食物アレルギー(治療) 加熱ピーナッツによる経口免疫療法? 少量でもリスクのあるピーナッツアレルギーに対する経口免疫療法、新しい方法? ■ ピーナッツアレルギーは、日本でも食物アレルギー頻度の5位となっており、重要なアレルゲンとなっています。 木の実アレルギーの増えている陰で、決して無視できないもので、特定原材料となっています。 ■ 特に、ピーナッツの少量で症状がある患者のリス... 2024年5月31日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) オマリズマブ(商品名ゾレア)は、食物アレルギーの治療成績を改善させる 食物アレルギーの治療に、オマリズマブが有効? ■ 食物アレルギーは、世界的にも増えているアレルギー疾患で、生活の質を低下させますし、リスクもあります。 ■ 基本的には、食物除去や誤食時の緊急対応が治療方法になります。 ■ しかし最近、アメリカ食品医薬品局(FDA)によってピーナッツアレルギーのための経口免疫療法が承認さ... 2024年5月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) くるみアレルギーの経口免疫療法の3例報告 増加しているクルミアレルギー。経口免疫療法は可能? ■ クルミは、日本でも食物アレルギーとして多くなっている木の実類の一つです。 ■ いまだに標準療法とは言えませんが、鶏卵、牛乳、小麦、ピーナッツなどの経口免疫療法に関する報告が増えてきました。 ■ では、クルミに対しての経口免疫療法は可能なのでしょうか? ■ 最近、日... 2024年5月20日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 日本の生後6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎に対するデュピルマブ(デュピクセント)の効果と安全性は? アトピー性皮膚炎治療の新しい選択肢、デュピルマブとは。 今回は『ほむほむ先生』と研究医『B先生』の会話形式にしてみてみました。感想などをいただければ助かります😌 ほむほむ先生: さて、B先生、今日はアトピー性皮膚炎の治療、デュピルマブに関する論文を読んでみましょう。アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症性皮膚疾患で、特に乳幼... 2024年5月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬は、アレルギー反応や皮膚バリア機能を示すTh2・Th22細胞の反応性を低下させる アトピー性皮膚炎の治療薬、内服JAK阻害薬の効果。 ■ アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症を起こす皮膚の病気で、皮膚バリア機能障害やヘルパーT2(Th2)・Th22による炎症が特徴となります。 ■ 経口JAK阻害薬アブロシチニブ(商品名サイバインコ)は、中等症以上のアトピー性皮膚炎の治療薬として、日本でも12歳以上で承認... 2024年5月17日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) スウェーデンにおける新生児乳児食物蛋白胃腸症は、いつ頃改善したか? 原因となる食物を食べてから繰り返し吐く『新生児乳児食物蛋白胃腸症』、いつ頃改善する? ■ 新生児乳児食物蛋白胃腸症は、海外で提案される食物タンパク質誘発性腸炎症候群 (FPIES)と完全に同義とはいえませんが、IgE抗体が関係しない食物アレルギーです。 ■ 主に乳児から幼児において、原因食物を食べた後1~4時間以内に、... 2024年5月16日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 生後5日以内の母親の鶏卵摂取は、子どもの鶏卵アレルギーの発症を予防するか? 生後早期の母親の卵摂取で卵アレルギーを予防できる?できない? ■ 鶏卵アレルギーは、日本人の食物アレルギーのなかでも最も多い原因食物です。 ■ 鶏卵アレルギーを予防するために、『早めに離乳食に導入する』という方法は、ひろく普及し始めており、実際に効果を上げ始めているのではないかという報告もあります。 ■ しかし、鶏卵に... 2024年5月15日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 内服JAK阻害薬からデュピルマブに変更した際には、一時的な悪化に注意が必要かもしれない 小児の重症アトピー性皮膚炎の治療に、より適切に内服薬や注射薬が使えるように。 ■ 小児にも、アトピー性皮膚炎に対するさまざまな全身治療薬が使用できるようになりました。 ■ 外用薬で改善が見込めないほどの重症の患者さんへの治療にも道が開かれ、増えた治療手段をどのように使い分けるか、もしくは切り替えていくかが重要になってき... 2024年5月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アレルギー疾患は、貧血のリスクを上げる? アレルギー疾患は、貧血など他の病気とも関連している? ■ 貧血は小児でよく経験される病態です。 ■ そして、他の病態、たとえば精神発達、運動などへも影響することも知られています。 ■ 泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)や、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)にも影響します。 ■ 一方、アトピー性皮膚炎、アレルギー... 2024年5月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 大豆アレルギーにおけるGly m4特異的IgE抗体価でバラ科果物アレルギーを予測できる 花粉アレルギーがあると、関連食物でアレルギー反応が出るというPFAS。その鑑別はどうするか? ■ 花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)は、花粉アレルゲンに感作されると起こる食物アレルギーのことです。 ■ PFASの世界的な有病率は10%~35%と推定されているようです。 ■ 一般的には、生の果物による皮膚検査がおこな... 2024年5月3日 pedallergy2016