーク(66.3%)、レンズ豆(42.2%)、大豆(39.9%)、ルピナス(34.2%)に感作されていた。

 ✅感作された児122人のうち,少なくとも1つのマメ科植物に対するアレルギーが確認されたのは34人(27.9%)であり、うち6人は複数のマメ科植物に対するアレルギーがあった(4.9%)

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