アトピー性皮膚炎(診断) アトピー性皮膚炎の新規バイオマーカーSCCA2は、他のバイオマーカーより有用かもしれない アトピー性皮膚炎における新規バイオマーカーであるSCCA2。 ■ アトピー性皮膚炎は潜在的な炎症も治療対象になるため、バイオマーカーの探索はとても重要です。 ■ 現在、保険適用され使用されている『血清TARC』もとても重要ですが、年齢が低いほど自然に高くなってしまうという特性もあり、留意しながら使用する必要性があります... 2020年4月30日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎の乾燥肌に対する保湿剤は、保湿成分が入っている方が効果的である アトピー性皮膚炎に対する保湿剤は、エモリエントか?モイスチャライザーか? ■ アトピー性皮膚炎に対する”保湿剤”に関して、安価なワセリン(エモリエント)を使う場合も多いですが、個人的には保湿成分が含まれたモイスチャライザーを使うことが多いです。 ■ 実際、成人に関しては保湿成分を含んだほうが寛解維持率が高いという報告も... 2020年4月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) ホスホジエステラーゼ4阻害薬crisaborole(商品名Eucrisa)軟膏は、2歳未満でも使用できるか? ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)が注目されてきています。 ■ ホスホジエステラーゼ4阻害薬外用薬(crisaborole軟膏)は、アトピー性皮膚炎に対する、新規のステロイドでない外用薬です。 ■ 米国においては2歳以上に承認されるに至っています(日本ではまだ使用できません)。 ■ 今回、... 2020年4月23日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 中等症以上のアトピー性皮膚炎の初期治療は、頻回入浴の方が改善しやすい アトピー性皮膚炎治療に関する入浴回数が議論されることは多いです。 ■ アトピー性皮膚炎に対し、入浴回数が議論されやすいことはこれまでもブログでお話してきました。 ■ そして、web記事や医学雑誌ても記事をまとめて発表してきて、4/23に発売予定の本の中でもエビデンスを絡めて詳しく書きました。 ■ そしてこのテーマに関し... 2020年4月21日 pedallergy2016
感染症(治療) N95マスクの再利用方法は、どんな方法が良いか? 医療現場では個人防護具(マスクやガウンなど)が不足しており、再利用せざるを得ない状況に陥っています。 ■ COVID-19は、エアロゾルを介して感染が成立する可能性があります。 論文から引用。 ■ しかしCOVID-19の流行が現実のものとなってきた今、医療現場では個人防護具(マスクやガウンなど)があきらかに不足し... 2020年4月18日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 日本における、食物経口負荷試験の結果は? 食物経口負荷試験の目的が多様化している。 ■ いわゆるコロナ禍の準夜救急中です。フェイスシールド標準装備になりました。 ■ さて、食物経口負荷試験(実際にたべてみてどうなるかをみる検査)は、食物アレルギーの確定診断に重要な検査です。 ■ 以前は、『診断のための検査』がメインだったのですが、最近は、たとえば経口免疫療法... 2020年4月16日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 新型コロナウイルス感染に対する行動変容が、インフルエンザウイルスの流行を抑えたかもしれない 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し、行動変容が求められています。 ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は現在(2020/4/12)、大きな流行になるかどうかの瀬戸際にあるといえます。 ■ 行動変容(いままでの行動を変える)が求められていますが、そんな中で『今シーズンはインフルエンザの流行が少... 2020年4月12日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、皮膚以外の感染症のリスクを上げるかもしれない アトピー性皮膚炎は、皮膚感染症以外の感染症を起こしうる。 ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚の感染症を増やすことははっきりしています。 ■ 皮膚の疾患であるアトピー性皮膚炎が、皮膚の感染症を増やす可能性があることは十分考えられると思います。 ■ しかし一方で、アトピー性皮膚炎が皮膚以外の感染症のリスクを上げるという報告もあり... 2020年4月9日 pedallergy2016
小児科(総合) TVゲームは、肥満の原因になるか? TVゲームは、運動不足→肥満の原因になるでしょうか? ■ 最近、Twitterで話題になっているSwitchのゲームで、『リングフィットアドベンチャー』というタイトルがあるそうです(今、めちゃくちゃ高価になっているので購入はおすすめしませんが…)。 ■ 外出の自粛が推奨されているため、運動を主眼においたゲームが人気にな... 2020年4月8日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 喘息発作に関し、スペーサーによる定量噴霧式吸入はネブライザー吸入に劣らない 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、定量噴霧式の吸入が勧められています。 ■ 日本では、喘息発作の場合に救急外来における吸入方法はネブライザーを使用することが多いです。 ■ しかし、定量噴霧式吸入器(ボタンを押すとプシュッと薬剤が噴霧される、あれです)を、スペーサー(間に挟む補助具です)によって吸入しても同様の効果が... 2020年4月7日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) アトピー性皮膚炎があると、喘息の有病率が3倍になる アトピー性皮膚炎は、喘息の発症リスクになる。 ■ アトピー性皮膚炎は、『経皮感作』を通して感作のリスクになり、さらにはその他のアレルギー疾患の発症リスクになります。 ■ そのため、『皮膚』がアレルギー疾患予防のターゲットとして注目されています。 ■ そして最近、アトピー性皮膚炎がある患者さんには喘息も併発している可能性... 2020年4月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 乾燥肌に保湿剤(モイスチャライザー)を1日2回使用すると、2週間で症状も生活の質も改善する 乾燥肌に対し、保湿剤は有効です。そのことを確認したランダム化比較試験。 ■ アトピー性皮膚炎に対する治療において、スキンケアは大きな役割を持ちます。 ■ 保湿剤は、アトピー性皮膚炎の再度の悪化を防ぎ、ステロイド外用薬の使用量も減らすことが報告されています。 ■ そこで今回は、中等症以上の乾燥肌に対し、モイスチャライザー... 2020年4月4日 pedallergy2016
感染症(予後) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、年齢ごとの入院率・死亡率はどれくらいか? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、入院率と死亡率はどれくらいと推定できるか? ■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、今後、日本でも大きく増えることが懸念されています。 ■ 日々、著名人の感染がTV報道されていますが、現実として感染が広まってきた場合に重要なのは著名人のリスクではもちろんあ... 2020年4月1日 pedallergy2016