感染症(予防接種) ワクチン未接種・過去の感染既往のないひとにとってのオミクロン株は、従来株と重症化率はかわらない 変異株ごとの新型コロナの重症化率に関し、デルタ株が重篤化しやすいことは明らかなものの、それ以外の株ごとの比較は背景因子が異なり容易ではない。 ■ オミクロン株が、従来よりも軽症化していることはイメージが広まっています。 ■ そして、とくに重症になりやすかったデルタ株より、軽症であることはいくつかの報告で示されています(... 2022年12月30日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) エビアレルギーと昆虫アレルギーは近いかもしれない 昆虫とエビは、アレルギー的には近い可能性がある。 ■ 昆虫食に関して、たまにネットニュースなどでも見かけるようになりました。 ■ その味わいに関しては、『エビに近い』という感想が多いように思います。 記者が話題の昆虫食に挑戦、体長2cmキイロスズメバチの素揚げ「サクッとした食感」「エビに近い味わい」 ■ 昆虫の養殖に向... 2022年12月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 米国において、1歳までに卵やピーナッツを離乳食に導入している保護者はどれくらいか? 卵やピーナッツを離乳食に早期導入することでこれらのアレルギーを予防するという考え方はひろく知られるようになった。 ■ 卵やピーナッツを離乳食に早期導入することでこれらのアレルギーを予防するという考え方はひろく知られるようになりました。 https://pediatric-allergy.com/2019/04/12/... 2022年12月18日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 子持ちししゃもアナフィラキシーの症例報告 ししゃもの卵アレルギーに関して尋ねられることは多いものの、研究結果には乏しい。 ■ ししゃもの卵の摂取の可否に関して尋ねられることがあります。 ■ 日本で食べられているししゃもは、本来のししゃもである『本ししゃも』ではなく、多くは『カペリン』という種類です。 ■ それはともかくとして、和文の報告ですが、子持ちししゃもの... 2022年12月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 新生児期からの保湿剤塗布によるアトピー性皮膚炎の発症予防には保湿乳液が有効かもしれない:システマティックレビュー&ネットワークメタアナリシス 新生児期からの保湿剤定期塗布は、アトピー性皮膚炎の発症を予防するか? ■ 新生児期からの保湿剤定期塗布がアトピー性皮膚炎の発症を予防するかどうかというテーマに関しては、否定的な報告が増え、もっとも最近のコクランシステマティックレビューでは、無効であると結論付けられています(Kelleher MM, Cro S, Cor... 2022年12月14日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ピーナッツを食べた人からのキスで、ピーナッツアレルギーを起こしうるか? 以前、広く知られるようになった、『ピーナッツアレルギーの方がキスで症状が誘発されて亡くなったという事件』は、ピーナッツによるものではなかったと結論付けられています。 ■ 昔、『重症ピーナッツアレルギーのあるひとが、恋人からキスをされたあと重篤なアナフィラキシーをおこして亡くなった』というニュースがありました。覚えていら... 2022年12月13日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ココナッツアレルギーの特徴は? ココナッツアレルギーは、ナッツ類アレルギーでは比較的レアなアレルギーです。 ■ 令和3年におこなわれた調査では、ココナッツアレルギーはナッツ類アレルギーのなかでは多くはなく、ナッツ類アレルギー819例中8例だったと報告されています。 令和3年度食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書 ■ そのような背... 2022年12月6日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 子どもでも、気管支拡張薬の吸入薬の使用量が増えると、入院率などのリスクが増加するかもしれない 短時間作動性気管支拡張薬(SABA)の使いすぎは、喘息死亡率を上げる可能性がある。 ■ 気管支喘息が『気道の慢性炎症』が基礎にあることが判明して以降、吸入ステロイド薬の普及がすすんで死亡率が大きく下がりました。 ■ それ以前では、短時間作用型気管支拡張薬(SABA)の濫用により、死亡率がむしろ高まったことが背景にあり、... 2022年12月4日 pedallergy2016