卵やピーナッツを離乳食に早期導入することでこれらのアレルギーを予防するという考え方はひろく知られるようになった。
■ 卵やピーナッツを離乳食に早期導入することでこれらのアレルギーを予防するという考え方はひろく知られるようになりました。
■ 現状、日本では、ピーナッツに関しては積極的とはいえません。
■ ここは、ピーナッツを粒で摂取すると気道に入った場合にリスクが高く、それに代わる食品(たとえばスムースタイプのピーナッツバターなど)が十分に認知されにくいという点もあるでしょう。
■ しかし、ピーナッツに関し、1歳未満での導入率がオーストラリアでは90%近くまで達したという報告もあります。
■ では、米国ではどうでしょうか?
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
2021年に、米国の人口ベースサンプル3062人の保護者(児が生後7か月~3.5歳)を対象に調査を実施したところ、
✅ピーナッツと卵は、生後7か月までに17.2%と15.5%の養育者が、1歳までには58.8%と66.4%の養育者がそれぞれ導入していた。
✅7か月以前のピーナッツと卵の導入は、1歳以前の他のアレルゲン食品の導入の増加と有意に関連していた(p=<0.001;ピーナッツ、p=<0.001;卵)。