アトピー性皮膚炎における新規バイオマーカーであるSCCA2。 ■ アトピー性皮膚炎は潜在的な炎症も治療対象になるため、バイオマーカーの探索はとても重要です。 ■ 現在、保険適用され使用されている『血清TARC』もとても重要ですが、年齢が低いほど自然に高くなってしまうという特性もあり、留意しながら使用する必要性があります...
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アトピー性皮膚炎に対する保湿剤は、エモリエントか?モイスチャライザーか? ■ アトピー性皮膚炎に対する”保湿剤”に関して、安価なワセリン(エモリエント)を使う場合も多いですが、個人的には保湿成分が含まれたモイスチャライザーを使うことが多いです。 ■ 実際、成人に関しては保湿成分を含んだほうが寛解維持率が高いという報告も...
ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)が注目されてきています。 ■ ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)は、アトピー性皮膚炎に対する、新規のステロイドでない外用薬です。 ■ 米国においては2歳以上に承認されるに至っています(日本ではまだ使用できません)。 ■ 今回、...
アトピー性皮膚炎治療に関する入浴回数が議論されることは多いです。 ■ アトピー性皮膚炎に対し、入浴回数が議論されやすいことはこれまでもブログでお話してきました。 ■ そして、web記事や医学雑誌ても記事をまとめて発表してきて、4/23に発売予定の本の中でもエビデンスを絡めて詳しく書きました。 ■ そしてこのテーマに関し...
医療現場では個人防護具(マスクやガウンなど)が不足しており、再利用せざるを得ない状況に陥っています。 ■ COVID-19は、エアロゾルを介して感染が成立する可能性があります。 論文から引用。 ■ しかしCOVID-19の流行が現実のものとなってきた今、医療現場では個人防護具(マスクやガウンなど)があきらかに不足し...
食物経口負荷試験の目的が多様化している。 ■ いわゆるコロナ禍の準夜救急中です。フェイスシールド標準装備になりました。 ■ さて、食物経口負荷試験(実際にたべてみてどうなるかをみる検査)は、食物アレルギーの確定診断に重要な検査です。 ■ 以前は、『診断のための検査』がメインだったのですが、最近は、たとえば経口免疫療法...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し、行動変容が求められています。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は現在(2020/4/12)、大きな流行になるかどうかの瀬戸際にあるといえます。 ■ 行動変容(いままでの行動を変える)が求められていますが、そんな中で『今シーズンはインフルエンザの流行が少...
アトピー性皮膚炎は、皮膚感染症以外の感染症を起こしうる。 ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚の感染症を増やすことははっきりしています。 ■ 皮膚の疾患であるアトピー性皮膚炎が、皮膚の感染症を増やす可能性があることは十分考えられると思います。 ■ しかし一方で、アトピー性皮膚炎が皮膚以外の感染症のリスクを上げるという報告もあり...
TVゲームは、運動不足→肥満の原因になるでしょうか? ■ 最近、Twitterで話題になっているSwitchのゲームで、『リングフィットアドベンチャー』というタイトルがあるそうです(今、めちゃくちゃ高価になっているので購入はおすすめしませんが…)。 ■ 外出の自粛が推奨されているため、運動を主眼においたゲームが人気にな...
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、定量噴霧式の吸入が勧められています。 ■ 日本では、喘息発作の場合に救急外来における吸入方法はネブライザーを使用することが多いです。 ■ しかし、定量噴霧式吸入器(ボタンを押すとプシュッと薬剤が噴霧される、あれです)を、スペーサー(間に挟む補助具です)によって吸入しても同様の効果が...
アトピー性皮膚炎は、喘息の発症リスクになる。 ■ アトピー性皮膚炎は、『経皮感作』を通して感作のリスクになり、さらにはその他のアレルギー疾患の発症リスクになります。 ■ そのため、『皮膚』がアレルギー疾患予防のターゲットとして注目されています。 ■ そして最近、アトピー性皮膚炎がある患者さんには喘息も併発している可能性...
乾燥肌に対し、保湿剤は有効です。そのことを確認したランダム化比較試験。 ■ アトピー性皮膚炎に対する治療において、スキンケアは大きな役割を持ちます。 ■ 保湿剤は、アトピー性皮膚炎の再度の悪化を防ぎ、ステロイド外用薬の使用量も減らすことが報告されています。 ■ そこで今回は、中等症以上の乾燥肌に対し、モイスチャライザー...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、入院率と死亡率はどれくらいと推定できるか? ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、今後、日本でも大きく増えることが懸念されています。 ■ 日々、著名人の感染がTV報道されていますが、現実として感染が広まってきた場合に重要なのは著名人のリスクではもちろんあ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
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